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池上 定食居酒屋「かかし」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第568回 2014年9月17日(水)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】



池上 定食居酒屋「かかし」
 
  ~  キッチンハウスが定食居酒屋にリニューアル  ~



  


 東急池上線は、元々は池上本門寺への参詣客を輸送することを目的とした路線であった。
 1922年(大正11年)の開業時は蒲田、蓮沼、池上の3駅のみの営業。その後、五反田まで伸長した後、1934年(昭和9年)に目黒蒲田電鉄(東京急行電鉄の前身)に吸収合併されるまでは池上電気鉄道というまったく別の会社の路線であった。そんな池上線の線名の由来である池上駅周辺を歩いてみた。
 
 改札口の右手側にはバスターミナルがあり、交通整理員の男性が大声で通行人に注意を喚起している。
 その向こうに交番があり、マクドナルドが見える。交番脇の横断歩道を渡り、マクドナルド脇の道を入ってゆくと、左右に池上総合病院のA館とB館の二棟の建物が見えた。二つの建物は3階と6階の連絡橋で結ばれている。連絡橋の下をくぐり、まっすぐに行くとT字路にぶつかった。
 右角には赤いテントに楕円の看板のキッチンハウス「かかし」というお店があった。それが2013年9月から定食居酒屋「かかし」という新しい店名となっていたのである。
 「居酒屋探偵」は、 「定食居酒屋」という言葉にひかれ、入店してみたのだった。
 池上駅の近くには第520回で紹介した「池上食堂」という定食中心でお酒も飲めるお店がある。ゆえに、「定食居酒屋」という業態に変わっても不思議はないのである。
 お店の前には、本日のおすすめ定食の看板も出ていた。本日の日替わりは「豚肉白滝玉ねぎ炒め定食(八二四円)」である。(下写真)

  

 自動ドアから中に入る。入ってみると、店内は思いの外、広かった。左手に四人テーブルが四つ、右手に二人席一つ、八人ほどが座れる大テーブルが一つ、さらに、高椅子のカウンターには四、五人が座れるだろうか。さらに、店の奥側は二十人以上が座れる掘り炬燵席が横に長くある。右の一番奥は調理場。調理場に男性と女性二人。フロアに女性一人。

 各テーブル席は埋まっている。他の方々三人が座っていらっしゃる右手の大テーブルの端に、座らせてもらった。
 店内を見回す。ほとんどの方々の前に定食のトレイが置かれている。私は、やや場違いな雰囲気である。しかし、さらに見回すと同じ席の方の前にサワーグラスとツマミの小鉢がある。それを見て少し安心した。

 忙しく立ち働く女性に、瓶ビール小瓶(三六一円)を頼む。
 さらに、ビールを持ってきてくれた時に、ポテトサラダ(二五八円)と豆鯵の南蛮漬け(三六一円)も注文した。

 店の入口辺りにあるテレビではナイター中継。
 ちょうど私の席からはテレビが見えない為、自然と壁のメニューにばかり目がゆく。十八種類の定食があり、単品料理は定番三十三品と、ホワイトボードに書かれたおすすめ単品二十品があり、さらに、定食はそれぞれ単品でも提供される。普通の居酒屋よりも品数が多いかもしれない。
 例えば、ハンバーグ定食(八七六円)は単品(五六七円)、サバ味噌煮定食(八二四円)は単品(五一五円)となる。

 客層は男性と女性の比率が変わらず、年齢層も幅がある。男女のカップル、女性の一人客、男性の一人客。客層は様々である。
 私の背後のカウンター席は、常連の方が一人でお酒を飲むのにちょうど良く、そこに座るお客さんが調理場のマスターらしき方と、時折お話をされている。どんなお客さんにも対応できるお店である。

 しかし、やがてやってきたお客さんには少し驚いた。
 髷を結った力士の方と、同じように身体の大きな男性。
 思えば、池上駅から一〇分ほど歩いた池上八丁目には尾上部屋がある。二〇〇六年に三保ヶ関部屋から分家独立した尾上部屋が池上の地に作られたのは、尾上部屋の女将さんの御実家が池上にあったからだそうである。
 髷を結った力士さんが店に入ってきても、お店の方もお客さんも特に驚いた様子がないことも、考えてみれば、特に不思議はない。池上の方にとっては普通なのである。
 
 再びメニューを眺める。一番安いものでは、切り昆布(五二円)や納豆(六一円)などもあった。
 さて、二杯目はレモンサワー(四一二円)を飲もうと思っていた。ところが、頼んでしまったのは冷酒(六一八円)だった。併せて、冷や奴(一五五円)も頼む。

 「冷酒冷や奴も頭文字がだなあ・・・」などと、つまらないことが頭に浮かぶ。
 
 調理場は忙しそうである。電話で注文が入る。どうやら、お弁当を頼み、取りに来る人もいるようだ。
 冷や奴を食べてしまい、めかぶとろろ(一五五円)を追加する。

 「酒を飲んでいるのに、身体のこと考えているなあ・・・俺」と自分で自分のことを笑う。

 時間はそろそろ午後八時である。夕食の時間帯が一区切りしたのか、店内には空席が目立つようになった。
 
 「夕食を食べる人が多い時間帯は、やはり長居無用だなあ」と思う。

 レジ前に並びはじめる方々。私もレジに行って、支払いの列に並んだ。
 すると、数人の男性客が来店、掘りごたつ席に座り、生ビールを頼んでいた。

 「やはりここは、定食居酒屋なんだな・・・」と思う。

 午後七時十五分から八時まで四十五分ほどの滞在。支払った額は一九〇八円であった。

 池上駅へ戻る。
 東急線唯一の旅客用構内踏切が閉まらないうちにと、五反田方面のホームへ急いで渡った。
 直後に警報音がなり、上り電車が近づいてきた。

 

 

池上 定食居酒屋「かかし」
住所 東京都大田区池上6-5-4 101
電話 03-3755-1144
定休日 木曜休
営業時間 [月~土]11:00~15:00/17:00~22:30 [日・祝]11:00~15:00/17:00~22:00
交通 東急池上線池上駅下車徒歩三分。

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池上

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