雪谷大塚 居酒屋「ChieZou」
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第561回 2014年6月22日(日) 【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】
雪谷大塚 居酒屋「ChieZou」
~ 自由通りの終りにて ~

日曜日の夕暮時である。
かなり前から馴染みにさせてもらっているお店に、久しぶりに顔を出してみることにした。
池上線の雪谷大塚駅改札口を出て右手へ、中原街道側の階段を降り、中原街道を多摩川方面へ向かって歩くと、すぐにT字路がある。
世田谷区の上馬3丁目を起点とし自由が丘・奥沢を経由する東京都道426号上馬奥沢線(通称自由通り)が中原街道に至り、このT字路で終点となる。
このT字路の信号を駅側から渡って、自由通りに少し入ると、次の十字路の向側左手に見えてくるのが今日のお店、居酒屋「ChieZou」である。自由通り沿い最後の酒場というわけだ。

表に掲げられた木彫りの「ChieZou」と書かれた看板がまず目に入る。
入口を開けて中へ。左手のカウンターは四人掛。その中は通常よりも広めにとった調理場である。左手の焼き台も大きめの仕様。調理場の中でマスターが笑顔で迎えてくれる。他にお客さんはいらっしゃらない。
マスターが私のボトルを探してくれた。でも、前に来た時に全部呑んでしまったように記憶している。
まずは、単品の飲物を選んだ。ウーロンハイ(400円)である。
正面の高い位置にかかげられたホワイトボードメニューからタコブツ(400円)を選ぶ。
「居酒屋探偵」などやっていると、一般的にいう毎日のようにやってくる「常連」にはなかなかなれない。次の来店まで間が空いてしまうのに、ボトルを頼んでお店の棚をずっと借りたままにしてしまうのが心苦しく躊躇してしまうのである。
「今日は、まだ常連の方は来ていらっしゃらないんですか?」
「もう、早めに一組来て、今帰られたところなんです」
先日ひょんなところで偶然にお会いした時のこと、それぞれの近況など二人でしずかにお話をする。
カウンター席の背後の壁は全面鏡となっており、そこに四人掛けテーブルが二つある。
さらに、二階席もある。一階奥左手から階段を上がると板の間になっていて、そこから靴を脱いで上がる座敷席がある。そこは、天井を抜いてあり、山小屋のような広い空間になっているのだ。時折、仕事の打ち合わせやちょっとした会合で、この二階席を何度か貸し切りで使わせてもらったことがある。お任せでお願いすれば、マスターがその場で考えて、いろいろな料理を二階まで持ってきてくださるのだ。ただし、マスターはお一人なので、我々仲間は出来るだけ自分たちで運ぶようにしている。
マスターと話しているうちに、腰が落ち着いてしまい、やはり、てげてげ芋焼酎ボトルル(2700円)を入れてしまった。
「最初からそうすれば良いのに・・・」と思われるかもしれないが、優柔不断な私にとっては日常である。
グラスに焼酎瓶と氷入れとウーロン茶が置かれ、それを少しずつ入れながら呑む。自分で勝手にさせてもらえるこの飲み方がとても助かる。
タコブツもいただいてしまったので、2品目としてとりささみパン粉焼き(350円)を頼んだ。
「油の中に入れて揚げないんで、油を気にする人には良いんですよ」とマスター。
丁寧に作られ、出てきたのは、完全にチキンカツに見えるパン粉焼きであった。これに軽くソースをかけていただくのだ。
チキンカツ好きなのに、最近は出来る限り、揚げ物をやめている私としては助かるメニューである。
美味しくいただいた。
そこへ、差し入れの食材を渡すだけの為に寄られた方がいた。こちらのお店ではよく見る光景だ。マスターの人徳である。
文筆に力を入れなければと思いながら、ままならない、でも、忙しいことは理由にならないのだ。
こちらのマスターと二人で話していると心が落ち着く。
マスターにずいぶんと励まされた。そして、良いヒントをいただいた。自分のするべきことがはっきりしたのだ。
常連の方々が一人、そして、二人とやって来られる。
午後6時から7時半まで1時間半ほどの滞在。お勘定はボトルを入れて4000円ちょうどである。
今日もマスターが外まで送ってくださる。マスターはいつも変わらない。
因みに、マスターのお名前はChieZouさんではない。
店内の様子が解る写真はこちらのブログにあり。
雪谷大塚 居酒屋「ChieZou」
住所 東京都大田区雪が谷大塚町19-7
電話 03-6425-8668
定休日 不定休
営業時間 18:00~
交通 東急池上線雪が谷大塚駅下車徒歩3分。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
実力派俳優になりたい方はこちらを是非ごらんください→ 守輪咲良のSAKURA ACTING PLACE
居酒屋探偵DAITENの生活 第561回 2014年6月22日(日) 【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】
雪谷大塚 居酒屋「ChieZou」
~ 自由通りの終りにて ~

