自由が丘 焼き鳥「やっちゃん」 第4回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第631回 2016年10月29日(土)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 自由が丘 焼き鳥「やっちゃん」   第4回


  ~ 自由が丘の今昔 ~


  
 


  
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 自由が丘はのある街である。私が始めてこの街に来たのは小学校四年生。当時は世田谷区民だった。親から離され、三浦半島にある身体の弱い小学生が健康になる為の学校、「養護学園」に入る為、荷物をもって自由が丘駅前に集められた。親とは改札口で別れ、教員たちに引率されて三浦海岸へ向かったのである。自由が丘は私の目に明るく眩しい場所に映った。しかし、十歳の少年が一ヶ月に一回の面会日の数時間しか親に会えない場所へ向かうのだから、まるで「刑務所」へ入所するような気分であった。
 その後も何かというと、印象に残る出来事がこの街で起こるのだった。

 SAKURAと一緒である。自由が丘のロータリー側正面口改札を出て右手へ、東横線の線路沿いに建つ細長いビル、「自由が丘デパート」の入口が見えた。入ってすぐ右手のエレベーターに乗る。
 エレベーターを三階で降りると、右へ長い廊下が続いている。一軒目が焼き鳥「やっちゃん」。廊下側にいくつか四角い小窓があって、中の気配が解るようになっている。
 左手の赤い暖簾をくぐって、入口から中に入ると目の前にカウンターがあり、右の方で奥へ曲がったL字カウンターになっている。

   ← 自由が丘 焼き鳥「やっちゃん」

 入ってすぐの辺りに二人で座る。右手に先客の男性が一人。まだ、午後五時前なので空いているのだ。
 
 「どうも、お久しぶり・・・赤星ください」
 
 まずは、サッポロ瓶ビール赤星大瓶(六〇〇円)である。

 すぐに焼き物である。
 かしら(一二〇円)、たん(一二〇円)、はつ(一二〇円)を各二本。

 今日も焼き物がうまい。飾り立てるようなことはものは何も無い、ただ、うまいのである。

 ビールの後は、定番のトマト割り(四〇〇円)である。

 マスターと城南地区の様々な居酒屋の話をする。
 
 「新しく△△に出来た○○はどうですか」
 「○○は元々は□□に本店があって、それが増えて今は・・・」

 といった話である。

 三杯目に、やはり、レモンサワーを頼んでしまった。
 いつもながら焼酎が濃い。危険である。
 キンミヤ焼酎がホッピーグラスの上下二個ある星印の上の星印よりさらに上まで入っている。
 うまい。そして、強い。

 おつまみ南部せんべい(四〇〇円)も頼んだ。

 並びに女性の常連客らしき方がいらした。
 なんとなく、マスターとの会話に加わる。

 「以前にお会いしたことありますよね」とSAKURAが相手の方に伝えると、やはり正解であった。

 自由が丘の隣の駅、都立大学の立ち飲み「ホームラン」で、やはり、五年ほど前にお会いしたことがあるそうだ。
 そこから東横線沿線の立ち飲みや居酒屋さんの話になる。これぞ酒場ファンの口コミネットワークだ。
 ネット上では話せない裏話などが次々に出てくるのが面白い。

 それから、長年自由が丘にいらっしゃるマスターも加わって、一九八〇年代にまで自由が丘にあったジャズ喫茶「ファイブスポット」の話になる。
 ジャズ喫茶「ファイブスポット」は自由が丘駅の西口側の南風ビルの地下、現在はカラオケになっているところにあった。ジャズ評論家いそのてるお氏が経営、 昼間は音楽喫茶、不定期にジャズのライブ演奏があった。ジャズ評論家だった大橋巨泉氏も出入りされていたそうである。

 日本盛生貯蔵酒(六〇〇円)と塩辛(三五〇円)で締めにすることにした。

 午後五時から六時半まで一時間半ほどの滞在。
 お勘定は二人で三四〇〇円であった。

 外に出る。
 「やっちゃん」の入っているのは自由が丘デパート
 当時、母親に連れられ、その中のスポーツ用品店に行き、買い物をしたことを思い出す。
 運動靴か何かを「養護学園」へ行く前に買ってもらったような気がする。
 浮き立つ気持ちの買い物ではなく、気分が落ち込んでいたことを思い出す。
 あれから四十八年が過ぎた。






自由が丘 焼き鳥「やっちゃん」 
住所 東京都目黒区自由が丘1-28-8 自由が丘デパート3階 
電話 090-2627-6333
営業時間 16:00~24:00
定休日 水曜日
交通 東急東横線・大井町線自由が丘駅から徒歩1分


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ジャンル : グルメ

平沼橋 魚河岸料理「浜昇」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第630回 2016年10月27日(木)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 平沼橋 魚河岸料理「浜昇」 


  ~ カツオゲソ揚げポテサラな夜 ~


  

  
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 前々回、平沼橋の駅東側のお店を紹介した際に、「平沼橋駅周辺は横浜というターミナル駅の次の駅でありながらとても静かである。夜になると、駅周辺だというのに人通りも少ない。」と書いた。このことは西側も同じで、静かな住宅街なのである。
 平沼橋駅の改札階から西側にエレベーターで降り、駅脇の路地を横浜駅方面へ歩く。左に曲がり右に曲がりまっすぐ行くと小さな橋に出た。見上げれば大型車も行き交う大きな平沼橋。小さな橋を渡って、そのまま、まっすぐ歩けば、三ツ沢方面、第3京浜入口へ向かう大きな道の側道となる。三本目の道を左に入ってみる。そこに今日の目的の店、魚河岸料理「浜昇」さんがある。

  

