石川台 焼鳥ダイニング「とき」第2回
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第574回 2014年11月3日(月) 【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】
石川台 焼鳥ダイニング「とき」 第2回
~ 時の流れに身を任せ ~

出かければ帰りに少し呑むことになってしまう我々。SAKURAと二人で向かったのは、池上線石川台駅近くにある焼鳥ダイニング「とき」さんである。テーブル席に一組とカウンターの奥側に男性二人のみ。珍しく空いている。考えてみれば文化の日で、今日は休日であった。
SAKURAは赤ワイン(四五〇円)、銘柄はガルシア・カリオン・テンプラニーリョ〈赤〉と書いてある。私は白ホッピーセット氷なし(四〇〇円)。お通し(三〇〇円)は根菜類の煮物だ。
まずは、焼き物を選ぶ。
SAKURAの選択は、ぎんなん串(一七〇円)、ささみ柚子胡椒(一七〇円)。私はひざなんこつ(一七〇円)、せせり(一七〇円)、ねぎま(二〇〇円)である。各一本づつ。どれも美味しいけれど、私としてはひざなんこつが一番。
箸休めに大根の昆布じめ漬け(三〇〇円)を頼む。
SAKURAは、赤ワインを追加。私の二杯目は、北の誉・親玉にごりグラス(三三〇円)。グラスは半合とのこと。北の誉酒造は小樽に工場をもつ明治三十四年創業の歴史ある酒造会社。親玉にごり酒は、十五度くらいなので私としては飲みやすい。また、親玉にごり酒ストロングという十八度のものもあり、さらに、苺ミルクのような色の苺にごり酒というものもある。
店内にはTRFの曲が流れていた。
有線放送大手のUSENの五〇〇以上あるチャンネルの中には、「居酒屋」と「居酒屋(モダン)」と「居酒屋(海鮮)」のカテゴリーがある。(モダン)は解るけれど、(海鮮)という区分けが面白い。確認した訳ではないけれど、一九九三年に活動を開始したTRFの曲が流れているということは、こちらの店内に今流れているのは、「J-POP 90’s Hits」というチャンネルであろうか。
「居酒屋」で有線放送が流れているのが当たり前のようになったのは、いつ頃からであろうか。複数での来店の時、周囲に会話の内容が伝わらないようにしてくれ、独りの場合は聞きたくもない周囲の会話が聞こえてこないようにしてくれる効果はある。来店者の少ない開店間際の時間には、間が持てない感じを補ってくれる為に必要かもしれない。
音楽好きの私としては、音楽を聴きながら「時の流れに身を任せる」こともある。
しかし、私が好むタイプの個人経営の居酒屋さんの場合、費用や著作権のこともあり、BGMの代わりに流れているのは、やはりテレビ放送、それも野球中継や相撲中継、クイズ番組など政治色が薄く、番組の途中から見ても解るものになる。
前回、感じたように、こちらのお店の店員さんは若い男性たちである。
やはり、午後八時近くなると、常連らしき若い女性たちが入ってきて、カウンター席に座った。来た時からずっとしゃべり続けている。「やばい」「まじ」という言葉を何度も何度も連発する。会話をしているというよりもラップをやっているように聞こえ、会話の中身はまったく頭に入ってこない。
思えば、酒場やスナックでクダを巻く酔った親父たちの繰り言もまた、意味不明な時が多いので変わりはないが・・・。
さて、一時間ほどの時間が過ぎた。帰らなければならない。
お勘定はお通し(三〇〇円)二人分を加え、三四一〇円であった。
お店の外に出て、左手並び数軒先に池上線石川台駅の蒲田方面改札がある。
閉まる踏切の警告音を聞いてから電車に乗ることも可能だ。
もちろん、「かけ込み乗車は御遠慮ください」である。
石川台 焼鳥ダイニング「とき」
住所 東京都大田区東雪谷2-23-1
電話 03-3727-8555
定休 不定休
営業時間 平日18:30~27:00
交通 東急池上線石川台駅下車徒歩30秒。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
実力派俳優になりたい方はこちらを是非ごらんください→ 守輪咲良のSAKURA ACTING PLACE
