平沼橋 すしと炉辺焼き「家城」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第628回 2016年10月14日(金)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 平沼橋 すしと炉辺焼き「家城」 

  ~ 住宅街に燈る灯りに吸い寄せられて  ~




  

 
  
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 相鉄線の横浜駅と次の平沼橋駅との駅間は横浜駅のホームの端から見るととても近く感じる。
 実際に調べてみると、距離は九〇〇メートルと近い。しかし、もっと近い相鉄線の駅間は横浜駅から二つ目の西横浜駅と三つ目の天王町駅の間の六〇〇メートルである。

 平沼橋駅周辺は横浜というターミナル駅の次の駅でありながらとても静かである。
 夜になると、駅周辺だというのに人通りも少ない。
 上下線が共に停車する島ホームからエスカレーターを上がり、改札を出て駅の東側と西側をつなぐ歩道橋を左へ。
 階段を降りて駅西側に降り立った。線路に対して平行の道を横浜駅方面へ戻るように歩くと、左手にイオングループの「まいばすけっと株式会社」が展開している都市型小型食品スーパーマーケット「まいばすけっと」の平沼橋駅前店がある。他に買い物のできるような「店」は周辺に見当たらない。

 少し先にほのかな灯りが見えた。吸い寄せられるようにして歩いてゆく。
 すし炉端焼き「家城」と書かれた白い暖簾、その上に看板が掲げられ、家紋と共に「家城」の文字に灯りが当てられていた。
 すしと炉端焼き「家城」さんである。

 

 白い暖簾をくぐり、中に入る。右手に四人席が二つ。左手にL字カウンター十二席。その背後に二人席一つ。L字カウンターの角に座った。
 右手の四人テーブルに三名、カウンター左手にカップル。それぞれ盛り上がっている。

 壁は白とベージュ。カウンターやテーブルや椅子は濃い茶色で統一されている。カウンターの中の調理場は余裕のある広さ。
 そこには忙しそうなマスターとママさん。
 
 ママさんに声をかけて、お酒をお願いした。
 銘柄は桃の滴三〇〇ml(八〇〇円)である。
 京都の松本酒造の純米吟醸酒。

 緑色にきれいな絵柄のラベルの貼られたボトルと一緒に出てきたお通しは白魚の酢の物

 つまみは、寿司も提供しているお店らしくこはだ(七八〇円)にする。

 好物のこはだを口に入れ、酒を飲む。
 良い頃合いに酢でしめてある。
 最近はますます淡白な魚ばかり食べたくなる。
 
 箸袋が洒落ている。そこには真鯛の魚拓、そして、真鯛の説明が書かれている。
 思わず持ち帰ることにした。

 「はい、上がりまーす!」と元気なマスター。
 
 常連さん達も楽しそうだ。

 貝刺身盛合せ(一二八〇円)は次回頼みたい。

 男性一人が入ってきて、カウンターの右端に座った。常連さんであることは会話でわかる。
 
 マスターが顔を出してくれたので、その笑顔にむかって、また好物を頼んだ。

 たこ唐揚(七〇〇円)。

 たこもまた好きな魚介類。

 「家城」さんは居酒屋的な雰囲気に進化したお寿司屋さんである。

 午後七時十五分から八時まで四十五分の滞在。
 お勘定をお願いする。二五八〇円であった。

 外に出ると暗い夜道である。平沼橋駅まで三分。
 来る時よりも近いような気がしたのは「酒」のせいだろうか。



平沼橋 すしと炉辺焼き「家城(いえしろ)」
住所 横浜市西区平沼1-24-8 ドム横浜101
電話 045-320-1331
営業時間 17:00~23:30
交通 相模鉄道平沼橋駅下車徒歩3分。
公式サイト http://ieshiro.web.fc2.com/



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天王町 時間限定角打「福屋」第2回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第627回 2016年9月17日(土)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】


 天王町 時間限定角打「福屋」  第2回




  ~ 有料試飲できる銘酒が三十種類以上に進化! ~


  

  
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 相鉄線の天王町駅近くからJR保土ケ谷駅西口周辺に至り、保土ヶ谷駅前ロータリーではなく、そのまま保土ヶ谷駅西口商店街のメインの道へ、JR東海道線と横須賀線の踏み切りを渡って東海道沿いの「本陣」前に至るまっすぐな道を私は勝手に「天保ストリート」と呼んでいる。
 
 前回紹介してから何度か訪問している「角打ち 福屋」さんの試飲可能銘柄が五種類程度から一期に三十種類になったということを聞いたので行ってみることにした。
 前述の「天保ストリート」に面した路地を覗くといつもの「角打ち 福屋」と書かれた手書き看板を発見。営業中の札もある。
 
 

 路地の奥まで行くと、正面の建物に「㈲福屋尾崎商店」の矢印看板がある。

  

 入口の上には「杉玉」もちゃんと飾ってあり、日本酒を呑む気持ちになってくる。

  

 さて、一杯目、まずは、増鏡かめ酒かめしずく(四〇〇円)
 光殺菌もせず、防腐剤も使っていないとのこと。

 のんでみる。実に濃い。
  
  

 

 そして、二杯目は夏どぶろっく純米活性にごり酒(一五〇円)。

 「上澄みにしますか?、混ぜてから飲みますか?」と聞いてくださる。
 
 迷っていると、上澄み半分、上下を混ぜて半分ずつ作ってくださった。
 飲み比べてみる。それぞれが全然違う。
 ここではお水を一緒にいただいた。口をすっきりさせて次へ。
 来月には一種、新酒がでるらしい。

  


  長野県 市野屋商店 造り酒屋のつくったどぶろく(一六〇円)。とろとろでまるで濃い豆乳を飲んでいるような。どぶろく系、にごり系は私の好物である。

  


 そして、四杯目。
 広島県呉市の相原酒造の純米吟醸 雨後の月(二〇〇円)

 9月30日と10月1日に、なんと一〇一〇円で飲み放題があるとのこと。これは絶対行かなければと思う。

 追記/実際に参加、素晴らしかった。

 つまみは、魚肉ソーセージ(一〇〇円)。

  