 アクリル看板が入口の上にかかげられ、その下にかかる古い暖簾をくぐって中に入った。
 今まで、何度か中をのぞき、カウンター席に空きが無い為入らなかった店なのである。いつもなかなか盛況の様子。
 入って正面にカウンター席が六席、カウンターの中が調理場である。調理場にマスター、入口近くにママさんらしき方。
 左手には五人テーブル一つ、四人テーブル一つ、六人テーブル一つの計三つのテーブル席があった。
 四人テーブルと五人テーブルに人生の先輩たち九名様の団体。
 カウンター席手前に男性一人、カウンターの一番奥の端に座った。落ち着く場所だ。

 まずは、キリン瓶ビール大瓶(六三〇円)、ちなみに中瓶ならスーパードライもある。
 調理場の中の手書きメニューを見て、上かつお刺(六三〇円)とポテトサラダ(三五〇円)を頼んだ。お通しとおしぼりが出てきた。お通しはローストビーフと三つ葉玉ねぎなどを刻んで合えたもの。
 ビールを飲みながら店内を見回す。

  「お知らせ カウンターは禁煙です」の文字。これは助かる

 食材についてのマスターとママの会話が面白い。

 テーブル席の九名様の団体の皆さんは日本シリーズの話である。野球の話は酒場の花形。盛り上がっている。
 全員がベイスターズファン。さすがは横浜である。

 並びの常連らしき男性がカウンターの中のマスターに向かって聞いた。

 「今日のあん肝のあぶらはどう?」

 答えが無い。代わりに女性が聞く。

 「今日のあん肝はどう?」

 「いい時しか出さない。」とマスターの一言。

 「じゃ、それ」

 必要最小限の会話である。

 「失礼します、ポテトサラダどうぞ」と言って、ママさんがポテトサラダを持ってきてくれた。

 そこで、ゲソ揚げ(四〇〇円)とウーロンハイ(三〇〇円)を頼んだ。

 お客様へのママさんの静かな気遣いが素晴らしい。

 近くの大通りを渡れば、横浜駅の西側に広がる歓楽街。
 そこから逃げるように道を渡り、この静かな場所のお店にやってくる気持ちが解る気がする。
 また、男性客が入ってこられた。ボトルを自分で棚から出すお客様。その方もカツオを注文した。

 ママさんは、お客様の飲み方を覚えてくれて、何も言わなくてもいろいろと用意している。
 それが、常連酒場の機能である。

 先客の方が小声で会計を頼む。
 「○○ちゃんお会計。」とママさん。
 親密な感じが伝わる。そして、計算。
 団体の方々が帰ってゆくと、男性と女性の一組。客足は絶えない。

 ゲソ揚げをママさんが持ってきてくれる。
 「中のイカが外の衣より熱いのできおつけてください」と親切な一言。

 女性連れの男性が何か注文した。
 「れんそうバター、ひとつ」とママさん。
 「連想バターって何だろう」と思う。
 ほうれん草バターのことであることがやっと解る。
 我ながら鈍いと思う。連想力が弱くなっているのだ。

 男性客が入ってきて、さきほどの男性の座っていた席に座る。常連席なのである。
 そして、やはりカツオ刺、そして、ゲソ揚げ、さらに、ポテトサラダと頼まれた。
 私とまったく同じものを注文したのである。面白い。

「カツオを食べて元気になりたい」という気持ちは男性一人客の共通の気持ちか。

 午後七時から八時まで一時間の滞在。二六一〇円。単価は税込。

 元気が出てきたようだ。夜道を急ぐ足が軽い。



平沼橋 魚河岸料理「浜昇」
住所 横浜市西区岡野1-9-13
電話 045-312-5082
営業時間 17:00~23:00
定休日 日曜日
交通 相模鉄道平沼橋駅下車徒歩3分/JR横浜駅下車徒歩7分。




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野毛 リーゼント居酒屋「酒蔵けんちゃん」

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居酒屋探偵DAITENの生活 第629回 2016年10月23日(日)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 野毛 リーゼント居酒屋「酒蔵けんちゃん」 



  ~ 野毛の動物園とリーゼント居酒屋 ~


 


  
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 日曜日に横浜を歩くのが我々にとって恒例になっている。
 そして、その目的地の最後は必ず゛「居酒屋」である。

 今回の目的地は野毛のリーゼント居酒屋「酒蔵 けんちゃん」
 平日は混みあうので、今までなかなか入れなかった繁盛店。

    リーゼント居酒屋「酒蔵 けんちゃん」

 そして、目的地の手前には今まで、ずっと行きたいと思っていた場所があるのだ。
 相鉄線の西横浜駅を降りて、東海道・国道一号線を渡り目の前の水道道をまっすぐに行くと藤棚町の交差点に出る。
 この交差点は、東海道の浜松町の交差点から黄金町方面への太い道と、東海道の久保町の交差点から藤棚を通って、京浜急行の戸部駅の近くに至る商店街の道、そして、西横浜駅から藤棚交差点に至る水道道と呼ばれる道路の三本の道が交差する六差路になっている。
 水道道の交差点の先は、一番細い道が急な坂道になっていて、野毛方面へのタクシーの抜け道となっていることは地元の人は皆知っている。

 この急な坂道を歩いてゆく。上りきった場所から下り坂となり深い谷底からまた急な坂道になっている。二つ目の坂を上がりきったところに、「野毛山動物園」がある。
 
  

 「野毛山動物園」は横浜市立。入場無料の動物園なのである。
 
  

 人気のある動物はレッサーパンダである。二匹がくるくると木道を走り回り、お互いを追い掛け回している姿が愛らしかった。

  

 手が届くかもしれないと思えるような近さで見るキリンの顔。魅力的だった。

 「野毛山動物園」の中の休憩所はとてもきれいな建物で、売店があり、そこで缶ビールを買って飲んだ。我々はどこへ行っても結局飲んでいる。
  
 「野毛山動物園」のゲートを出たのは午後四時半の閉園であった。二時間ほどの滞在。楽しいひと時だった。

 「野毛山動物園」野毛山公園の中にある。公園の展望台から横浜の街がよく見える。坂を下り、横浜市中央図書館の前を通って、野毛坂の交差点を渡って、野毛3丁目交差点にでる。右に行けば京浜急行日ノ出町駅、左に行けば横浜市営地下鉄とJR根岸線の桜木町駅である。左に曲がり、平戸桜木道路を桜木町駅方面へ。二つ目の野毛2丁目交差点を右へ入り、最初の十字路の右向こう角から二軒目に今日の目的の店、リーゼント居酒屋「酒蔵 けんちゃん」はあった。