居酒屋探偵DAITENの生活 第574回 2014年11月3日(月) 【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】
石川台 焼鳥ダイニング「とき」 第2回
~ 時の流れに身を任せ ~

出かければ帰りに少し呑むことになってしまう我々。SAKURAと二人で向かったのは、池上線石川台駅近くにある焼鳥ダイニング「とき」さんである。テーブル席に一組とカウンターの奥側に男性二人のみ。珍しく空いている。考えてみれば文化の日で、今日は休日であった。
SAKURAは赤ワイン(四五〇円)、銘柄はガルシア・カリオン・テンプラニーリョ〈赤〉と書いてある。私は白ホッピーセット氷なし(四〇〇円)。お通し(三〇〇円)は根菜類の煮物だ。
まずは、焼き物を選ぶ。
SAKURAの選択は、ぎんなん串(一七〇円)、ささみ柚子胡椒(一七〇円)。私はひざなんこつ(一七〇円)、せせり(一七〇円)、ねぎま(二〇〇円)である。各一本づつ。どれも美味しいけれど、私としてはひざなんこつが一番。
箸休めに大根の昆布じめ漬け(三〇〇円)を頼む。
SAKURAは、赤ワインを追加。私の二杯目は、北の誉・親玉にごりグラス(三三〇円)。グラスは半合とのこと。北の誉酒造は小樽に工場をもつ明治三十四年創業の歴史ある酒造会社。親玉にごり酒は、十五度くらいなので私としては飲みやすい。また、親玉にごり酒ストロングという十八度のものもあり、さらに、苺ミルクのような色の苺にごり酒というものもある。
店内にはTRFの曲が流れていた。
有線放送大手のUSENの五〇〇以上あるチャンネルの中には、「居酒屋」と「居酒屋(モダン)」と「居酒屋(海鮮)」のカテゴリーがある。(モダン)は解るけれど、(海鮮)という区分けが面白い。確認した訳ではないけれど、一九九三年に活動を開始したTRFの曲が流れているということは、こちらの店内に今流れているのは、「J-POP 90’s Hits」というチャンネルであろうか。
「居酒屋」で有線放送が流れているのが当たり前のようになったのは、いつ頃からであろうか。複数での来店の時、周囲に会話の内容が伝わらないようにしてくれ、独りの場合は聞きたくもない周囲の会話が聞こえてこないようにしてくれる効果はある。来店者の少ない開店間際の時間には、間が持てない感じを補ってくれる為に必要かもしれない。
音楽好きの私としては、音楽を聴きながら「時の流れに身を任せる」こともある。
しかし、私が好むタイプの個人経営の居酒屋さんの場合、費用や著作権のこともあり、BGMの代わりに流れているのは、やはりテレビ放送、それも野球中継や相撲中継、クイズ番組など政治色が薄く、番組の途中から見ても解るものになる。
前回、感じたように、こちらのお店の店員さんは若い男性たちである。
やはり、午後八時近くなると、常連らしき若い女性たちが入ってきて、カウンター席に座った。来た時からずっとしゃべり続けている。「やばい」「まじ」という言葉を何度も何度も連発する。会話をしているというよりもラップをやっているように聞こえ、会話の中身はまったく頭に入ってこない。
思えば、酒場やスナックでクダを巻く酔った親父たちの繰り言もまた、意味不明な時が多いので変わりはないが・・・。
さて、一時間ほどの時間が過ぎた。帰らなければならない。
お勘定はお通し(三〇〇円)二人分を加え、三四一〇円であった。
お店の外に出て、左手並び数軒先に池上線石川台駅の蒲田方面改札がある。
閉まる踏切の警告音を聞いてから電車に乗ることも可能だ。
もちろん、「かけ込み乗車は御遠慮ください」である。
石川台 焼鳥ダイニング「とき」
住所 東京都大田区東雪谷2-23-1
電話 03-3727-8555
定休 不定休
営業時間 平日18:30~27:00
交通 東急池上線石川台駅下車徒歩30秒。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
実力派俳優になりたい方はこちらを是非ごらんください→ 守輪咲良のSAKURA ACTING PLACE
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