元住吉 串焼「かとりや」
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第63回 2007年12月29日(土) 【地域別】 【時間順】
元住吉 串焼「かとりや」

年末の土曜の夕方、SAKURAと下車したのは東急東横線の元住吉駅である。
東急東横線沿線で川崎市内の駅は、新丸子、武蔵小杉、元住吉の3駅である。どの街も物価が安く庶民的な街である。
元住吉で降りた最初の理由は、「吉田類の酒場放浪記」で紹介された別の居酒屋さんへ行く為であった。しかし、その店に行くと満席であった。仕方なく少し周囲を歩いて違う店を探してみることにした。ところが良い店はあっけなくも簡単に見つかった。
その店は元住吉駅のすぐ近くである。改札を出て、左方向に行き、長いエスカレーターを降りる。エスカレーターを降りると「ブレーメン通り商店街」である。左に曲がり、商店街をの二つ目の十字路を右に曲がり、少し歩くと左手にその店はある。
店の表には紺色に赤い文字で「串焼 かとりや」と書いてある。中をのぞくとたくさんのお客さんでにぎわっている。カウンター席の右端が2席だけ空いていたので入ることにした。
入ってすぐ目の前にL字カウンターがある。席数は14席、満席である。カウンターの左側に4人掛けのテーブル席が3つ、計12席。テーブル席の向こう側には低い壁があり、その向こうに座敷席が見える。座敷席が4人掛けが6卓で計24席。総席数は50席である。思いの外、大きな店であった。
メニューを見て、瓶ビール大(540円)を注文した。サッポロ赤星だったのである。
つきだしはシラス大根おろしである。つまみは、煮込み(400円)、厚揚げ(250円)を頼む。焼き物は、とり(90円)、かしら(90円)、レバー(90円)を各1本を塩でお願いする。ギンナン(130円)も2本頼んだ。
煮込みは量、味とも満足のゆくものであった。厚揚げを頼むお客さんが多いのは、自由が丘の「かとりや」を思わせる。
やがて、焼き物がやってきた。からしと辛味噌がついている。自家製の辛味噌であるらしい。塩は天然岩塩を使用しているという。肉が大きく、これで90円は安いと思った。
いか刺し(380円)と、サッポロ赤星を追加する。いか刺しは大きかった。新鮮である。
「○○○やま~」との言葉が飛ぶ。つまり、どんどん品物が売切れになってゆくのである。そして、どんどん客が来店する。本当に盛況である。
先ほどから、次々にお客さんが来店され、皆断られている。カウンターとテーブルは満席。座敷に少し空きがあるがどうやら予約が入っているらしい。皆、残念そうに帰ってゆく。
隣の席の5人組のお客さんの1人が焼き台前の店員の方に、「毎日こんなに混むの?」と聞く。すると、「毎日こんなだったら蔵がたっちゃいますよ」と、定番の答えが帰ってくる。
先ほどから、丁寧にゆっくりと焼かれている「白いもの」がずっと気になっていた。焼きおにぎりである。サイズが大きく、実にうまそうなのである。焼きおにぎり2個味噌汁付(330円)である。今日は帰ってから夕食なので我慢したが、次回は必ず食べたいと思う一品である。
さて、時間はすぐにたってしまう。1時間ほどの滞在であった。お勘定をお願いする。
2,940円である。安い。
外に出て、外観と看板の写真を撮ろうとしてポケットを探った。無い。店内に忘れたのでとあった。急いで店内に戻ると、焼き台の店員さんが微笑みながらこちらを見ている。その手には私の携帯電話があった。画面が開いてあったのであきらかに読まれたようである。「お勘定2,940円、安い」という部分を読まれたに違いない。外に出て、外観と看板の写真を撮影をして急いで立ち去る。ちょっと恥ずかしい。

元住吉 「かとりや 元住吉店」
住所 神奈川県川崎市中原区木月1丁目24-1
電話 044-411-6178
定休日 日曜
営業時間 17:00~23:00
交通 東急東横線元住吉駅徒歩1分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」
居酒屋探偵DAITENの生活 第63回 2007年12月29日(土) 【地域別】 【時間順】
元住吉 串焼「かとりや」