    リーゼント居酒屋「酒蔵 けんちゃん」

 店の入口の上の看板や入口脇に置かれたアクリル看板には、マスターのお姿をイラスト化した絵の描かれ、キャッチフレーズは「うまいよ、安いよ、ロックンロールでよろしく」である。

  
 
 暖簾をくぐり、中をのぞく。右側がカウンター席が八席、左側が四人掛テーブル席が三つ。
 手前から二番目のテーブル席が空いていたのでそこに座った。
 噂の人気店である。平日夜はいつもほぼ満席。日曜日の夜だから今日の我々はすんなり入れたに違いない。

 私はレモンサワー(四〇〇円)、SAKURAグラスワイン赤(四〇〇円)

 大粒カキフライ(五五〇円)とマグロ切り落とし(六三〇円)を注文。お通しは煮物。
 カキフライもマグロも美味かった。
 次々に常連らしき方々が来店。すぐに満席になった。

 マスターのプロフィール写真が貼ってあり、「好きに生きてく」の文字。

 二杯目は緑茶ハイ(四〇〇円)。そして、人気ランキング第1位と書かれた、ふわふわさつま揚げ(五五〇円)を頼む。メレンゲのようにやわらかくフワフワにしたさつま揚げは定番商品。

 焼酎ボトルの種類が豊富。七二〇ミリリットル入りは三ヶ月が期限、一八〇〇ミリリットル一升瓶の場合は八ヶ月が期限となっている。白霧島一升(六〇〇〇円)、黒霧島一升(七〇〇〇円)など。
 ずっと前からのこのお店の常連である友人が一升瓶ボトルを入れており、その一升瓶ボトルを飲むように言ってくれていた。
 でも、日曜であり、今日のところはやめにする。

 置かれたダルマの髪型がリーゼントなのをSAKURAが発見。お客様がマスターのけんちゃんをとにかく褒めるのが面白い。

 人気ランキング第2位けんちゃん特製オムライス(六〇〇円)を注文。
 量もたっぷりある。これが今日の我が家の夕御飯となった。

 ジムビームソーダ割り小グラス(四〇〇円)を注文。SAKURAも赤ワインのお代わりである。

 「酒蔵けんちゃん」に入る前に周囲を歩いてみた。チェーン店も増え、様々な資本が次々に入ってきている。
 野毛も変わってゆく。しかし、私は元々の本当の地元店に入りたいと思う。

 外に中に入りたい方々の人影が見える。長居は無用。お勘定をお願いする。

 午後六時から七時まで一時間ほどの滞在。お勘定は四八七〇円であった。

 動物園と酒場街。野毛の持つ二つの面をたっぷり楽しんだ日曜日であった。

 


野毛 リーゼント居酒屋「酒蔵けんちゃん」
住所 神奈川県横浜市中区野毛町2-69
電話 045-231-3169
定休日 月曜日
営業時間 17:00~24:00
交通 JR「桜木町駅」下車徒歩5分/京急「日ノ出町駅」下車徒歩5分


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平沼橋 すしと炉辺焼き「家城」

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居酒屋探偵DAITENの生活 第628回 2016年10月14日(金)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 平沼橋 すしと炉辺焼き「家城」 

  ~ 住宅街に燈る灯りに吸い寄せられて  ~




  

 
  
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 相鉄線の横浜駅と次の平沼橋駅との駅間は横浜駅のホームの端から見るととても近く感じる。
 実際に調べてみると、距離は九〇〇メートルと近い。しかし、もっと近い相鉄線の駅間は横浜駅から二つ目の西横浜駅と三つ目の天王町駅の間の六〇〇メートルである。

 平沼橋駅周辺は横浜というターミナル駅の次の駅でありながらとても静かである。
 夜になると、駅周辺だというのに人通りも少ない。
 上下線が共に停車する島ホームからエスカレーターを上がり、改札を出て駅の東側と西側をつなぐ歩道橋を左へ。
 階段を降りて駅西側に降り立った。線路に対して平行の道を横浜駅方面へ戻るように歩くと、左手にイオングループの「まいばすけっと株式会社」が展開している都市型小型食品スーパーマーケット「まいばすけっと」の平沼橋駅前店がある。他に買い物のできるような「店」は周辺に見当たらない。

 少し先にほのかな灯りが見えた。吸い寄せられるようにして歩いてゆく。
 すし炉端焼き「家城」と書かれた白い暖簾、その上に看板が掲げられ、家紋と共に「家城」の文字に灯りが当てられていた。
 すしと炉端焼き「家城」さんである。

 

 白い暖簾をくぐり、中に入る。右手に四人席が二つ。左手にL字カウンター十二席。その背後に二人席一つ。L字カウンターの角に座った。
 右手の四人テーブルに三名、カウンター左手にカップル。それぞれ盛り上がっている。

