蓮沼 立呑処「勘藏」第12回
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第555回 2014年4月17日(木) 【地域別】 【時間順】 【がっかり集】
蓮沼 立呑処「勘藏」 第12回
~ 「ボチボチ、こんな感じでやっておりますよ」 ~

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今日はずいぶんたくさん歩いた。
川崎市内を歩き回ったのである。どこかの居酒屋さんに入って落ち着きたいと思った。いろいろと探し回る。
しかし、どこにも入る気持ちになれず多摩川を渡った。
しかも、今回は第555回である。それなりに気に入った酒場に入りたいと思う。
そして、思い出したのは、こちらのお店であった。JR線蒲田駅前から池上線の蓮沼駅方面に歩いた場所にある立ち飲み「勘蔵」さんだ。
以前はよく通った。最近も何度も何度もお店の前を通った。しかし、その度に店内はお客さんでいっぱいの様子だった。
久しぶりである。蒲田駅から歩いて、お店の前に行ってみる。店内をのぞいてみると、どなたもお客さんがいない。
本当に珍しいのである。木曜日の午後9時であった。
「お久しぶりです」と入ってゆく。
「お久しぶりです、ボチボチ、こんな感じでやっておりますよ」とマスターの関さん。
御元気そうで、前よりちょっとふくよかになられたかもしれない。
さて、飲み物である。目の前に小さな器が出させる。お金を入れる為だ。まずは千円札1枚を入れる。
飲み物やつまみを持ってきた時、関さんがその器からお金を持ってゆかれ、釣り銭を戻してくれるのだ。
「ホッピーセットお願いします」
「白ですか?、黒ですか?」
「黒でお願いします・・・あっ、氷無しで・・・」
ホッピーセット(500円)は、冷やしたジョッキ、ビアタンブラーに半分以上入った焼酎、そして、冷えた黒ホッピー業務用瓶1本のセットである。美味しくホッピーをいただく。
最初のツマミは魚肉ソーセージ(150円)を炒めていただく。
ホッピーで魚肉ソーセージを美味しくいただく。
私は店内写真を撮影することは、ほとんどまったくない。理由は、他のお客さんに迷惑がかかるからである。
いつも混雑する「勘蔵」さんである。どなたもいらっしゃらないのは珍しいので、マスターの関さんに、了解をとって撮影させてもらった。
「どうぞ、どんどん撮っちゃってください」と関さん。


どなたもいないので、関さんとお話をすることが出来た。
過去の様々なイベントの話をする。今年2014年も7月7日の七夕の日には、「流し素麺」を企画されているとのこと。その前に、5月5日のこどもの日に「端午の節句のイベント」も企画中であるそうだ。
今年の2月にブログ「居酒屋礼賛」の浜田さんと野毛のホッピー仙人のマスターと、そのお仲間たちが来店された時の話をすると、関さんは8名という人数のことも含め、よく覚えておられた。
「女性の方が一人いて、予約もしてくださって、全体をしきってくださったのでとても助かりました」とのこと。その時のことは、ブログ「居酒屋礼賛」のこちらの記事になっている。
ふと、壁を見ると、新しいメニューがあった。「めんたいまよシリーズ全部のせ」(200円)である。
内容は、めんたいマヨ+チーズ2枚+ゆでたまご+クラッカーである。関さんの了解を得て撮影した写真はこちら。

「これで200円は安いですよね」
「ヒット作です」
「そうでしょう」
「まあ、元々の50円メニューを4点一緒にしただけです」
「でも、それぞれ、お酒を飲んだ時に欲しくなるものですよね」
2杯目はジャワティー割り(300円)である。
「新玉ねぎの天ぷら」もお試しで出していただいた。美味しい。
常連の女性の方が二人入ってこられた。やりとりを見ていると、関さんのお客さんへの優しさが伝わってくる。
さらに、男性の方も入ってこられた。
皆さんが頼むのは、サワーセット(500円)や生ビールセット(600円)である。
それぞれ、飲み物以外に2品つまみを選べてセット価格になる。お得である。
そして、次の飲み物を選ぶことにした。

