蒲田 呑み処「にこまる二代目」
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第582回 2015年01月31日(土) 【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】
蒲田 吞み処「にこまる二代目」
~ 蒲田東急線大踏切から見える店・にこまる二代目 ~

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東急池上線の蒲田駅は池上線の終着駅であると同時に、東急多摩川線の終着駅でもある。
西からまっすぐやってきた多摩川線と北北西からやってきた池上線とが蒲田駅の三〇〇メートルほど手前で合流。東急池上線の線路が二本、東急多摩川線の線路が二本、短い間だけ複々線となるのだ。その合流が始まる辺りには二つの路線に挟まれたビルがあり、北側から池上線の踏切、ビル前の短い道、多摩川線の踏切という構成になる。
この踏切を私は「蒲田東急線大踏切」と呼んでいる。
酒場街として有名な蒲田駅北側の路地を歩き、四つ目の角にも踏切がある。さらに歩いた五つ目の角で蒲田東急線大踏切に出る。(下写真)
←蒲田東急線大踏切
踏切に立ち、南を見る。夕暮れ時である。二つの踏切を渡り、多摩川線南側の道を渡ると左手に公園がある。この公園の地下は自転車駐輪場になっている。
その公園の先の十字路の向こう左角に今日の目的の店がある。他にお店は何も無いので、赤提灯がよくめだつ。店の入口は角にあった。入口の上に白地に赤い文字で「呑み処 にこまる 二代目」という看板があがっていた。前はこの場所に喫茶店があったことを覚えている。

入口から中に入る。店の中央に四角い調理場がある。そこを囲むように高いカウンターがあり、
当初は立ち飲み店として始まったようであるが、現在は高い椅子が置いてあって、普通の居酒屋スタイルになっている。
入った右手にテーブル席があり、大人数でも座ることが出来る。
入ってすぐのカウンター席の端に座った。調理場内に男性が二人。
「黒ホッピーセット、氷無しでお願いします」
お通しは数種類から選べるようになっている。私はコールスローサラダを選んだ。
黒ホッピーセット氷なし(三九〇円)がすぐにやってくる。
こちらのホワイトボードメニューが気になっていたので探したけれど無い。
しかし、しばらくすると今日の分を書いたものが入口を入って左手の壁に掲示された。
魚介類中心で日替わり。その中から墨イカ刺し(五九〇円)を頼んだ。
さらに、グランドメニューの焼き物からセセリ塩(一五〇円)とハラミポン酢(一五〇円)を選ぶ。
次々に常連さんらしき方がいらっしゃり、従業員の皆さんと常連さんの会話が始まる。やはり、蒲田駅周辺のどの飲み屋街からも離れているので、常連率が高いはずである。
金宮ボトル(600ml)は一五〇〇円。入口脇の棚にキープされた金宮ボトルがたくさん並び、ラベルのコバルトブルーが並ぶ様はとても美しい。
ホッピーの外(二五〇円)を頼み、ボトルキープの金宮と組み合わせて飲むのもよい。キープは一カ月とあった。入ってくると常連の方は自分でボトルを取り上げ、席に持って行く。
外はまだまだ寒い。燗酒を頼む。春鹿極味ごくみ本醸造(四五〇円)を燗酒にしてもらう。
燗酒として日本一になったと書いてあった。この燗酒はうまい。
焼き物が出てきた。セセリの焼き具合も良い。ふっくらしている。はらみをポン酢で食べるのもよい。
おでんもある。一部を除いて一個一三〇円。
チクワブと玉子を頼んでみる。
焼き物、刺身、おでん、そして、日本酒。全方位的守備のお店である。調理場で料理を作っている男性二人が味見を相手にしてもらったり、味について話しあっていることに好感がもてた。
生ビール一番搾り小(三五〇円)、生ビール一番搾り中は四五〇円。 瓶ビールのハートランド・ビール(五〇〇円)があるのがよい。
ハートランド・ビールも考えたけれど、最後の一杯はチューハイ(三五〇円)にした。
トイレにたつ。トイレの作りが噂通りにおもしろかった。
お店の方と少し話す。やはり夜遅くの来店が多いとのこと。
もう一軒ある京急蒲田駅の東側の「にこまる初代」から食材を取りにきたのか。アジア系ではない外国の方も登場。日本語が上手である。
御勘定をお願いすると税込みで二七四三円。外税である。
たしかに場所はあまりよくないかもしれない。でも、暗闇に浮かぶ赤提灯をめざしてくれば、以外に見つけやすい。たくさんのお店の中に埋もれてしまうより良いかもしれない。因みに私は多摩川線の車内からこちらのお店の赤提灯を見つけたのである。
「蒲田東急線大踏切から見える店・にこまる二代目」というキャッチフレーズをお勧めしたい。
行方不明になりたい土曜日の夕暮れ時を楽しむことができた。
蒲田 吞み処「にこまる二代目
住所 東京都大田区西蒲田8-7-1
電話 03-5703-3231
営業時間 17:00~26:00
定休日 不定休
交通 東急池上線・多摩川線蒲田駅下車徒歩6分/東急池上線蓮沼駅下車徒歩5分
街の手帖については、コトノハ/街の手帖編集部へ。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
実力派俳優になりたい方はこちらを是非ごらんください→ 守輪咲良のSAKURA ACTING PLACE
居酒屋探偵DAITENの生活 第582回 2015年01月31日(土) 【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】
蒲田 吞み処「にこまる二代目」
~ 蒲田東急線大踏切から見える店・にこまる二代目 ~