 壁は白とベージュ。カウンターやテーブルや椅子は濃い茶色で統一されている。カウンターの中の調理場は余裕のある広さ。
 そこには忙しそうなマスターとママさん。
 
 ママさんに声をかけて、お酒をお願いした。
 銘柄は桃の滴三〇〇ml(八〇〇円)である。
 京都の松本酒造の純米吟醸酒。

 緑色にきれいな絵柄のラベルの貼られたボトルと一緒に出てきたお通しは白魚の酢の物

 つまみは、寿司も提供しているお店らしくこはだ(七八〇円)にする。

 好物のこはだを口に入れ、酒を飲む。
 良い頃合いに酢でしめてある。
 最近はますます淡白な魚ばかり食べたくなる。
 
 箸袋が洒落ている。そこには真鯛の魚拓、そして、真鯛の説明が書かれている。
 思わず持ち帰ることにした。

 「はい、上がりまーす!」と元気なマスター。
 
 常連さん達も楽しそうだ。

 貝刺身盛合せ(一二八〇円)は次回頼みたい。

 男性一人が入ってきて、カウンターの右端に座った。常連さんであることは会話でわかる。
 
 マスターが顔を出してくれたので、その笑顔にむかって、また好物を頼んだ。

 たこ唐揚(七〇〇円)。

 たこもまた好きな魚介類。

 「家城」さんは居酒屋的な雰囲気に進化したお寿司屋さんである。

 午後七時十五分から八時まで四十五分の滞在。
 お勘定をお願いする。二五八〇円であった。

 外に出ると暗い夜道である。平沼橋駅まで三分。
 来る時よりも近いような気がしたのは「酒」のせいだろうか。



平沼橋 すしと炉辺焼き「家城(いえしろ)」
住所 横浜市西区平沼1-24-8 ドム横浜101
電話 045-320-1331
営業時間 17:00~23:30
交通 相模鉄道平沼橋駅下車徒歩3分。
公式サイト http://ieshiro.web.fc2.com/



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天王町 時間限定角打「福屋」第2回

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居酒屋探偵DAITENの生活 第627回 2016年9月17日(土)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 天王町 時間限定角打「福屋」  第2回




  ~ 有料試飲できる銘酒が三十種類以上に進化! ~


  

  
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 相鉄線の天王町駅近くからJR保土ケ谷駅西口周辺に至り、保土ヶ谷駅前ロータリーではなく、そのまま保土ヶ谷駅西口商店街のメインの道へ、JR東海道線と横須賀線の踏み切りを渡って東海道沿いの「本陣」前に至るまっすぐな道を私は勝手に「天保ストリート」と呼んでいる。
 
 前回紹介してから何度か訪問している「角打ち 福屋」さんの試飲可能銘柄が五種類程度から一期に三十種類になったということを聞いたので行ってみることにした。
 前述の「天保ストリート」に面した路地を覗くといつもの「角打ち 福屋」と書かれた手書き看板を発見。営業中の札もある。
 
 

 路地の奥まで行くと、正面の建物に「㈲福屋尾崎商店」の矢印看板がある。

  

 入口の上には「杉玉」もちゃんと飾ってあり、日本酒を呑む気持ちになってくる。

  

 さて、一杯目、まずは、増鏡かめ酒かめしずく(四〇〇円)
 光殺菌もせず、防腐剤も使っていないとのこと。

 のんでみる。実に濃い。
  
  

 

 そして、二杯目は夏どぶろっく純米活性にごり酒(一五〇円)。

 「上澄みにしますか?、混ぜてから飲みますか?」と聞いてくださる。
 
 迷っていると、上澄み半分、上下を混ぜて半分ずつ作ってくださった。
 飲み比べてみる。それぞれが全然違う。
 ここではお水を一緒にいただいた。口をすっきりさせて次へ。
 来月には一種、新酒がでるらしい。

  


  長野県 市野屋商店 造り酒屋のつくったどぶろく(一六〇円)。とろとろでまるで濃い豆乳を飲んでいるような。どぶろく系、にごり系は私の好物である。

  


 そして、四杯目。
 広島県呉市の相原酒造の純米吟醸 雨後の月(二〇〇円)

 9月30日と10月1日に、なんと一〇一〇円で飲み放題があるとのこと。これは絶対行かなければと思う。

 追記/実際に参加、素晴らしかった。

 つまみは、魚肉ソーセージ(一〇〇円)。

  


 さて、ここで五杯目は福島県会津若松市の鶴乃江酒造の純米吟醸ゆり(二七〇円)である。
 女性杜氏が作った酒であるとのこと。


  

 良い酒を六十ミリづつ五杯、三〇〇ミリをいただいた。じっさいは少しおまけ。
 魚肉ソーセージ一本たべて、しめて、一二八〇円。
 実に満足できる。良い酒を少しのんで、心も身体も満足。
 やみつきである。

  

 杉玉をふりかえり、家路についた。一時間半ほどで、ゆっくり飲むのは良い。
 水もいただきながらなので、身体にもやさしい。
 
 「角打ち 福屋」さん、やみつきである。

 
 詳しい情報は、お店のfacebookページをごらんいただきたい。



天王町 営業日時間限定角打「福屋」 
住所 横浜市保土ヶ谷区岩間町1-7-8
電話 045-331-2983
営業時間 角打ちとしては金曜、土曜日、午後十時からのみ営業。
交通 相模鉄道天王町駅下車徒歩1分。JR横須賀線保土ケ谷駅下車徒歩10分。



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蒲田 牡蠣料理・串焼き・串揚げ「牡蠣バル」

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居酒屋探偵DAITENの生活 第626回 2016年9月16日(金)  【地域別】 【時間順】 【池上線】 【がっかり集】


 ※2016年9月14日 1,450,000カウント通過。感謝!