「関さん、すいません、このケチレモンサワーって何ですか?」と聞いてみる。
「どうしてだと思います?」と関さん。
常連の女性たちがそのやりとりを聞いて、すぐに当ててしまうのだった。
ゆえに、3杯目はケチレモンサワー(300円)。
実は、レモンの薄いものが2枚入っているそうなのである。面白い。
時折、「大丈夫ですよ~」と、関さんが何度もおっしゃる。関さんは本当に優しい。
「すいません、そろそろ帰ります」
「ありがとうございました」
「また、来ます」
「いつも、御一緒のお友達の女性はお元気ですか?」
「ああ、お友達ではなくて、カミさんなんです」
「そうだったんですかあ」
「また、一緒に来ます、ごちそうさま」
「えんえんと、こんな感じで頑張ります~」とマスター関さん。
午後9時から9時45分まで、45分ほどの滞在。
合計を頭の中でしてみると1450円。器の中に残った500円玉と50円玉を1つづつ持って外に出る。
思えば、足かけ7年のお付き合いであり、紹介するのは今回で12回目である。
私としては本当に珍しいケースだ。
心やすらかになり、また歩き始める。
過去の記事は下記の通り。
立呑処「勘蔵」に関する過去の紹介記事
第11回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第491回 2012年9月13日(木)
第10回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第394回 2011年1月29日(土)
第9回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第361回 2010年8月7日(土)
第8回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第300回 2010年1月1日(木)
第7回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第288回 2009年11月24日(火)
第6回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第268回 2009年10月12日(月)
第5回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第243回 2009年8月8日(土)
第4回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第221回 2009年5月30日(土)
第3回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第191回 2009年3月15日(日)
第2回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第166回 2009年1月1日(木)
第1回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第156回 2008年11月8日(土)

蓮沼 立呑処「勘蔵」
住所 東京都大田区西蒲田7-9-5
電話 ?
定休日 年中無休
営業時間 16:00~26:00
交通 東急池上線蓮沼駅下車徒歩5分。JR蒲田駅下車徒歩3分。
公式ブログ http://kannzou.blog.fc2.com/
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
実力派俳優になりたい方はこちらを是非ごらんください→ 守輪咲良のSAKURA ACTING PLACE
居酒屋探偵DAITENの生活 第555回 2014年4月17日(木) 【地域別】 【時間順】 【がっかり集】
蓮沼 立呑処「勘藏」 第12回
~ 「ボチボチ、こんな感じでやっておりますよ」 ~




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今日はずいぶんたくさん歩いた。
川崎市内を歩き回ったのである。どこかの居酒屋さんに入って落ち着きたいと思った。いろいろと探し回る。
しかし、どこにも入る気持ちになれず多摩川を渡った。
しかも、今回は第555回である。それなりに気に入った酒場に入りたいと思う。
そして、思い出したのは、こちらのお店であった。JR線蒲田駅前から池上線の蓮沼駅方面に歩いた場所にある立ち飲み「勘蔵」さんだ。
以前はよく通った。最近も何度も何度もお店の前を通った。しかし、その度に店内はお客さんでいっぱいの様子だった。
久しぶりである。蒲田駅から歩いて、お店の前に行ってみる。店内をのぞいてみると、どなたもお客さんがいない。
本当に珍しいのである。木曜日の午後9時であった。
「お久しぶりです」と入ってゆく。
「お久しぶりです、ボチボチ、こんな感じでやっておりますよ」とマスターの関さん。
御元気そうで、前よりちょっとふくよかになられたかもしれない。
さて、飲み物である。目の前に小さな器が出させる。お金を入れる為だ。まずは千円札1枚を入れる。
飲み物やつまみを持ってきた時、関さんがその器からお金を持ってゆかれ、釣り銭を戻してくれるのだ。
「ホッピーセットお願いします」
「白ですか?、黒ですか?」
「黒でお願いします・・・あっ、氷無しで・・・」
ホッピーセット(500円)は、冷やしたジョッキ、ビアタンブラーに半分以上入った焼酎、そして、冷えた黒ホッピー業務用瓶1本のセットである。美味しくホッピーをいただく。
最初のツマミは魚肉ソーセージ(150円)を炒めていただく。
ホッピーで魚肉ソーセージを美味しくいただく。
私は店内写真を撮影することは、ほとんどまったくない。理由は、他のお客さんに迷惑がかかるからである。
いつも混雑する「勘蔵」さんである。どなたもいらっしゃらないのは珍しいので、マスターの関さんに、了解をとって撮影させてもらった。
「どうぞ、どんどん撮っちゃってください」と関さん。