 さて、ここで五杯目は福島県会津若松市の鶴乃江酒造の純米吟醸ゆり(二七〇円)である。
 女性杜氏が作った酒であるとのこと。


  

 良い酒を六十ミリづつ五杯、三〇〇ミリをいただいた。じっさいは少しおまけ。
 魚肉ソーセージ一本たべて、しめて、一二八〇円。
 実に満足できる。良い酒を少しのんで、心も身体も満足。
 やみつきである。

  

 杉玉をふりかえり、家路についた。一時間半ほどで、ゆっくり飲むのは良い。
 水もいただきながらなので、身体にもやさしい。
 
 「角打ち 福屋」さん、やみつきである。

 
 詳しい情報は、お店のfacebookページをごらんいただきたい。



天王町 営業日時間限定角打「福屋」 
住所 横浜市保土ヶ谷区岩間町1-7-8
電話 045-331-2983
営業時間 角打ちとしては金曜、土曜日、午後十時からのみ営業。
交通 相模鉄道天王町駅下車徒歩1分。JR横須賀線保土ケ谷駅下車徒歩10分。



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蒲田 牡蠣料理・串焼き・串揚げ「牡蠣バル」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第626回 2016年9月16日(金)  【地域別】 【時間順】 【池上線】 【がっかり集】


 ※2016年9月14日 1,450,000カウント通過。感謝!


 蒲田 牡蠣料理・串焼き・串揚げ「牡蠣バル」


  ~ 牡蠣だけじゃないオイスターバー  ~


 


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 写真の持つ力に引き込まれる時がある。まさに、今日がそうだった。
 FACEBOOKの「お友達」、トランペッターの下神竜哉氏の美味しそうな写真を見て、こちらのお店に行きたくなったのである。そのお店は蒲田のバーボンロードにできた「牡蠣バル」さんである。

 バーボンロードは蒲田でも馴染みの街で、このブログで紹介したお店はバーボンロードだけで十軒ある。
 牡蠣バルさんは、その存在が最初から気になっていたが、本日がはじめての入店となった。

 

 東急池上線と多摩川線の蒲田駅改札口を出て左手へ。すぐ左脇にあるエレベーターを降りる。
 エレベータを出ると正面には駅高架下にある東急ストア。右手へ歩き、高架脇の道路沿いに作られた商店街を歩いてゆく。
 高架下は耐震化工事の際に入った比較的新しい店ばかりである。

 

 一つ目の十字路をすぎると、そこからは「バーボンロード」となる。

 

 「バーボンロード」、左手に「牡蠣バル」さんはあった。

 

 正面のガラス戸を入る、正面にカウンター席が七席。流れるのはやはりジャズ。
 前を通る時はいつも混んでいる様子が今日は早い時間なのでどなたもいない。
 カウンターの右端に座った。焼き台前である。カウンターの中には若いマスターらしき方が一人。
 外は、蒲田のディープな飲み屋街「バーボンロード」。しかし、店内の雰囲気はちょっと違う。

 お通しは、レバーペーストバケットが少し。生ビール(四八〇円)をもらう。
 
 まずは、焼き牡蠣(三〇〇円)をお願いする。
 実は私は生牡蠣よりも焼き牡蠣が好きなのである。

 そして、メニューを見れば、なんと「焼きとん」がある。やはり、ここは蒲田である。
 「牡蠣だけじゃないオイスターバー」なのだ。

 カシラ(一四〇円)、ハラミ(一四〇円)、トロタン(一六〇円)を各一本。
 普通のタンは今日は無く、数量限定のトロタンのみとのこと。運が良い。

 注文を終えて、食べ始めたお通し(三〇〇円)のレバーペーストが美味い。

 じっくりと、メニューを見る。
 牡蠣、焼きトン、串揚げ。
 三種のカテゴリーが食べられるのが良い。

 ワインリストもある。リーズナブルなワインをボトルでとるのもおすすめとのこと。

 やきとんがやってくる。ボリュームがあるやきとん。やはり、トロタンが美味かった。

 マスターから牡蠣談義を伺う。北海道釧路産の牡蠣は別名昆布森。身が大きく、濃厚とのこと。

 北海道の牡蠣、仙鳳趾(六五〇円)を選んだ。

 濃厚な、実に濃厚な。クリーミーなどという言葉は使いたく無い。濃厚なのである。

 「一枚の写真を見てきてしまったんです」と話すうちに、マスターの中で下神氏の写真につながり、私もマスターもお互い同じ地域の住人であることが解ってしまった。ここから話が弾んだ。

 仙鳳趾(せんぽうし)にはが入っているラッキーな瞬間もあるとのこと。
 毎年10月から2月がシーズン。

 仙鳳趾を特別に焼いていただいた。生牡蠣で食べるべき新鮮なレベルの牡蠣をあえて焼く。
 これが美味い。贅沢である。塩分と旨味の虜である。

 東名志津川仙鳳趾
 生牡蠣三種食べ比べセット(一三八〇円)がある。

 やがて、登場された方は、白ワインのボトルを一本とこのセットをすぐに注文されていた。よくいらっしゃる方か。

 午後6時30分から7時50分までの滞在。
 本日のお支払いは税込二七五四円。
 
 一枚の写真によって、馴染みの街の新しい面、良いお店を再発見した夜であった。


 

蒲田 牡蠣・串焼き・串揚げ「牡蠣バル」
住 所 東京都大田区西蒲田7-70-1  バーボンロード内
電 話 03-3737-5252
営業時間 11:30~14:00/17:00~23:30
定休日 水曜日
交通 交通 東急池上線・多摩川線蒲田駅下車徒歩3分。JR京浜東北線蒲田駅下車徒歩4分。


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天王町 串焼き・串揚げ「けんめり」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第625回 2016年9月10日(土)  【地域別】 【時間順】 【池上線】 【がっかり集】


 

 天王町 串焼き・串揚げ「けんめり」


  ~ ついに脅威の二十四時間営業酒場に進化  ~

 