 蒲田 牡蠣料理・串焼き・串揚げ「牡蠣バル」


  ~ 牡蠣だけじゃないオイスターバー  ~


 


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 写真の持つ力に引き込まれる時がある。まさに、今日がそうだった。
 FACEBOOKの「お友達」、トランペッターの下神竜哉氏の美味しそうな写真を見て、こちらのお店に行きたくなったのである。そのお店は蒲田のバーボンロードにできた「牡蠣バル」さんである。

 バーボンロードは蒲田でも馴染みの街で、このブログで紹介したお店はバーボンロードだけで十軒ある。
 牡蠣バルさんは、その存在が最初から気になっていたが、本日がはじめての入店となった。

 

 東急池上線と多摩川線の蒲田駅改札口を出て左手へ。すぐ左脇にあるエレベーターを降りる。
 エレベータを出ると正面には駅高架下にある東急ストア。右手へ歩き、高架脇の道路沿いに作られた商店街を歩いてゆく。
 高架下は耐震化工事の際に入った比較的新しい店ばかりである。

 

 一つ目の十字路をすぎると、そこからは「バーボンロード」となる。

 

 「バーボンロード」、左手に「牡蠣バル」さんはあった。

 

 正面のガラス戸を入る、正面にカウンター席が七席。流れるのはやはりジャズ。
 前を通る時はいつも混んでいる様子が今日は早い時間なのでどなたもいない。
 カウンターの右端に座った。焼き台前である。カウンターの中には若いマスターらしき方が一人。
 外は、蒲田のディープな飲み屋街「バーボンロード」。しかし、店内の雰囲気はちょっと違う。

 お通しは、レバーペーストバケットが少し。生ビール(四八〇円)をもらう。
 
 まずは、焼き牡蠣(三〇〇円)をお願いする。
 実は私は生牡蠣よりも焼き牡蠣が好きなのである。

 そして、メニューを見れば、なんと「焼きとん」がある。やはり、ここは蒲田である。
 「牡蠣だけじゃないオイスターバー」なのだ。

 カシラ(一四〇円)、ハラミ(一四〇円)、トロタン(一六〇円)を各一本。
 普通のタンは今日は無く、数量限定のトロタンのみとのこと。運が良い。

 注文を終えて、食べ始めたお通し(三〇〇円)のレバーペーストが美味い。

 じっくりと、メニューを見る。
 牡蠣、焼きトン、串揚げ。
 三種のカテゴリーが食べられるのが良い。

 ワインリストもある。リーズナブルなワインをボトルでとるのもおすすめとのこと。

 やきとんがやってくる。ボリュームがあるやきとん。やはり、トロタンが美味かった。

 マスターから牡蠣談義を伺う。北海道釧路産の牡蠣は別名昆布森。身が大きく、濃厚とのこと。

 北海道の牡蠣、仙鳳趾(六五〇円)を選んだ。

 濃厚な、実に濃厚な。クリーミーなどという言葉は使いたく無い。濃厚なのである。

 「一枚の写真を見てきてしまったんです」と話すうちに、マスターの中で下神氏の写真につながり、私もマスターもお互い同じ地域の住人であることが解ってしまった。ここから話が弾んだ。

 仙鳳趾(せんぽうし)にはが入っているラッキーな瞬間もあるとのこと。
 毎年10月から2月がシーズン。

 仙鳳趾を特別に焼いていただいた。生牡蠣で食べるべき新鮮なレベルの牡蠣をあえて焼く。
 これが美味い。贅沢である。塩分と旨味の虜である。

 東名志津川仙鳳趾
 生牡蠣三種食べ比べセット(一三八〇円)がある。

 やがて、登場された方は、白ワインのボトルを一本とこのセットをすぐに注文されていた。よくいらっしゃる方か。

 午後6時30分から7時50分までの滞在。
 本日のお支払いは税込二七五四円。
 
 一枚の写真によって、馴染みの街の新しい面、良いお店を再発見した夜であった。


 

蒲田 牡蠣・串焼き・串揚げ「牡蠣バル」
住 所 東京都大田区西蒲田7-70-1  バーボンロード内
電 話 03-3737-5252
営業時間 11:30~14:00/17:00~23:30
定休日 水曜日
交通 交通 東急池上線・多摩川線蒲田駅下車徒歩3分。JR京浜東北線蒲田駅下車徒歩4分。


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ジャンル : グルメ

天王町 串焼き・串揚げ「けんめり」

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 天王町 串焼き・串揚げ「けんめり」


  ~ ついに脅威の二十四時間営業酒場に進化  ~

 


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 相鉄線の天王町駅の改札を出て、左手へ行くと帷子川にかかる帷子橋までの間のわずか五十メートルほどの道沿いの左右に酒をのませるお店がたくさん並んでいる。居酒屋、もつ焼き、やきとり、スナック、パブ、ラーメン店があり、チェーンの外食産業の店もどんどん増えている。どこも生ビールなどを置いて、流行の「ちょいのみ」を勧めている。派手な看板の店が多く、居酒屋としても特徴的な業態が多い。 そんな中にあって、一軒だけ地味で目立たない居酒屋がついに撤退した。そして、その跡の場所に工事が入り、やがて、黄色い派手なテントの新装開店となった。(写真)

 

 店名は、串焼き・串揚げ「けんめり」。面白い名前である。
 実は、横浜市中区長者町に「遊酒家はとば」というお店があり、その近くに「めりけんはとば」というたこ焼きと焼き鳥のお店がある。その同じ系列のお店としてできたのがこちらの「けんめり」である。「めりけん」の逆が「けんめり」なのである。実に面白い。

 

 「本日の残業は当店で」というキャッチコピーがテントに書いてある。
 「午前九時から深夜二時まで」の営業というのにもびっくりした。下の写真は少し前のものである。

 

 何度か来店しているうち、
 ある日、行ってみると、店内にこのようなものが掲示されていた。
 午前九時からの営業にも驚いたが、ついに、二十四時間営業に踏みきったことにも驚いた。
 横浜や蒲田、渋谷などに最近増えている二十四時間居酒屋と同じになったのである。
 大規模チェーンではないこちらのお店が二十四時間営業に踏み切るのは大変に違いない。

 

 メリケンとは、アメリカン(American)の古い日本語表記である。
 ケンメリはその逆だ。
 私の周囲の同世代では、ケンメリと聞くと、日産自動車のテレビCM、「ケンとメリーのスカイライン」(ケンメリ)を思い出すようである。
 
 激安で呑める店が多い天王町。
 ただ安いだけのお店もある中、一見、「けんめり」の外観の派手さに惑わされるかもしれない。

 SAKURAと二人、土曜日の午後に入ってみた。
 私はキンミヤ黒ホッピーセット(四〇〇円)、SAKURAは生ビール(二九〇円)である。
 生ビールのジョッキは予想通りの小ジョッキである。この価格なら当たり前だ。
 メニューを見る。串焼き串揚げの両方をメインにしたお店だ。
 串揚げはソース、わさび塩、ポン酢、醤油を選べる。