どなたもいないので、関さんとお話をすることが出来た。
過去の様々なイベントの話をする。今年2014年も7月7日の七夕の日には、「流し素麺」を企画されているとのこと。その前に、5月5日のこどもの日に「端午の節句のイベント」も企画中であるそうだ。
今年の2月にブログ「居酒屋礼賛」の浜田さんと野毛のホッピー仙人のマスターと、そのお仲間たちが来店された時の話をすると、関さんは8名という人数のことも含め、よく覚えておられた。
「女性の方が一人いて、予約もしてくださって、全体をしきってくださったのでとても助かりました」とのこと。その時のことは、ブログ「居酒屋礼賛」のこちらの記事になっている。
ふと、壁を見ると、新しいメニューがあった。「めんたいまよシリーズ全部のせ」(200円)である。
内容は、めんたいマヨ+チーズ2枚+ゆでたまご+クラッカーである。関さんの了解を得て撮影した写真はこちら。

「これで200円は安いですよね」
「ヒット作です」
「そうでしょう」
「まあ、元々の50円メニューを4点一緒にしただけです」
「でも、それぞれ、お酒を飲んだ時に欲しくなるものですよね」
2杯目はジャワティー割り(300円)である。
「新玉ねぎの天ぷら」もお試しで出していただいた。美味しい。
常連の女性の方が二人入ってこられた。やりとりを見ていると、関さんのお客さんへの優しさが伝わってくる。
さらに、男性の方も入ってこられた。
皆さんが頼むのは、サワーセット(500円)や生ビールセット(600円)である。
それぞれ、飲み物以外に2品つまみを選べてセット価格になる。お得である。
そして、次の飲み物を選ぶことにした。

「関さん、すいません、このケチレモンサワーって何ですか?」と聞いてみる。
「どうしてだと思います?」と関さん。
常連の女性たちがそのやりとりを聞いて、すぐに当ててしまうのだった。
ゆえに、3杯目はケチレモンサワー(300円)。
実は、レモンの薄いものが2枚入っているそうなのである。面白い。
時折、「大丈夫ですよ~」と、関さんが何度もおっしゃる。関さんは本当に優しい。
「すいません、そろそろ帰ります」
「ありがとうございました」
「また、来ます」
「いつも、御一緒のお友達の女性はお元気ですか?」
「ああ、お友達ではなくて、カミさんなんです」
「そうだったんですかあ」
「また、一緒に来ます、ごちそうさま」
「えんえんと、こんな感じで頑張ります~」とマスター関さん。
午後9時から9時45分まで、45分ほどの滞在。
合計を頭の中でしてみると1450円。器の中に残った500円玉と50円玉を1つづつ持って外に出る。
思えば、足かけ7年のお付き合いであり、紹介するのは今回で12回目である。
私としては本当に珍しいケースだ。
心やすらかになり、また歩き始める。
過去の記事は下記の通り。
立呑処「勘蔵」に関する過去の紹介記事
第11回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第491回 2012年9月13日(木)
第10回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第394回 2011年1月29日(土)
第9回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第361回 2010年8月7日(土)
第8回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第300回 2010年1月1日(木)
第7回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第288回 2009年11月24日(火)
第6回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第268回 2009年10月12日(月)
第5回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第243回 2009年8月8日(土)
第4回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第221回 2009年5月30日(土)
第3回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第191回 2009年3月15日(日)
第2回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第166回 2009年1月1日(木)
第1回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第156回 2008年11月8日(土)

蓮沼 立呑処「勘蔵」
住所 東京都大田区西蒲田7-9-5
電話 ?
定休日 年中無休
営業時間 16:00~26:00
交通 東急池上線蓮沼駅下車徒歩5分。JR蒲田駅下車徒歩3分。
公式ブログ http://kannzou.blog.fc2.com/
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
実力派俳優になりたい方はこちらを是非ごらんください→ 守輪咲良のSAKURA ACTING PLACE