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 相鉄線の天王町駅の改札を出て、左手へ行くと帷子川にかかる帷子橋までの間のわずか五十メートルほどの道沿いの左右に酒をのませるお店がたくさん並んでいる。居酒屋、もつ焼き、やきとり、スナック、パブ、ラーメン店があり、チェーンの外食産業の店もどんどん増えている。どこも生ビールなどを置いて、流行の「ちょいのみ」を勧めている。派手な看板の店が多く、居酒屋としても特徴的な業態が多い。 そんな中にあって、一軒だけ地味で目立たない居酒屋がついに撤退した。そして、その跡の場所に工事が入り、やがて、黄色い派手なテントの新装開店となった。(写真)

 

 店名は、串焼き・串揚げ「けんめり」。面白い名前である。
 実は、横浜市中区長者町に「遊酒家はとば」というお店があり、その近くに「めりけんはとば」というたこ焼きと焼き鳥のお店がある。その同じ系列のお店としてできたのがこちらの「けんめり」である。「めりけん」の逆が「けんめり」なのである。実に面白い。

 

 「本日の残業は当店で」というキャッチコピーがテントに書いてある。
 「午前九時から深夜二時まで」の営業というのにもびっくりした。下の写真は少し前のものである。

 

 何度か来店しているうち、
 ある日、行ってみると、店内にこのようなものが掲示されていた。
 午前九時からの営業にも驚いたが、ついに、二十四時間営業に踏みきったことにも驚いた。
 横浜や蒲田、渋谷などに最近増えている二十四時間居酒屋と同じになったのである。
 大規模チェーンではないこちらのお店が二十四時間営業に踏み切るのは大変に違いない。

 

 メリケンとは、アメリカン(American)の古い日本語表記である。
 ケンメリはその逆だ。
 私の周囲の同世代では、ケンメリと聞くと、日産自動車のテレビCM、「ケンとメリーのスカイライン」(ケンメリ)を思い出すようである。
 
 激安で呑める店が多い天王町。
 ただ安いだけのお店もある中、一見、「けんめり」の外観の派手さに惑わされるかもしれない。

 SAKURAと二人、土曜日の午後に入ってみた。
 私はキンミヤ黒ホッピーセット(四〇〇円)、SAKURAは生ビール(二九〇円)である。
 生ビールのジョッキは予想通りの小ジョッキである。この価格なら当たり前だ。
 メニューを見る。串焼き串揚げの両方をメインにしたお店だ。
 串揚げはソース、わさび塩、ポン酢、醤油を選べる。

 キッチン三人、フロア二人のお店の方。
 入って右側にカウンター席が五人。椅子はあるけれど、一番手前はレジがあるので座るのは無理な一席。
 四人テーブル席が左手に二つ。背もたれが高く個室感のある席になっている。
 さらに、奥の方に五人が座れる個室風テーブル席。

 鶏ねぎま(八〇円)、鶏手羽先(一二〇円)、各二本を頼む。
 手羽先の串の刺し方が素晴らしい。これは一度食べることをおすすめする。
 ホワイトボートに書いてある「本日の絶品」の中から白もつ塩煮(四八〇円)。
 さらに、やげん軟骨(一三〇円)を二本、追加した。

 串揚げ盛り合わせ9本セット(一二六〇円分が九八〇円)や串焼き盛り合わせ11本セット(一二六〇円分が九八〇円)が人気の様子。四人がけテーブル席の方々がそれぞれ頼んでいた。

 枝豆(二〇〇円)とマカロニサラダ(二〇〇円)も頼む。

 ホッピーについて検証してみよう。ホッピー中は二種類。普通焼酎は一八〇円、金宮焼酎は二〇〇円。ホッピー外は二〇〇円
 キンミヤ焼酎の小徳利は五〇〇円、キンミヤ焼酎大徳利は六八〇円。これをとってホッピー外を追加して飲む人もいるに違いない。

 飲みきりで、焼酎小徳利は五五〇円、焼酎大徳利は七八〇円。黒霧島芋、いいちこ麦、黒かのか芋、かのか麦、さつま白波芋、二階堂麦、銀風米、玄庵そば、など種類は豊富だ。

 ランチやっているとのこと。十一時三十分より限定20食。ワンコインの五〇〇円だ。

 トイレに入ってみる。トイレがリニューアルしてあり、美しい。
 居酒屋を出店される方に申し上げたい。トイレだけは、最新のものにリニューアルをおすすめする。
 トイレが古くて汚い店には女性と若い人はリピートしない。

 トマト割り(二九〇円)を二杯頼んだ。

 お通しなしは素晴らしい。そとの看板にも「お通し〇円」とある。わかっていらっしゃる。
 お通しというものは、やがて世の中から消えるのでは無いだろうか。

 笑顔の店長ににんにく揚げ(三五〇円)をお願いする。
 辛味噌で食べる小ぶりのにんにく揚げがうまい。良いつまみである。
 また、飲んでしまう。

 キンミヤホッピーセット(四〇〇円)氷なし。さきほどの一杯目はジョッキはそれほど冷えていなかったけれど、二杯目はジョッキを凍らせてくれていた。急いで対応してくれたのかもしれない。

 最後はやはり日本酒。大関一合熱燗(三二〇円)。

 全て税抜き価格である。

 店内には、「スマートフォン充電器あります」と書いてある。「高速無料WiFi」もある。、

 焼き鳥の持ち帰りもできる。外で焼けるのを待っている人もいた。

 平日でも9時から営業していると、タクシー関係の方の仕事明けやお年寄りの会合の後など、朝酒、昼酒に対応してもらえる。
 しかし、前述した通り、後日行ってみると午前九時開店が二十四時間営業になっていた。ますます便利である。

 お勘定は二人で三六七〇円であった。


 天王町 串焼き・串揚げ「けんめり」
 住 所 横浜市保土ヶ谷区天王町2-47-2
 電 話 045-520-3934
 営業時間 24時間営業
 定休日 年中無休
 交通 相鉄線天王町駅下車徒歩1分。


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テーマ : 居酒屋
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桜木町 もつ焼き「ゴールデンもつ」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第624回 2016年9月3日(土)  【地域別】 【時間順】 【池上線】 【がっかり集】



 桜木町 もつ焼き「ゴールデンもつ」


  ~ 横浜美術館~ランドマーク・タワー~ぴおシティ  ~

  