 キッチン三人、フロア二人のお店の方。
 入って右側にカウンター席が五人。椅子はあるけれど、一番手前はレジがあるので座るのは無理な一席。
 四人テーブル席が左手に二つ。背もたれが高く個室感のある席になっている。
 さらに、奥の方に五人が座れる個室風テーブル席。

 鶏ねぎま(八〇円)、鶏手羽先(一二〇円)、各二本を頼む。
 手羽先の串の刺し方が素晴らしい。これは一度食べることをおすすめする。
 ホワイトボートに書いてある「本日の絶品」の中から白もつ塩煮(四八〇円)。
 さらに、やげん軟骨(一三〇円)を二本、追加した。

 串揚げ盛り合わせ9本セット(一二六〇円分が九八〇円)や串焼き盛り合わせ11本セット(一二六〇円分が九八〇円)が人気の様子。四人がけテーブル席の方々がそれぞれ頼んでいた。

 枝豆(二〇〇円)とマカロニサラダ(二〇〇円)も頼む。

 ホッピーについて検証してみよう。ホッピー中は二種類。普通焼酎は一八〇円、金宮焼酎は二〇〇円。ホッピー外は二〇〇円
 キンミヤ焼酎の小徳利は五〇〇円、キンミヤ焼酎大徳利は六八〇円。これをとってホッピー外を追加して飲む人もいるに違いない。

 飲みきりで、焼酎小徳利は五五〇円、焼酎大徳利は七八〇円。黒霧島芋、いいちこ麦、黒かのか芋、かのか麦、さつま白波芋、二階堂麦、銀風米、玄庵そば、など種類は豊富だ。

 ランチやっているとのこと。十一時三十分より限定20食。ワンコインの五〇〇円だ。

 トイレに入ってみる。トイレがリニューアルしてあり、美しい。
 居酒屋を出店される方に申し上げたい。トイレだけは、最新のものにリニューアルをおすすめする。
 トイレが古くて汚い店には女性と若い人はリピートしない。

 トマト割り(二九〇円)を二杯頼んだ。

 お通しなしは素晴らしい。そとの看板にも「お通し〇円」とある。わかっていらっしゃる。
 お通しというものは、やがて世の中から消えるのでは無いだろうか。

 笑顔の店長ににんにく揚げ(三五〇円)をお願いする。
 辛味噌で食べる小ぶりのにんにく揚げがうまい。良いつまみである。
 また、飲んでしまう。

 キンミヤホッピーセット(四〇〇円)氷なし。さきほどの一杯目はジョッキはそれほど冷えていなかったけれど、二杯目はジョッキを凍らせてくれていた。急いで対応してくれたのかもしれない。

 最後はやはり日本酒。大関一合熱燗(三二〇円)。

 全て税抜き価格である。

 店内には、「スマートフォン充電器あります」と書いてある。「高速無料WiFi」もある。、

 焼き鳥の持ち帰りもできる。外で焼けるのを待っている人もいた。

 平日でも9時から営業していると、タクシー関係の方の仕事明けやお年寄りの会合の後など、朝酒、昼酒に対応してもらえる。
 しかし、前述した通り、後日行ってみると午前九時開店が二十四時間営業になっていた。ますます便利である。

 お勘定は二人で三六七〇円であった。


 天王町 串焼き・串揚げ「けんめり」
 住 所 横浜市保土ヶ谷区天王町2-47-2
 電 話 045-520-3934
 営業時間 24時間営業
 定休日 年中無休
 交通 相鉄線天王町駅下車徒歩1分。


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ジャンル : グルメ

桜木町 もつ焼き「ゴールデンもつ」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第624回 2016年9月3日(土)  【地域別】 【時間順】 【池上線】 【がっかり集】



 桜木町 もつ焼き「ゴールデンもつ」


  ~ 横浜美術館~ランドマーク・タワー~ぴおシティ  ~

  


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 お店の名前というものは重要である。でも、あまり奇をてらったものもよろしくない。
 最近はどうもシンプルさに欠けた店名を見かける。字が読みづらかったり、漢字が難しかったり、面白さを越えて覚えにくい。そんな店名をみかける。これは、最近の子供の名前の付け方にもいえる。店名は解りやすいものがよい。
 
 SAKURAと二人、みなとみらい地区にある横浜美術館「メアリー・カサット展」を見に行った。
 とても興味深い女性画家であり、横浜美術館のサイト情報によれば、
 〈メアリー・カサット(1844-1926)は、米国ペンシルヴェニア州ピッツバーグ郊外の裕福な家庭に生まれました。画家を志し、21歳のときに父親の反対を押し切ってパリに渡りました。古典絵画の研究から出発し、やがて新しい絵画表現を模索するなかでエドガー・ドガと運命的な出会いをとげ、印象派展への参加を決意します。〉とある。
 アメリカ人女性でありながらパリ印象派の一人となった訳であり、その経歴の面白さに絵画そのものだけではなく、会場では展示された年表から数十分も離れることができなかった。結局、二時間半ほど横浜美術館にいたことになる。
 
 さて、十分に頭も身体も疲れた我々が向かったは、パリ印象派の絵画を見ても、フランス料理店ではなかった。もつ焼き煮込みの店である。
 
 ストレートで解りやすく、それでいて、強烈な印象を与える店名が横浜市営地下鉄桜木町駅の駅ビル、「ぴおシティ」の地下二階にある。もつ焼き・煮込み「ゴールデンもつ」だ。

 まずは、抹茶色の巨大な暖簾が強い印象を我々に与える。(写真)

   