年末の土曜の夕方、SAKURAと下車したのは東急東横線の元住吉駅である。
東急東横線沿線で川崎市内の駅は、新丸子、武蔵小杉、元住吉の3駅である。どの街も物価が安く庶民的な街である。
元住吉で降りた最初の理由は、「吉田類の酒場放浪記」で紹介された別の居酒屋さんへ行く為であった。しかし、その店に行くと満席であった。仕方なく少し周囲を歩いて違う店を探してみることにした。ところが良い店はあっけなくも簡単に見つかった。
その店は元住吉駅のすぐ近くである。改札を出て、左方向に行き、長いエスカレーターを降りる。エスカレーターを降りると「ブレーメン通り商店街」である。左に曲がり、商店街をの二つ目の十字路を右に曲がり、少し歩くと左手にその店はある。
店の表には紺色に赤い文字で「串焼 かとりや」と書いてある。中をのぞくとたくさんのお客さんでにぎわっている。カウンター席の右端が2席だけ空いていたので入ることにした。
入ってすぐ目の前にL字カウンターがある。席数は14席、満席である。カウンターの左側に4人掛けのテーブル席が3つ、計12席。テーブル席の向こう側には低い壁があり、その向こうに座敷席が見える。座敷席が4人掛けが6卓で計24席。総席数は50席である。思いの外、大きな店であった。
メニューを見て、瓶ビール大(540円)を注文した。サッポロ赤星だったのである。
つきだしはシラス大根おろしである。つまみは、煮込み(400円)、厚揚げ(250円)を頼む。焼き物は、とり(90円)、かしら(90円)、レバー(90円)を各1本を塩でお願いする。ギンナン(130円)も2本頼んだ。
煮込みは量、味とも満足のゆくものであった。厚揚げを頼むお客さんが多いのは、自由が丘の「かとりや」を思わせる。
やがて、焼き物がやってきた。からしと辛味噌がついている。自家製の辛味噌であるらしい。塩は天然岩塩を使用しているという。肉が大きく、これで90円は安いと思った。
いか刺し(380円)と、サッポロ赤星を追加する。いか刺しは大きかった。新鮮である。
「○○○やま~」との言葉が飛ぶ。つまり、どんどん品物が売切れになってゆくのである。そして、どんどん客が来店する。本当に盛況である。
先ほどから、次々にお客さんが来店され、皆断られている。カウンターとテーブルは満席。座敷に少し空きがあるがどうやら予約が入っているらしい。皆、残念そうに帰ってゆく。
隣の席の5人組のお客さんの1人が焼き台前の店員の方に、「毎日こんなに混むの?」と聞く。すると、「毎日こんなだったら蔵がたっちゃいますよ」と、定番の答えが帰ってくる。
先ほどから、丁寧にゆっくりと焼かれている「白いもの」がずっと気になっていた。焼きおにぎりである。サイズが大きく、実にうまそうなのである。焼きおにぎり2個味噌汁付(330円)である。今日は帰ってから夕食なので我慢したが、次回は必ず食べたいと思う一品である。
さて、時間はすぐにたってしまう。1時間ほどの滞在であった。お勘定をお願いする。
2,940円である。安い。
外に出て、外観と看板の写真を撮ろうとしてポケットを探った。無い。店内に忘れたのでとあった。急いで店内に戻ると、焼き台の店員さんが微笑みながらこちらを見ている。その手には私の携帯電話があった。画面が開いてあったのであきらかに読まれたようである。「お勘定2,940円、安い」という部分を読まれたに違いない。外に出て、外観と看板の写真を撮影をして急いで立ち去る。ちょっと恥ずかしい。

元住吉 「かとりや 元住吉店」
住所 神奈川県川崎市中原区木月1丁目24-1
電話 044-411-6178
定休日 日曜
営業時間 17:00~23:00
交通 東急東横線元住吉駅徒歩1分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」
おかみさんではないのですが。