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 お店の名前というものは重要である。でも、あまり奇をてらったものもよろしくない。
 最近はどうもシンプルさに欠けた店名を見かける。字が読みづらかったり、漢字が難しかったり、面白さを越えて覚えにくい。そんな店名をみかける。これは、最近の子供の名前の付け方にもいえる。店名は解りやすいものがよい。
 
 SAKURAと二人、みなとみらい地区にある横浜美術館「メアリー・カサット展」を見に行った。
 とても興味深い女性画家であり、横浜美術館のサイト情報によれば、
 〈メアリー・カサット(1844-1926)は、米国ペンシルヴェニア州ピッツバーグ郊外の裕福な家庭に生まれました。画家を志し、21歳のときに父親の反対を押し切ってパリに渡りました。古典絵画の研究から出発し、やがて新しい絵画表現を模索するなかでエドガー・ドガと運命的な出会いをとげ、印象派展への参加を決意します。〉とある。
 アメリカ人女性でありながらパリ印象派の一人となった訳であり、その経歴の面白さに絵画そのものだけではなく、会場では展示された年表から数十分も離れることができなかった。結局、二時間半ほど横浜美術館にいたことになる。
 
 さて、十分に頭も身体も疲れた我々が向かったは、パリ印象派の絵画を見ても、フランス料理店ではなかった。もつ焼き煮込みの店である。
 
 ストレートで解りやすく、それでいて、強烈な印象を与える店名が横浜市営地下鉄桜木町駅の駅ビル、「ぴおシティ」の地下二階にある。もつ焼き・煮込み「ゴールデンもつ」だ。

 まずは、抹茶色の巨大な暖簾が強い印象を我々に与える。(写真)

   

 巨大暖簾の右手に入口があり、黄色い小さな暖簾と赤提灯。やはり、大きな「ゴールデンもつ」のアクリル看板もある。
 さらに、お店の入口の右側に、白地に金文字で「ゴールデンもつ」のまぶしい巨大ロゴマーク(写真)。

  

 黄色い暖簾をくぐって中に入る。
 店内はかなり混んでいた。
 入口から右手に長いテーブルがある。その向こう側にテーブル席がいくつか。右手に配膳口があり、その中は調理場のようだ。
 壁には何台かの液晶テレビがあり、場外馬券場が近い桜木町らしく、競馬の開催日には競馬のテレビ中継が映し出される。

 入口すぐの長いテーブル席の一角に二人で座った。

 まずは、樽生ホッピー大(四九〇円)。
 SAKURAキリン一番搾り中瓶(五〇〇円)を注文する。

 樽生ホッピーには、四一〇円もあるとのこと。は普通のホッピージョッキである。
 今日は、キリン一番搾り中瓶ではなく、キリン秋味とのこと。

 もつの煮込み(三三〇円)を注文。ちょうど良いサイズの小鉢である。
 さらに、エシャレット(二七〇円)を注文、味噌だれが良いと咲良。
 ポテトサラダ(二七〇円)も頼んだ。

 かしら二本(二七〇円)となんこつ二本(二七〇円)。
 
 なんこつは、硬めのこうこつに近いなんこつであった。久しぶりである。

 男性の一人客の方が頼んだ飲み物。
 ゴールデンボンバー(四一〇円)といって、名物飲み物であり、中身はシャリシャリに凍らせたキンミヤ焼酎に梅シロップを入れたものとのこと。次回は頼みたいものである。

 店内は混んでいるのに、うるさくない。
 どうやら、今日は早めにお店を閉める日らしく、表に椅子が一つ置かれ、そこにその旨が書かれた紙が貼られたようだ。
 残念そうに帰ってゆく人々。

 下町のハイボール(三五〇円)を一杯飲む。
 それから、日本酒二合(七五〇円)とお猪口を二つ。

 えんどう豆が無いので、枝豆(三五〇円)を頼む。

 外の貼り紙を見た女性たちが店内に入ってきた。

 「山形から来たんですけど・・・ダメですか?」とのこと。
 お店の方に断れ、実に残念そうに帰っていった。

 横浜美術館で味わった快い疲れに酒がしみてゆく。

 今回のように、良質な芸術に触れることもできる美術館があり、高層ビル郡を抜け、数分歩いた場所で大衆的な酒場に入ることもできる。それが横浜の奥深さである。

 午後六時から七時半まで、一時間十五分の滞在。お勘定は二人で三八五〇円であった。
 




 桜木町 もつ焼き「ゴールデンもつ」
 住 所 神奈川県横浜市中区桜木町1-1 ぴおシティ B2F
 電 話 045-681-2538
 営業時間 11:30~22:00
 定休日 年中無休
 公式サイト 桜木町ぴおシティサイト http://www.piocity.com/shop/motu.html



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天王町 一品料理「ゆめ」

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 天王町 一品料理「ゆめ」


  ~ 寄り道セットに誘われて ~

  


 
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 相鉄線の天王町駅周辺は居酒屋が豊富である。すでに多くの店に入ってブログで紹介もしてきたれど、まだ、訪問していない店も多い。
 そんな中、ピンク色の派手な看板の割りに、比較的地味な「ゆめ」という店名、そして、「寄り道セット」の表示がずっと気になっていたお店があった。

 天王町駅改札を出たら左手へ。帷子川帷子橋を渡って旧東海道をまっすぐ歩く。商店街の三つ目の四つ角の右向こう側にそのお店はあった。

   天王町 一品料理「ゆめ」

 店内は広めできれいである。左手にカウンターが六席あり、中は調理場。右手に四人テーブルが手前と奥に一つずつ。その間に四角いテーブルの一方に半円を付加したような八人席の大テーブルがあり、カウンター側と柱二本と低い壁で区切られている。
 全体に広さに対して席を少なめにしているようだ。全ての席に半月膳が置かれているので高級感がある。外観よりも店内の方が木目を基調とした落ち着いた感じである。
 入って正面の高い位置に液晶テレビ。その下に毛筆で書かれた「夢」の文字。