 巨大暖簾の右手に入口があり、黄色い小さな暖簾と赤提灯。やはり、大きな「ゴールデンもつ」のアクリル看板もある。
 さらに、お店の入口の右側に、白地に金文字で「ゴールデンもつ」のまぶしい巨大ロゴマーク(写真)。

  

 黄色い暖簾をくぐって中に入る。
 店内はかなり混んでいた。
 入口から右手に長いテーブルがある。その向こう側にテーブル席がいくつか。右手に配膳口があり、その中は調理場のようだ。
 壁には何台かの液晶テレビがあり、場外馬券場が近い桜木町らしく、競馬の開催日には競馬のテレビ中継が映し出される。

 入口すぐの長いテーブル席の一角に二人で座った。

 まずは、樽生ホッピー大(四九〇円)。
 SAKURAキリン一番搾り中瓶(五〇〇円)を注文する。

 樽生ホッピーには、四一〇円もあるとのこと。は普通のホッピージョッキである。
 今日は、キリン一番搾り中瓶ではなく、キリン秋味とのこと。

 もつの煮込み(三三〇円)を注文。ちょうど良いサイズの小鉢である。
 さらに、エシャレット(二七〇円)を注文、味噌だれが良いと咲良。
 ポテトサラダ(二七〇円)も頼んだ。

 かしら二本(二七〇円)となんこつ二本(二七〇円)。
 
 なんこつは、硬めのこうこつに近いなんこつであった。久しぶりである。

 男性の一人客の方が頼んだ飲み物。
 ゴールデンボンバー(四一〇円)といって、名物飲み物であり、中身はシャリシャリに凍らせたキンミヤ焼酎に梅シロップを入れたものとのこと。次回は頼みたいものである。

 店内は混んでいるのに、うるさくない。
 どうやら、今日は早めにお店を閉める日らしく、表に椅子が一つ置かれ、そこにその旨が書かれた紙が貼られたようだ。
 残念そうに帰ってゆく人々。

 下町のハイボール(三五〇円)を一杯飲む。
 それから、日本酒二合(七五〇円)とお猪口を二つ。

 えんどう豆が無いので、枝豆(三五〇円)を頼む。

 外の貼り紙を見た女性たちが店内に入ってきた。

 「山形から来たんですけど・・・ダメですか?」とのこと。
 お店の方に断れ、実に残念そうに帰っていった。

 横浜美術館で味わった快い疲れに酒がしみてゆく。

 今回のように、良質な芸術に触れることもできる美術館があり、高層ビル郡を抜け、数分歩いた場所で大衆的な酒場に入ることもできる。それが横浜の奥深さである。

 午後六時から七時半まで、一時間十五分の滞在。お勘定は二人で三八五〇円であった。
 




 桜木町 もつ焼き「ゴールデンもつ」
 住 所 神奈川県横浜市中区桜木町1-1 ぴおシティ B2F
 電 話 045-681-2538
 営業時間 11:30~22:00
 定休日 年中無休
 公式サイト 桜木町ぴおシティサイト http://www.piocity.com/shop/motu.html



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天王町 一品料理「ゆめ」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第623回 2016年8月26日(金)  【地域別】 【時間順】 【池上線】 【がっかり集】



 天王町 一品料理「ゆめ」


  ~ 寄り道セットに誘われて ~

  


 
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 相鉄線の天王町駅周辺は居酒屋が豊富である。すでに多くの店に入ってブログで紹介もしてきたれど、まだ、訪問していない店も多い。
 そんな中、ピンク色の派手な看板の割りに、比較的地味な「ゆめ」という店名、そして、「寄り道セット」の表示がずっと気になっていたお店があった。

 天王町駅改札を出たら左手へ。帷子川帷子橋を渡って旧東海道をまっすぐ歩く。商店街の三つ目の四つ角の右向こう側にそのお店はあった。

   天王町 一品料理「ゆめ」

 店内は広めできれいである。左手にカウンターが六席あり、中は調理場。右手に四人テーブルが手前と奥に一つずつ。その間に四角いテーブルの一方に半円を付加したような八人席の大テーブルがあり、カウンター側と柱二本と低い壁で区切られている。
 全体に広さに対して席を少なめにしているようだ。全ての席に半月膳が置かれているので高級感がある。外観よりも店内の方が木目を基調とした落ち着いた感じである。
 入って正面の高い位置に液晶テレビ。その下に毛筆で書かれた「夢」の文字。

 女将さんらしき女性が一人。カウンターの中に調理人の男性。
 カウンター席の一番手前に座った。

 「寄り道セット、お願いします」と伝える。

 寄り道セット(一二〇〇円)は好きな飲み物と刺身と選べる一品。

 生ビールを選んだ。

 お通し(三〇〇円)はマカロニサラダ。

 寄り道セットのメインは、マグロとカンパチお造り

 何品からか選べる料理から厚焼き玉子を選ぶ。

 店内は静かである。先客の男性が一人。静かに座っている。

 やがて、静けさに耐えられなくなったのか、その男性が女性相手に急に話しはじめた。久しぶりに来店されたとのこと。なかなか饒舌である。
 しばらく話してお勘定を済ませて帰られた。

 お造りは小さめの切り身だが美しく盛り付けてある。

 厚焼き玉子が素晴らしい。
 失礼かもしれないけれど、厚焼き玉子を食べてみると解るものがある。

 さて、寄り道セット生ビールは飲んでしまったので、ホッピーセット黒(五〇〇円)をもらうことにした。
 
 「ホッピーセット黒、氷無しでお願いします」
 「はい、ホッピーセット、黒で氷なしですね」

 今はホッピーセット氷無しと言っても解ってもらえる店が多くなっている。十年ほど前はホッピーの存在も知らず、知っていても氷無しで呑む文化を知らないお店も多かった。 ホッピーを冷やしていない店も多く、「氷入れないんですか?」とびっくりされたこともある。

