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赤羽 おでん「丸健水産」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第57回  2007年12月8日(土)  【地域別】  【時間順】



赤羽 おでん「丸健水産」
 

 今回は、前回のVOL.56からの続きである。
 立ちのみ「いこい」を出た私とASIMO君は、赤羽で一番居酒屋が集中する地域に向かった。
 鯉料理と鰻の「まるます家」が朝九時から営業している。「まるます家」をランドマークとして、その周囲には、有名店が多い。もう一軒の鰻店「川栄」、様々なもつ料理が食べられる「八起」、堀切のモツ焼きの名店「のんき」の支店も最近出来た。

 しかし、今日は時間も早く、次の予定までの残り時間も少ない。そこで、選んだ店は前回の2007年8月18日(土)にも、やはり時間が無く、前を通り過ぎただけで済ませてしまった、おでんの「丸健水産」である。店は赤羽一番街商店街の中にある。商店街のアーケードの下にあり、雨を心配せずに買い物をしたり、食べたり飲んだり出来るようになっている。

 店は角地にある。一辺はおでん種が並んでいる。もう一辺の側がカウンターになっており、カウンターの中の四角い二つのおでん鍋の中で、おでんがグツグツと煮えている。いかにもうまそうである。おでんを買って帰る人の為にカウンターは空けておかなければならない。買ったものを持って、そばに置かれた二つのテーブルに移動して食べるのである。

 飲み物を選ぶ。私は缶酎ハイの王道、ハイリキ(250円)、ASIMO君は缶酎ハイの有名商品、氷結(250円)を選んだ。
 おでんは、生あげ2個、魚つみれ1個、チクワブ1個をお願いした。さらに、「ショウガ揚げの揚げたてがある」と親切に言ってくれる。ASIMO君の好物である。こちらはおでんには入れず、そのまま食べることにした。水産庁長官賞を受賞した「はんぺん」は、すっかり食べることを失念してしまった。

 寒い外での「おでん」。実にうまい。少しすると、店から親父さんが出てきて、私たちのテーブルがガタガタするのを見て、「ワンカップ」のビニールの蓋をテーブルの足の下に入れて、高さを調整してくれた。やはり親切である。

 ここで、本日、ASIMO君の為に用意してあった「サプライズ」の内容を彼に伝えた。
これからバスに乗るのである。この時点で、時間は午後2時50分。午後3時25分発のバスに乗る予定なので、まだ時間はある。
 しばらくして、先ほどの立ち飲み「いこい」で見かけたお客さんが「丸健水産」に登場した。お酒は飲まないが、おでんを食べて、わずか5分ほどで去っていった。
 「あの人も食べ歩きのブロガーなのかな、まるでスタンプラリーのように、すぐに去って行ってしまったね。」と話す。
 すると、ASIMO君が「我々も早めに切り上げて、1本早いバスに乗りませんか。」と言う。良い提案である。

 店に入った時間は午後2時40分。外に出た時間は午後2時55分。滞在時間はわずか15分間である。「居酒屋探偵」最短かもしれない。
 先払いだったお勘定は、缶酎ハイ2個と、おでん5個で1,070円であった。実に安い。

 近くのコンビニでトイレを借りてからペットボトルの水を購入。次に店に向けて、バスの中でリフレッシュ・タイムをとることにする。バスに乗ったのは、午後3時10分である。
 行き先の降車駅はASIMO君にまだ伝えていない。彼の横顔が楽しそうに微笑んでいる。


おでん「丸健水産」
住所 東京都北区赤羽1-22-8
電話 03-3901-6676
定休 日曜日 営業時間 10:00~20:00

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赤羽

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