日曜日の夕暮時である。
かなり前から馴染みにさせてもらっているお店に、久しぶりに顔を出してみることにした。
池上線の雪谷大塚駅改札口を出て右手へ、中原街道側の階段を降り、中原街道を多摩川方面へ向かって歩くと、すぐにT字路がある。
世田谷区の上馬3丁目を起点とし自由が丘・奥沢を経由する東京都道426号上馬奥沢線(通称自由通り)が中原街道に至り、このT字路で終点となる。
このT字路の信号を駅側から渡って、自由通りに少し入ると、次の十字路の向側左手に見えてくるのが今日のお店、居酒屋「ChieZou」である。自由通り沿い最後の酒場というわけだ。

表に掲げられた木彫りの「ChieZou」と書かれた看板がまず目に入る。
入口を開けて中へ。左手のカウンターは四人掛。その中は通常よりも広めにとった調理場である。左手の焼き台も大きめの仕様。調理場の中でマスターが笑顔で迎えてくれる。他にお客さんはいらっしゃらない。
マスターが私のボトルを探してくれた。でも、前に来た時に全部呑んでしまったように記憶している。
まずは、単品の飲物を選んだ。ウーロンハイ(400円)である。
正面の高い位置にかかげられたホワイトボードメニューからタコブツ(400円)を選ぶ。
「居酒屋探偵」などやっていると、一般的にいう毎日のようにやってくる「常連」にはなかなかなれない。次の来店まで間が空いてしまうのに、ボトルを頼んでお店の棚をずっと借りたままにしてしまうのが心苦しく躊躇してしまうのである。
「今日は、まだ常連の方は来ていらっしゃらないんですか?」
「もう、早めに一組来て、今帰られたところなんです」
先日ひょんなところで偶然にお会いした時のこと、それぞれの近況など二人でしずかにお話をする。
カウンター席の背後の壁は全面鏡となっており、そこに四人掛けテーブルが二つある。
さらに、二階席もある。一階奥左手から階段を上がると板の間になっていて、そこから靴を脱いで上がる座敷席がある。そこは、天井を抜いてあり、山小屋のような広い空間になっているのだ。時折、仕事の打ち合わせやちょっとした会合で、この二階席を何度か貸し切りで使わせてもらったことがある。お任せでお願いすれば、マスターがその場で考えて、いろいろな料理を二階まで持ってきてくださるのだ。ただし、マスターはお一人なので、我々仲間は出来るだけ自分たちで運ぶようにしている。
マスターと話しているうちに、腰が落ち着いてしまい、やはり、てげてげ芋焼酎ボトルル(2700円)を入れてしまった。
「最初からそうすれば良いのに・・・」と思われるかもしれないが、優柔不断な私にとっては日常である。
グラスに焼酎瓶と氷入れとウーロン茶が置かれ、それを少しずつ入れながら呑む。自分で勝手にさせてもらえるこの飲み方がとても助かる。
タコブツもいただいてしまったので、2品目としてとりささみパン粉焼き(350円)を頼んだ。
「油の中に入れて揚げないんで、油を気にする人には良いんですよ」とマスター。
丁寧に作られ、出てきたのは、完全にチキンカツに見えるパン粉焼きであった。これに軽くソースをかけていただくのだ。
チキンカツ好きなのに、最近は出来る限り、揚げ物をやめている私としては助かるメニューである。
美味しくいただいた。
そこへ、差し入れの食材を渡すだけの為に寄られた方がいた。こちらのお店ではよく見る光景だ。マスターの人徳である。
文筆に力を入れなければと思いながら、ままならない、でも、忙しいことは理由にならないのだ。
こちらのマスターと二人で話していると心が落ち着く。
マスターにずいぶんと励まされた。そして、良いヒントをいただいた。自分のするべきことがはっきりしたのだ。
常連の方々が一人、そして、二人とやって来られる。
午後6時から7時半まで1時間半ほどの滞在。お勘定はボトルを入れて4000円ちょうどである。
今日もマスターが外まで送ってくださる。マスターはいつも変わらない。
因みに、マスターのお名前はChieZouさんではない。
店内の様子が解る写真はこちらのブログにあり。
雪谷大塚 居酒屋「ChieZou」
住所 東京都大田区雪が谷大塚町19-7
電話 03-6425-8668
定休日 不定休
営業時間 18:00~
交通 東急池上線雪が谷大塚駅下車徒歩3分。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
実力派俳優になりたい方はこちらを是非ごらんください→ 守輪咲良のSAKURA ACTING PLACE