 ホッピーを飲むと揚げ物が食べたくなる。アジフライ(四八〇円)をおすすめメニューに発見。
 特にアジフライは特別な存在だ。

 「アジフライお願いします。」

 アジフライにはキャベツ、ポテトサラダ、パセリがついてくる。

 テレビを観ながら静かな時間を楽しむ。
 8月である。連日暑い日が続いている。
 テレビでは、冷たい水を先に飲めば、かき氷を食べても頭が「きーん」とならないという番組をやっていた。
 毎年夏になると同じ話題が繰り返される。

 店内はこぎれいで、トイレも綺麗である。

 午後七時四〇分から午後八時二〇分まで四〇分ほどの滞在。
 寄り道セットで軽くのつもりがアジフライまで食べてしまった。
 お勘定は二四八〇円。

 最後まで静かな「ゆめ」のひと時だった。


 天王町 一品料理「ゆめ」
 住 所 神奈川県横浜市保土ケ谷区天王町1-3-5
 電 話 045-337-1173
 営業時間 17:00~23:30
 定休日 無休
 

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横浜 もつ串焼き・煮込み「もつしげ」横浜西口店

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第622回 2016年8月14日(日)  【地域別】 【時間順】 【池上線】 【がっかり集】



 横浜 もつ串焼き・煮込み「もつしげ」横浜西口店


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 横浜市中部を流れる帷子川は、下流部分の相鉄線西横浜駅の北側で石崎川に分岐、さらに、その先の岡野神社の手前辺りで新田間川へと分岐する。しかし、石崎川新田間川もそのまま海に至る訳ではなく、再び、横浜駅の南側で一つになり海に至るのである。
 この新田間川と本流の帷子川に挟まれ、運河に囲まれたような地域、特に横浜駅の西側の南幸地域は、繁華街となっており、たくさんの飲食店が集中している。
 
 SAKURAと二人、このエリアにある量販店で買い物をした後、当然のごとく「居酒屋」を探す。
 このエリアではチェーン店も多く、派手な電飾看板が目立つ。繁華街で店を選ぶ場合、出来るだけ地味な看板の店に入ることにしている。派手であればあるほど大規模資本の店であり、私たちには合わないからだ。
 
 三十分くらい店を探しただろうか。同じ道をぐるぐると回った末に、細めの路地にこの辺りとしては、白地に黒文字の比較的地味な看板を発見した。(下写真)

 

 「もつしげ」である。店名もあざとくない。蒔田の焼肉レストラン天龍が本体であり、十四店ほどのお店をもつ中規模チェーン店である。最近は蒲田にも蒲田西口ホルモンセンターという支店を出している。

 

 最近は「ハイボールタイム」というサービス時間を作っており、看板によれば一杯五〇円とのこと。
 入口にウイスキーの樽が置いてあるのは、やはり、ハイボール戦略だろうか。

 

 間口は狭く、奥まで細長い店構え。店の外に立ち飲みができる場所が作ってある。入って右手に焼き台。左手の壁際カウンターには十人ほどが座ることが出来、右手は全て立ち飲みカウンター。やはり十人以上が立てるようになっている。
 入口近くに階段があり、二階、三階へ上がることができる。座席が三十席ほどあるとのこと。

 一番奥まで一期に行き、右手の立ち飲みカウンターの前に立つ。座り席は一杯で、立ちカウンターは空いていた。
 立ち飲みのある店では立つのが流儀と思い、二人とも立つのである。
 お通しキャベツ二五〇円は食べ放題とカウンター前に書いてあった。

 まずは、SAKURAは生ビール(四九〇円)、私はホッピーセット黒氷なし(四六〇円)を注文する。つまみは、名物塩煮込み(四八〇円)である。

 「ユニフォームの肩が光っているのがおしゃれだわ」と咲良。

 さて、焼き物である。
 ハツモト(一四〇円)、エリンギ(一四〇円)、カシラ(一二〇円)、タン(一四〇円)を各一本づつ。

 希少部位として、ハツモト(一四〇円)と牛芯タン(三三〇円)が提供されている。
 座り席が空いたと教えてくださる。しかし、立っていたい旨を伝えて断った。笑顔のお店の方。

 「豪快ひやでお願いします。」と私。
 「あの、ひやは常温でして・・・」と説明してくれる。
 「大丈夫です。」と答える。

 豪快一合ひや(四三〇円)とおちょこ二つがくる。常温である。

 「ごめんね、こんなに暑い日なのに変わってて。」と私。
 「大丈夫です」と笑顔。

 ダムウェータ(昇降機)があり、三階までがお店で、お酒の常温は一階で提供し、熱燗にするのは三階と説明してくれた。

 馬刺しもある。最近は馬肉を提供するお店が増えている。天王町には馬刺し食べ放題もあるようだ。
 馬刺しは五七〇円、桜ユッケ五七〇円、塩桜ユッケ五七〇円と馬肉メニューは三種類。

 テレビは高校野球の中継中。横浜高校対履正社で現在6回裏。履正社5点、横浜高校1点。試合時間が延びたらしく、なんとナイターである。
 
 食べ放題のお通しキャベツをお代わりした。豪快一合ひやを追加する。
 
 横浜の歓楽街で、もつ焼きを食べ、ホッピーを飲み、キャベツを食べ、少しの常温の酒を口にはこび、高校野球の中継を見ながら夫婦で夕暮れ時を過ごす。我々にとっては平和で幸せなひとときである。
 
 四十分ほどの滞在、お勘定は二人で税込み三八七七円であった。




横浜 もつ串焼き・煮込み「もつしげ」横浜西口店
住 所 神奈川県横浜市西区南幸2-8-26
電 話 045-314-2983
営業時間 月~土17:00~25:00/日16:00~24:00
定休日 不定休
交 通 相模鉄道横浜駅下車徒歩3分/横浜市営地下鉄横浜駅下車徒歩3分/東急東横線・みなとみらい線横浜駅下車徒歩5分/JR線横浜駅下車徒歩6分/京浜急行横浜駅下車徒歩7分
公式サイト http://www.new-look.co.jp/


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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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