 女将さんらしき女性が一人。カウンターの中に調理人の男性。
 カウンター席の一番手前に座った。

 「寄り道セット、お願いします」と伝える。

 寄り道セット(一二〇〇円)は好きな飲み物と刺身と選べる一品。

 生ビールを選んだ。

 お通し(三〇〇円)はマカロニサラダ。

 寄り道セットのメインは、マグロとカンパチお造り

 何品からか選べる料理から厚焼き玉子を選ぶ。

 店内は静かである。先客の男性が一人。静かに座っている。

 やがて、静けさに耐えられなくなったのか、その男性が女性相手に急に話しはじめた。久しぶりに来店されたとのこと。なかなか饒舌である。
 しばらく話してお勘定を済ませて帰られた。

 お造りは小さめの切り身だが美しく盛り付けてある。

 厚焼き玉子が素晴らしい。
 失礼かもしれないけれど、厚焼き玉子を食べてみると解るものがある。

 さて、寄り道セット生ビールは飲んでしまったので、ホッピーセット黒(五〇〇円)をもらうことにした。
 
 「ホッピーセット黒、氷無しでお願いします」
 「はい、ホッピーセット、黒で氷なしですね」

 今はホッピーセット氷無しと言っても解ってもらえる店が多くなっている。十年ほど前はホッピーの存在も知らず、知っていても氷無しで呑む文化を知らないお店も多かった。 ホッピーを冷やしていない店も多く、「氷入れないんですか?」とびっくりされたこともある。

 ホッピーを飲むと揚げ物が食べたくなる。アジフライ(四八〇円)をおすすめメニューに発見。
 特にアジフライは特別な存在だ。

 「アジフライお願いします。」

 アジフライにはキャベツ、ポテトサラダ、パセリがついてくる。

 テレビを観ながら静かな時間を楽しむ。
 8月である。連日暑い日が続いている。
 テレビでは、冷たい水を先に飲めば、かき氷を食べても頭が「きーん」とならないという番組をやっていた。
 毎年夏になると同じ話題が繰り返される。

 店内はこぎれいで、トイレも綺麗である。

 午後七時四〇分から午後八時二〇分まで四〇分ほどの滞在。
 寄り道セットで軽くのつもりがアジフライまで食べてしまった。
 お勘定は二四八〇円。

 最後まで静かな「ゆめ」のひと時だった。


 天王町 一品料理「ゆめ」
 住 所 神奈川県横浜市保土ケ谷区天王町1-3-5
 電 話 045-337-1173
 営業時間 17:00~23:30
 定休日 無休
 

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横浜 もつ串焼き・煮込み「もつしげ」横浜西口店

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 横浜 もつ串焼き・煮込み「もつしげ」横浜西口店


  ~ 派手な看板を避けて避けてたどり着く  ~


  



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 横浜市中部を流れる帷子川は、下流部分の相鉄線西横浜駅の北側で石崎川に分岐、さらに、その先の岡野神社の手前辺りで新田間川へと分岐する。しかし、石崎川新田間川もそのまま海に至る訳ではなく、再び、横浜駅の南側で一つになり海に至るのである。
 この新田間川と本流の帷子川に挟まれ、運河に囲まれたような地域、特に横浜駅の西側の南幸地域は、繁華街となっており、たくさんの飲食店が集中している。
 
 SAKURAと二人、このエリアにある量販店で買い物をした後、当然のごとく「居酒屋」を探す。
 このエリアではチェーン店も多く、派手な電飾看板が目立つ。繁華街で店を選ぶ場合、出来るだけ地味な看板の店に入ることにしている。派手であればあるほど大規模資本の店であり、私たちには合わないからだ。
 
 三十分くらい店を探しただろうか。同じ道をぐるぐると回った末に、細めの路地にこの辺りとしては、白地に黒文字の比較的地味な看板を発見した。(下写真)

 

 「もつしげ」である。店名もあざとくない。蒔田の焼肉レストラン天龍が本体であり、十四店ほどのお店をもつ中規模チェーン店である。最近は蒲田にも蒲田西口ホルモンセンターという支店を出している。

 

 最近は「ハイボールタイム」というサービス時間を作っており、看板によれば一杯五〇円とのこと。
 入口にウイスキーの樽が置いてあるのは、やはり、ハイボール戦略だろうか。

 

 間口は狭く、奥まで細長い店構え。店の外に立ち飲みができる場所が作ってある。入って右手に焼き台。左手の壁際カウンターには十人ほどが座ることが出来、右手は全て立ち飲みカウンター。やはり十人以上が立てるようになっている。
 入口近くに階段があり、二階、三階へ上がることができる。座席が三十席ほどあるとのこと。

 一番奥まで一期に行き、右手の立ち飲みカウンターの前に立つ。座り席は一杯で、立ちカウンターは空いていた。
 立ち飲みのある店では立つのが流儀と思い、二人とも立つのである。
 お通しキャベツ二五〇円は食べ放題とカウンター前に書いてあった。

 まずは、SAKURAは生ビール(四九〇円)、私はホッピーセット黒氷なし(四六〇円)を注文する。つまみは、名物塩煮込み(四八〇円)である。

 「ユニフォームの肩が光っているのがおしゃれだわ」と咲良。

 さて、焼き物である。
 ハツモト(一四〇円)、エリンギ(一四〇円)、カシラ(一二〇円)、タン(一四〇円)を各一本づつ。

 希少部位として、ハツモト(一四〇円)と牛芯タン(三三〇円)が提供されている。
 座り席が空いたと教えてくださる。しかし、立っていたい旨を伝えて断った。笑顔のお店の方。

 「豪快ひやでお願いします。」と私。
 「あの、ひやは常温でして・・・」と説明してくれる。
 「大丈夫です。」と答える。

 豪快一合ひや(四三〇円)とおちょこ二つがくる。常温である。

 「ごめんね、こんなに暑い日なのに変わってて。」と私。
 「大丈夫です」と笑顔。

 ダムウェータ(昇降機)があり、三階までがお店で、お酒の常温は一階で提供し、熱燗にするのは三階と説明してくれた。

 馬刺しもある。最近は馬肉を提供するお店が増えている。天王町には馬刺し食べ放題もあるようだ。
 馬刺しは五七〇円、桜ユッケ五七〇円、塩桜ユッケ五七〇円と馬肉メニューは三種類。

