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保土ヶ谷 居酒屋「三河屋」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第589回 2015年03月28日(土) 【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】




 保土ヶ谷 居酒屋「三河屋」

  ~ コの字カウンターの楽しみ ~

   


 横浜市の保土ヶ谷区南部には、江戸時代に整備された五街道のうち東海道五十三次の四番目の宿場、保土ヶ谷宿(程ヶ谷宿とも書く)があった。相鉄線の天王町駅付近の江戸見附跡から始まり、まっすぐに伸びてJR保土ヶ谷駅前近くを通り、横須賀線・東海道線の踏切を渡って、現在の東海道(国道1号線)に出たところの旧本陣の前を西に大きく曲がって、現在の保土ヶ谷二丁目バス停辺りにあった上方見附跡までが保土ヶ谷宿だったようである。

 現在の保土ヶ谷は横浜駅から近い場所でありながら静かな住宅街であり、同時に横浜ビジネスパークのようなビジネスの拠点もあるような多彩な町となっている。前回、保土ヶ谷のお店を紹介した時から二年の時がたっている。用事を済ませた後、先輩のyousaku氏と待ち合わせてから前回紹介したお店に向かった。いろいろと呑んで食べて楽しい一時を過ごした。それからyousaku氏とJR保土ヶ谷駅で別れた後、以前行ったことのあるお店がリニューアルされたことを思い出した。
 JR保土ヶ谷駅の改札を出たら左手へ。東海道線と横須賀線が下を通る通路を渡って東口側へ。東口側を通る東海道(国道1号線)を渡る歩道橋には行かず、階段を降りて左に曲がると東海道(国道1号線)が目の前を通っている。右手へ幅の狭い歩道を歩き始めるとすぐに今日の目的のお店はあった。居酒屋「三河屋」さんである。
 外から見ると、一軒間口のガラス戸で大きな暖簾がかかった左側と、小さな暖簾がかかった引き戸一枚の入口がある右側と、一見、二軒のお店があるように見える。しかし、中に入ると間口の広い一軒のお店なのだ。(下写真)

 

 右側の小さな入口から中に入った。やはり、一軒の店である。左側には十五人くらいが座れるコの字カウンターがあった。中央に一人だけ通ることの出来る手前から奥にかけてあるコの字カウンターである。右手側の入ってすぐの場所に六人テーブル、低い衝立の向こうに四人、四人、二人掛けのテーブルがあり、左手奥の調理場には若い男性二人と女性二人の姿が見える。右手奥にお酒を作るコーナー。その奥がトイレになっているようだ。

 コの字カウンターの一番手前の右端に座った。調理場の方を見ると高い位置に液晶テレビが取り付けてある。皆さん調理場の方に向いているので、時々コの字カウンターの方に調理場から出てくるお店の方への注文もしやすい。

 生レモンサワー(三四九円)とポテトサラダ(四一〇円)を頼む。
 ポテトサラダはリンゴが多いタイプである。

 焼き物も頼むことにする。カシラタンナンコツハラミは各一一三円。各一本ずつ頼む。
 タンナンコツが先に来る。ネギが間に一つずつ入っている。
 ナンコツがうまい。
 次にカシラハラミがくる。ハラミだけ間にネギが挟まっていない。

 樽酒初孫(三四九円)を一杯お願いする。
 升にグラスが入っている。そして、升の端に塩がついている。 
 面白い。グラスがあるのに升に塩というのは初めてである。塩を避けて飲むので飲み方がなかなか難しい。
 仕方なく升からグラスに酒を移さず、塩ごと升から呑むことにした。

 ここのコの字カウンターはとても良い。大きさも手頃で、テレビも見やすく、注文もしやすい。
 向かい合う反対側の人と話すことも出来るし、話したくなければそれも良い、そんな距離感が手頃だ。
 ネギ盛り(三〇八円)も気になった。しかし、カリカリチーズ(三〇八円)を頼むことにした。
 出てきたカリカリチーズを見て、ちょっとビックリする。自家製の乾き物といった感じだ。
 珍しいつまみである。なかなか美味しい。
 
 土曜日の「老舗酒場」に流れるゆったりした空気を楽しんだ。
 お勘定をお願いする。

 午後六時二〇分から七時までの四十分の滞在。お勘定は一八六八円であった。

    ※   ※   ※

 追伸 並びの立ちのみ店も気になった。次回はそちらにも入ってみたい。


  

保土ヶ谷 居酒屋「三河屋」
住所 神奈川県横浜市保土ケ谷区岩井町54
電話 045-714-5001
定休 日曜・祝日
営業時間 16:30~22:30
交通 JR横須賀線保土ヶ谷駅下車徒歩2分



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