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東急池上線の蒲田駅は池上線の終着駅であると同時に、東急多摩川線の終着駅でもある。
西からまっすぐやってきた多摩川線と北北西からやってきた池上線とが蒲田駅の三〇〇メートルほど手前で合流。東急池上線の線路が二本、東急多摩川線の線路が二本、短い間だけ複々線となるのだ。その合流が始まる辺りには二つの路線に挟まれたビルがあり、北側から池上線の踏切、ビル前の短い道、多摩川線の踏切という構成になる。
この踏切を私は「蒲田東急線大踏切」と呼んでいる。
酒場街として有名な蒲田駅北側の路地を歩き、四つ目の角にも踏切がある。さらに歩いた五つ目の角で蒲田東急線大踏切に出る。(下写真)

踏切に立ち、南を見る。夕暮れ時である。二つの踏切を渡り、多摩川線南側の道を渡ると左手に公園がある。この公園の地下は自転車駐輪場になっている。
その公園の先の十字路の向こう左角に今日の目的の店がある。他にお店は何も無いので、赤提灯がよくめだつ。店の入口は角にあった。入口の上に白地に赤い文字で「呑み処 にこまる 二代目」という看板があがっていた。前はこの場所に喫茶店があったことを覚えている。

入口から中に入る。店の中央に四角い調理場がある。そこを囲むように高いカウンターがあり、
当初は立ち飲み店として始まったようであるが、現在は高い椅子が置いてあって、普通の居酒屋スタイルになっている。
入った右手にテーブル席があり、大人数でも座ることが出来る。
入ってすぐのカウンター席の端に座った。調理場内に男性が二人。
「黒ホッピーセット、氷無しでお願いします」
お通しは数種類から選べるようになっている。私はコールスローサラダを選んだ。
黒ホッピーセット氷なし(三九〇円)がすぐにやってくる。
こちらのホワイトボードメニューが気になっていたので探したけれど無い。
しかし、しばらくすると今日の分を書いたものが入口を入って左手の壁に掲示された。
魚介類中心で日替わり。その中から墨イカ刺し(五九〇円)を頼んだ。
さらに、グランドメニューの焼き物からセセリ塩(一五〇円)とハラミポン酢(一五〇円)を選ぶ。
次々に常連さんらしき方がいらっしゃり、従業員の皆さんと常連さんの会話が始まる。やはり、蒲田駅周辺のどの飲み屋街からも離れているので、常連率が高いはずである。
金宮ボトル(600ml)は一五〇〇円。入口脇の棚にキープされた金宮ボトルがたくさん並び、ラベルのコバルトブルーが並ぶ様はとても美しい。
ホッピーの外(二五〇円)を頼み、ボトルキープの金宮と組み合わせて飲むのもよい。キープは一カ月とあった。入ってくると常連の方は自分でボトルを取り上げ、席に持って行く。
外はまだまだ寒い。燗酒を頼む。春鹿極味ごくみ本醸造(四五〇円)を燗酒にしてもらう。
燗酒として日本一になったと書いてあった。この燗酒はうまい。
焼き物が出てきた。セセリの焼き具合も良い。ふっくらしている。はらみをポン酢で食べるのもよい。
おでんもある。一部を除いて一個一三〇円。
チクワブと玉子を頼んでみる。
焼き物、刺身、おでん、そして、日本酒。全方位的守備のお店である。調理場で料理を作っている男性二人が味見を相手にしてもらったり、味について話しあっていることに好感がもてた。
生ビール一番搾り小(三五〇円)、生ビール一番搾り中は四五〇円。 瓶ビールのハートランド・ビール(五〇〇円)があるのがよい。
ハートランド・ビールも考えたけれど、最後の一杯はチューハイ(三五〇円)にした。
トイレにたつ。トイレの作りが噂通りにおもしろかった。
お店の方と少し話す。やはり夜遅くの来店が多いとのこと。
もう一軒ある京急蒲田駅の東側の「にこまる初代」から食材を取りにきたのか。アジア系ではない外国の方も登場。日本語が上手である。
御勘定をお願いすると税込みで二七四三円。外税である。
たしかに場所はあまりよくないかもしれない。でも、暗闇に浮かぶ赤提灯をめざしてくれば、以外に見つけやすい。たくさんのお店の中に埋もれてしまうより良いかもしれない。因みに私は多摩川線の車内からこちらのお店の赤提灯を見つけたのである。
「蒲田東急線大踏切から見える店・にこまる二代目」というキャッチフレーズをお勧めしたい。
行方不明になりたい土曜日の夕暮れ時を楽しむことができた。
蒲田 吞み処「にこまる二代目
住所 東京都大田区西蒲田8-7-1
電話 03-5703-3231
営業時間 17:00~26:00
定休日 不定休
交通 東急池上線・多摩川線蒲田駅下車徒歩6分/東急池上線蓮沼駅下車徒歩5分
街の手帖については、コトノハ/街の手帖編集部へ。
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