 テレビは高校野球の中継中。横浜高校対履正社で現在6回裏。履正社5点、横浜高校1点。試合時間が延びたらしく、なんとナイターである。
 
 食べ放題のお通しキャベツをお代わりした。豪快一合ひやを追加する。
 
 横浜の歓楽街で、もつ焼きを食べ、ホッピーを飲み、キャベツを食べ、少しの常温の酒を口にはこび、高校野球の中継を見ながら夫婦で夕暮れ時を過ごす。我々にとっては平和で幸せなひとときである。
 
 四十分ほどの滞在、お勘定は二人で税込み三八七七円であった。




横浜 もつ串焼き・煮込み「もつしげ」横浜西口店
住 所 神奈川県横浜市西区南幸2-8-26
電 話 045-314-2983
営業時間 月~土17:00~25:00/日16:00~24:00
定休日 不定休
交 通 相模鉄道横浜駅下車徒歩3分/横浜市営地下鉄横浜駅下車徒歩3分/東急東横線・みなとみらい線横浜駅下車徒歩5分/JR線横浜駅下車徒歩6分/京浜急行横浜駅下車徒歩7分
公式サイト http://www.new-look.co.jp/


 「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

野毛 ホッピー専門店「ホッピー仙人」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第621回 2016年8月1日(月)  【地域別】 【時間順】 【池上線】 【がっかり集】



 野毛 ホッピー専門店「ホッピー仙人」


  ~ 横浜野毛都橋商店街のホッピー専門店へ  ~


  

 
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 行ってみたいと思い、長い間行けないでいる場所というものは誰にもあるものだ。
 美しい景色の半島の突端であったり、靜かな山寺であったり、地方の小さな美術館であったり、思いはあってもなかなか行けない。そんな場所。
 私の場合、やはりそれは「酒場」になってしまう。
 野毛といえば居酒屋好きの中でも有名な横浜の飲み屋街である。
 そして、野毛の飲み屋街の東側に流れる大岡川沿い、都橋商店街と呼ばれる二階建て建物も有名だ。
 永瀬正敏主演、林海象監督の映画『私立探偵 濱マイク』シリーズのロケ地が都橋商店街。主人公濱マイクの母、濱リリー(鰐淵晴子)のお店「スナック幸子」がこの都橋商店街にあるという設定だった。

 都橋商店街の中でも遠くからこの場所を目指してやってくるお客様が多いのが野毛都橋商店街「ホッピー仙人」だ。
 ホッピー仙人は、ホッピー好きの間では「聖地」とも言える場所である。
 しかし、私は十年前に初めて知ってから一度も入店できずにいる。何度かトライして、様々な要因が重なって実現できなかったのである。

 「都橋商店街」のゆるやかな建物の曲線が美しい。建物の一階は通り沿いに入口が並んでいる。建物の南側の端にやってくる。
 そこには都橋より上流にある別の橋、宮川橋があった。
 つまり、「都橋商店街」と呼ばれる建物は二つの橋から橋の間、大岡川の西岸をなぞるように建っているのである。

 

 「都橋商店街」の一番南西側の階段から上がり、大岡川に面した二階の廊下を歩く。
 川風が気持ちよい。カーブした廊下を歩き、「ホッピー仙人」の看板を見つけた。
 ずいぶん前、初めてこの看板を見た時は休みの日であった。ゆえに、入れなかったのである。
 (入店できなかった時のことについての記述が第282回にある。)

 

 扉を開けてみた。
 混んでいるのは当たり前である。予想通り、開けた扉のすぐ向こうに、立っているお客様の背中があった。

 カウンターの中に、マスターであるホッピー仙人のお姿。

 「立ちのみでよければ入ってください」とおっしゃる。

 店内には右手から左手奥にかけてL字カウンター。席はすべて埋まっている。右手のカウンター席背後には立っている方々。
 左手の角の小さな立ちのみテーブル前にもお客様が立たれている。
 しかし、左手のカウンター奥に空間を発見、そちらへ行かせてもらうことにした。

 「すみません」と言いながら、左手の角の小さなテーブル前に立つ皆さんの脇を通り、左手前から奥にかけてのカウンター席に座る方々の背中側に立った。

 「本日は、サーバー白と黒、瓶白と黒です。」
 「サーバー白、お願いします」

 サーバーに入れられたホッピーを生ビールのように注いでくれるのである。

 その仙人の動きを感動しながら見ていた。

 そして、ホッピーサーバ白(五〇〇円)が手元に来ると、全員とのホッピー仙人の乾杯が始まる。私も並びの方と乾杯させてもらった。

 お客様は次々に入ってこられる。並びに男性客が二人、立たれた。
 お一人はホッピー初体験の方で、関西弁。少し戸惑う様子であった。

 サーバーの白、クリーミーな泡のサーバーホッピーを美味しくいただいた。

 「次は、瓶、白お願いします。」と言う。

 ホッピー瓶といってもここでは「氷」はあり得ない。
 冷やしたホッピージョッキに冷やした焼酎金宮をホッピー仙人が顔の前でシッカリと注ぐ。
 そして、ホッピー仙人考案の注ぎ方、トルネード投入である。これで奇麗に撹拌されるのだ。

 ホッピー瓶白(五〇〇円)がやってくる。

 シンプルに上手い。氷など入れてはいけないと改めて思う。

 私の目の前の方が帰られた。自動的に座らせてもらうことになった。

 並びに座っている方々とホッピー仙人とのやりとりを聞いて、46種類の泡盛を独自にブレンドしたものを割ったホッピーがあるとのこと。一杯千円。

 「トイレに行きたいんですけど」とお客様。
 「白い札持って行ってください」と仙人。

 ここでは、女性は赤い札のついた鍵を借りて外部にある女性トイレへ。男性は白い札のついた鍵を借りて男性トイレへ行くのである。ゆえに、私のように奥に座ってしまうと、途中でトイレに立つのは周囲の方に迷惑になってしまう。必然的に長時間滞在はするべきではないことになる。

