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多摩川 若鳥焼「鳥久」第3回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第584回 2015年02月19日(木)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】



 多摩川 若鳥焼「鳥久」 第3回

  ~ 一人静かに飲みたい時  ~

  
 
 多摩川駅は東急東横線、東急目黒線、東急多摩川線の3線が交わるターミナル駅である。
 しかし、駅前はとても地味で靜かである。何か買い物をするにしても多摩川駅構内に一軒コンビニエンスストアがあるだけで他に日用品を買う店がない。しかも、現在、そのコンビニエンスストアも多摩川駅の耐震化工事の為に、一時閉店している状態である。因みに住所表記は田園調布一丁目。
 その多摩川駅の改札を出て、目の前の通路をまっすぐに進むと、左手に多摩川線、右手には料理屋さん、和菓子店、クリーニング店、お好み焼き店、カフェなどが並んでいる。その中に今日のお店もあった。若鳥焼「鳥久」さんである。

  
  若鳥焼「鳥久」

 右手の赤提灯に「やきとり」の文字。若鳥焼「鳥久」と書かれた白い暖簾の真ん中の「鳥」の絵文字が目に入る。その暖簾をくぐり、扉を開けると、カウンター手前端の男性の身体がすぐ目の前にあり、ちょっとびっくり
 「すみません」と言って、男性の身体をよけて中に入った。

 先客はその方の他に左手の小上がり座敷手前端に女性二人。

 「いらっしゃいませ」と迎えられる。
 「頭の上の方とカウンターの下に荷物が置けます」と大将。
 カバンをカウンターの上の棚に入れる。ぴったりである。

 「熱燗お願いします」
 「熱燗ですと、高千代なんですけど」
 「それお願いします」

 熱燗で高千代一合徳利(四三〇円)。新潟のお酒である。
 ラベルの「雪国の地酒」の言葉がよい。

 つまみは、当店一番人気と短冊に書かれたねぎま三本(三一五円)と、当店二番人気と短冊に書かれたつくね三本(三一五円)。
 今日はとても疲れているので、塩ではなくタレでいただくことにした。
 お通しは豆腐にワカメとタレのかかったもの。

 メニューには「銘柄鶏 大山鶏(鳥取)」を使用してますと書かれている。

 ねぎま三本つくね三本が楕円形(オーバル)のステンレス皿にのって出てきた。このステンレス皿が渋い。
 燗酒を口に含み、鳥をほおばる。そして、考える。また食べる。飲む。
 
 二杯目はハイッピー(四〇〇円)。
 鳥なんこつ三本(四〇八円)も頼んだ。

 考えなければならないことがある時、一人静かに飲みたい時がある。
 そんな時に思いつくお店の一軒である。本当に落ち着く場所だ。

 短冊メニューの脇に書かれた言葉が良い。
 エシャロットには「元気が出ます」。
 玉ねぎスライスには「血液サラサラ効果あり」。
 鳥なんこつには「カルシウム豊富」。
 鳥レバには「鉄分たっぷり」。

 鳥なんこつ(やげん)がやってきた。うまそうだ。
 肉が多く付いている鳥なんこつだ、鶏の旨みがある。
 
 食べ終わり、飲み終わり、帰ることにした。
 酒をたんさん飲みたいとは思わない。
 心地よい「時」が何よりも大切である。

 午後七時から七時四五分まで四十五分ほどの滞在。
 価格表示は全て税抜き。お勘定は二二三三円であった。
 なにやら、よい並びである。楽しい。
 そんな小さなことでも楽しむことにしよう。



多摩川 若鳥焼「鳥久」
住所 東京都大田区田園調布1丁目55-7
電話 03-3721-1891
定休日 第2・第3火曜日
営業時間 月曜から土曜は16:00~24:00。日曜祝日は15:00~23:00。
交通 東急東横線・東急目黒線・東急多摩川線多摩川駅下車徒歩3分。

 街の手帖については、コトノハ/街の手帖編集部へ。

 「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

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