蒲田 立呑「絶好鳥」 新店舗

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第572回 2014年10月24日(金)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 ※2014年10月31日 1,330,000カウント通過。感謝!

蒲田 立ちのみ「絶好鳥」 新店舗
 
  ~ 移転して再出発 ~

  

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 「蒲田」で最も狭い地域に多くの酒場が集中してあるのは、池上線と東急多摩川線の蒲田駅と、西口駅前から西に延びるサンロードとサンライズの二本のアーケード商店街との間に挟まれた路地かもしれない。
 そのことを改めて確かめる為、東急線の蒲田駅に降り立った。
 駅下に降りて、ガード下の東急ストアを左手に見て、路地に入ってゆく。この道沿いにあるのは、ほとんどが酒場としての機能をもった店ばかりである。左手の東急電鉄蒲田駅下側の店は耐震化工事により、珈琲店、台湾料理店など古い店はなくなり、ほとんどが新しい居酒屋となっている。右手には割烹、焼肉店、ラーメン店、天ぷら、立ちのみ、チェーン系居酒屋などが並んでいる。次の角から先は「バーボンロード」となり、右手には間口の狭い、うなぎ、串揚げ、もつ焼き等の立ち呑み店、右手は元々スナックだった店舗がリニューアルされ、店内がよく見え、奥行きが狭く、間口の広い食事のできる酒場が並んでいる。中には、まさに「バーボンロード」という店名のバーもある。
 池上線の線路が駅の高さよりだんだんに低くなり、ガード下に店舗が入らなくなった辺の二つ目の角を右に曲がる。
 すると、少し先の右角に、今日の目的の立ちのみ「絶好鳥」が見えた。(上写真)

 こちらのお店は一月半ほど前に、斜め前の位置に間口の狭い店舗から移転したのである。旧店舗が閉店して、新店舗が工事をしている時にたまたま前を通って気がついたのである。その旧店舗を紹介したのは、二〇一二年六月二三(土)第四八五回であった。今回は、すぐ近くとはいえ、やはり、別のお店として数えるべきであると考え、「第二回」ではなく「新店舗」として紹介することにした。
 新店舗のすぐ前の角には有名なカレーとシナそばの店「インディアン」がある。入ってゆけば、左右にうなぎ店や鮨店、定食屋さんもあり、その先は駅前に向かうアーケード商店街「サンロード」となっている。京浜急行の京急蒲田駅前の大規模再開発が実行された今、蒲田全体で最も古き時代の名残を残す酒場街は、この辺りかもしれない。(下写真)

 
 写真左手にあるのが「絶好鳥」。

 白い外壁の店舗。外に「ホッピー幟」が何本も立っている。お店の角部分にある入口が自動ドアになっている。上から見ると台形をした店舗の四角い部分の真ん中にコの字カウンターがあり、ぐるりと囲むように立てる。
 入って右手側の入ってすぐの角辺りに立つ。丸刈りのマスターが奥の調理場がこちらを見る。まずは、樽生ホッピー(五〇〇円)とポテトサラダ(二〇〇円)を頼む。目の前ま灰皿にお金を入れて、品物と交換にお金を払うシステム。おしぼりは、必要ならば自分壁際のおしぼり器から出して使う。
 樽生ホッピーを飲みながら店内を見回す。入って左手側に3名の方々が立って呑んでおられる。
 流れる音楽は可愛い系のジャパンポップス。時間とともに変わってゆく内容が面白い。先客の三名の皆さんは、マスターも加わって「野球」の話題で盛り上がっている。酒場の話題としては、スポーツが一番良い。
 奥の調理場の右手に焼き台がある。このカウンターには、二十人近くは立てるかもしれない。西蒲田の立ち飲みとしては大箱。
 二杯目はすっぱいレモンチューハイ(三五〇円)。焼き物メニューからは、やげん(一五〇円)とはつ(一五〇円)を一本づつ。やげんとは鳥なんこつのことである。燻製メニューからチーズ(一五〇円)も頼んだ。

 飲物のメニューの中にウイスキー。ジャックダニエル(四〇〇円)、レベッカ(バーボン)(四〇〇円)、ラフロルグ(五〇〇円)などもある。
 三杯目はトマトハイ(四〇〇円)。焼酎をトマトジュースで割ったタイプ。
 先客の三名の方々は、それぞれ次の目的の為に帰られる。仕事場から別の目的の場所に移動する途中、少しだけ寄る場所というのも「立ち呑み酒場」の一つの機能である。
 自動ドアの立ち飲みはなかなか会えない。よく見れば、自動ドア脇にあるトイレに行くたびに、自動ドアのドア上のセンサーに感知されないように、センサーは斜めにしてある。ゆえに、センサーの向かう方向と逆側から出る時には、左手を軽くあげてドアを開ける必要があるようだ。常連の皆さんはそれぞれ同じようにして帰って行かれた。
 一期に静かになった。おでんは各一つ一〇〇円である。

 「あの、おでん食べたいんですけど、ちくわぶ二個とかいいですか・・・」
 「ちくわぶ、たしか二個ありますよ」とマスターが鍋を見に行ってくれる。
 「あっ、ありますね・・・」
 「じゃ、ちくわぶ二個お願いします」
 「温めるので、ちょっとお待ちください」

 前のお店でもおでんをやりたかったけれど、場所がないのでできなかったとのこと。
 すぐにまた、一人、また一人といらっしゃる常連。

 「お客さんは、また三名に戻ったなぁ・・・・あっ、自分を入れて四人だった・・・」などと考える。

 移転されて1ヶ月半がたったそうである。久方ぶりに来店されたという方から前の店との違いを質問されて、マスターが答えていた。
 「団体が一期に来た時、入れるのがいいですよね」と。

 私も次の目的地に移動することにしよう。午後七時から七時四五分まで四五分間の滞在。
 払った金額は二一〇〇円であった。





 

蒲田 立呑「絶好鳥」 新店舗
住所 東京都大田区西蒲田7-62-8 蒲田銀座ビル1F
電話 090-8818-4868
営業時間 16:00~24:00
定休日 ?
交通 東急池上線・多摩川線蒲田駅下車徒歩3分。JR京浜東北線蒲田駅下車徒歩4分。


「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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