 青リンゴサワーと白ホッピーのハーフ&ハーフ(八〇〇円)もある。
 これは、「堀越さん」というネーミングの飲み物である。

 新しいお客さんが入ってくる。座っている方が席を空けて帰る。
 すると、後ろの方が座る。しかし、それはレディファーストになっているそうだ。

 「うちでは、女子が先に座るルールなんです」と仙人。

 隣の若い男性とお話をした。

 「私、初めてなんですよ。」と私。
 「そうですか、びっくりしました。僕も初めてなんです。」
 「十年前から一度は来てみたいと思っていたんです。」と私。
 「ゆったりされているので、大常連の方かと思いました。」
 「いえいえ、それは、恐縮です。」と私。

 三杯目をお願いする。

 「サーバー黒、お願いします。」

 ホッピー仙人が注いでくれた、美しい泡の「サーバー黒ホッピー」(五〇〇円)である。(写真)

 

 あまりの美しさについつい、店内写真と知りながら一枚撮影させてもらう。
 常連の方々とホッピー仙人の会話にはあまり参加せずに一人感動していた。
 ホッピーの聖地である場所に来ることが出来ただけで感慨深いものがある。
 三杯目のホッピーをゆっくり飲ませていただき、一人黙ってくつろがせていただいた。

 さて、楽しい一時は早く過ぎていった。御勘定をお願いする。

 「名刺お渡ししましたっけ?」
 「初めてなので、もらってません、ずっと来たかったんです」
 「そうですか、どうぞ、どうぞ」

 と、名刺をいただく。

 「ホッピー原理主義なもので・・・・総本山に来たような気持ちです。感動いたしました。」

 などと小声で言って、お客様の間を通らせてもらいお店をでた。
 外に出る。再び大岡川の川風を感じる。
 そして、野毛の街を歩いた。
 
 様々な居酒屋の名店の看板を眺める。

 「時間があれば寄りたいなぁ」

 独り言を声に出している自分に驚き、野毛の街を小走りに歩いてゆく。


 追記

 先日、ホッピービバレッジ社長、ホッピーミーナこと、石渡美奈社長の「社員教育」に関する講演会を品川で聞かせていただく機会があった。ホッピーの飲み方のようなお話はもちろんまったく無く、学問的で高度な内容に驚き、お話の運びがシャープで、勉強になった。






 野毛 ホッピー専門店「ホッピー仙人」
 住 所 横浜市中区宮川町1-1-214 都橋商店街 2F
 電 話 045-242-1731
 営業時間 19:00~22:00
 定休日 日曜祝日休
 公式サイト http://hoppysen.web.fc2.com/


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雪谷大塚 店内に屋台のあるBAR「OVAL」第1回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第620回 2016年7月20日(水)  【地域別】 【時間順】 【池上線】 【がっかり集】



 雪谷大塚 BAR「OVAL」 第1回


  ~ 店内に屋台のあるBAR「OVAL」現在地移転後初紹介  ~

  


 
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 久しぶりに、池上線の雪谷大塚駅の近くにある、店内に屋台のあるBAR「OVAL」さんに行くことにした。

  

 池上線の雪谷大塚駅の西側に乾杯横丁という飲み屋街があった。
 今は乾杯横丁の場所は再開発され、マンションとなっている。その飲み屋街に、「OVAL」というBARがあって、私も常連となった。当時のことは、居酒屋探偵DAITENの生活第340回番外編第4回で紹介している。その時代のことは、それぞれの記事を読んでいただきたい。

 その後、乾杯横丁から一度、自由が丘駅のホームが見える久品仏駅と自由が丘駅の間の線路沿いへ移り、それから現在の雪谷大塚駅近くのマンション一階に移転されたのである。
 思えば、現在の場所に移転してから居酒屋探偵DAITENの生活で紹介したことが無かった。今回移転後の初紹介である。
 
 その日は池上線の雪谷大塚駅からではなく、東急多摩川線の沼部駅から歩いて、桜坂をまっすぐ登った。
 桜坂の上にかかる「桜橋」という歩道橋の脇を歩いた。福山雅治の有名な曲「桜坂」のモデルになった場所で、特に「桜橋」の上では、カップルの姿をよくみかけたものである。(下写真)

  
 
 桜坂をまっすぐに進むと、環状8号線と中原街道が交わる辺りに出る。環状8号線を渡り、中原街道を五反田方面へ少し歩くと、右手の大きなマンションの一階には喫茶店、絨毯販売店、和食店、スナック、居酒屋等があり、その一番端にラーメン店がある。
 そのラーメン店の角を右に入ると、そこにBAR「OVAL」がある。

  

 お店の前辺りは薄暗い。正面から見て右側のシャッターは一年中閉まっている。(上写真)
 この時点で初めての人は入店を躊躇するかもしれない。

  

 しかし、中に入ってしまえば、店内の奥の方に洋風の屋台が置かれ、バー・カウンターとして使われている不思議な様子に驚かされ、心を奪われるに違いない。(上写真)

 BAR「OVAL」は月曜日から金曜日の平日夜、開店から八時まではハッピーアワーとなっていて飲み物の割引があり、たとえば、レーベンブロイ生が通常五〇〇円のところが三〇〇円で呑めるのだ。(下写真)

  


 つまみは、もつ煮込み(三〇〇円)と自家製スモークの中からたまご(一〇〇円)とチーズ(一〇〇円)を選んだ。(写真)

  

 つまみ類は、あまりバーらしくない物が多いけれど、楽しめる。
 「大人の駄菓子屋」というコンセプトで、インスタントの焼きそばがあったり、伝説のみりんせん(一〇〇円)という、駄菓子屋で子供の頃に食べたような食べ物もある。柿の種はセルフサービスでガラス瓶からレンゲで小皿に出して食べる。

   伝説のみりんせん

 ハッピーアワー終了の午後八時まで時間があった。梅酢サワー(四〇〇円)は三〇〇円で呑める。
 
 店内を眺めると、ちょっと遠くの国に来ているような不思議な感じをうける。そこに屋台があるのだから面白い。
 
  
  
  

 昔からオーナーのMマスターにはいろいろと話を聞いてもらってきた。
 愚痴を言って、世間話をする。それで癒される。

 パチレモンサワー(四〇〇円)もハッピーアワーで三〇〇円。
 レモンはレモンだけど「ポッカレモンブランド」ではないからパチレモンサワーと呼ぶそうだ。発想が楽しい。

 実は、私はこちらのお店の公式ブログを作っているのだ。
 このお店で起きた過去からの様々な記録、乾杯横丁時代、自由が丘時代、そして、現在のお店の開店から現在までの様子は公式ブログを是非読んでいただきたいと思う。

 公式ブログ「楕円生活の方法」 http://daenseikatsusha.blog.fc2.com/

 午後六時半から八時までの滞在。御勘定はハッピーアワーもあって、一四〇〇円であった。
 私はビールとかサワーばかり飲んでいるけれど、本当はシングルモルトの銘柄ウイスキーもとても豊富であり、美味しいウイスキー目当ての常連客の方も多いのである。

 


 雪谷大塚 BAR「OVAL」
 住 所 東京都大田区南雪谷2丁目18-2
 電 話 非公開
 営業時間 18:00~ (開店時間が変わる場合あり)
 定休日 日曜日
     (但し、月曜祝日の時は日曜を営業して月曜休、年末年始、連休なども営業する場合多し)
 アクセス 東急池上線雪が谷大塚駅下車徒歩3分。
     中原街道沿歩道を環八方面へ。TSUTAYA右手路地入る。
 公式ブログ「楕円生活の方法」 http://daenseikatsusha.blog.fc2.com/


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天王町 居酒屋「おもいで横丁」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第619回 2016年7月10日(日)  【地域別】 【時間順】 【池上線】 【がっかり集】



 天王町 居酒屋「おもいで横丁」


  ~ 信用できる三〇〇円均一居酒屋 ~


  

 
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 二八〇円均一とか、二九〇円均一とか、三〇〇円均一とか、そういう居酒屋チェーンの看板を繁華街でよくみかける。
 いわゆる、「激安均一価格居酒屋」である。しかし、看板につられて、いざ入ってみると、量、質ともに残念な気持ちにさせられる時が多い。繁華街に出店、家賃は高いけれど、少ない従業員で回し、大量一括仕入による薄利多売で利益を生む商売である。しかし、いざ入店してみると残念な気持ちにさせられることが多いのだ。そして、テーブルとテーブルの間が異様に近く、詰め込まれた感じを受ける店が多い。

 そんな大規模チェーン店の一つと思い、しばらく入店せずにいたお店があった。調べてみると、横浜駅近くの鶴屋町と相鉄線天王町駅前の2店のみ。大規模チェーンではなかった。店名は「おもいで横丁」。しかし、あの「新宿おもいで横丁」とはまったく関係がないようだ。

 正面から見ると、外観はちょっと派手である(下写真)。

 

 実際に入店してみると、これがなかなか良かった。一年近く前に入店してからパートナーのSAKURAと二人、ともにお気に入りの店となっている。
 間口が狭く、奥に長いビルの一階。建物正面の右手に地下の別のお店に降りる階段がある。回り込んで階段で、二階、三階の別のお店に行ける。その階段近くまで通路を行くと正面入口。その通路を眺められるような位置、左手にガラスで囲われたカウンター席のみの空間がある。空間の前に白い提灯が六つ並ぶ。ここは、お店の奥のほうの空間と独立した場所になっており、一人または二人の時はここが良いかもしれない。
 入口を入って中央の通路を挟んで左手は調理場、右手には六席テーブルが手前から奥へ五列並んでおり、その向こうにやはり六席のテーブルが方向を変えて置いてある。
 一番奥にトイレが二箇所。その手前の左手は広くなっていて、十人テーブルが一つある。その手前、調理場の向こう側にカウンター席が五席。ここも一人客には良い席である。

 日曜日なので店内は比較的すいていた。手前から数えて五つ目の六人テーブルに通された。奥壁のテレビが見やすい。
 まずは、SAKURA生ビール中ジョッキ(三〇〇円)。
 そして、私はホッピーセット白氷無し(三〇〇円)。ホッピーセット三〇〇円均一商品の一つに入っているのは驚異的である。最初からジョッキに氷とともに焼酎とホッピーを入れてあり、一本のホッピーを使いまわすような姑息なことはしない。ちゃんとジョッキに焼酎が入り、ホッピーも一瓶ついてくるのだ。ホッピー瓶の原価を考えれば、申し訳ないほどに安い。しかし、これは目玉商品として是非続けて欲しいと思う。お通しは三〇〇円。今日は筍煮であった。日によって違うが今日は「当たり」である。
 
 ホッピーと生ビールでのどを潤し、注文である。
 アボカドの刺身(三〇〇円)は、ノリの佃煮など、四種のディップがついていて良いつまみになる。
 そして、焼きそば(三〇〇円)はしっかりとした量。実際、他のテーブルの方々も頼んでいた。

 自宅ではなかなか作れない煮魚から一品、カレイの煮付け(三〇〇円)を頼む。ここは全体に魚料理が素晴らしい。

 私はの二杯目はホッピーセット黒氷無し(三〇〇円)。SAKURAによれば、ホッピーセットを八〇〇円で売っているお店が最近あったそうで、商売をされる方の自由ではあるがホッピーファンとして許せない私がいる。

 テレビでは懐かしい時代劇ドラマ「剣客商売」が流れている。
 店内にはレトロ感を大切にした品物が並ぶ、招き猫、古い理容室の回転看板、黒電話、古い手さげ金庫、ホーロー看板、昔のラジカセ。まさに、「昭和のおもいで」がコンセプトなのである。
 
 日本酒は種類は少ないが安くて美味しいものを揃えている。
 SAKURA新潟県清酒八海山(三〇〇円)、私は土佐鶴本醸辛口(三〇〇円)。升にグラスを入れて上から注ぎ、グラスから升にこぼれる一般的な提供方法。同時に氷水を持ってきてくれる。細やかな心遣いである。

 日本酒にあうつまみとして、SAKURA刺身三点盛り(三〇〇円)を頼む。
 これがマグロカンパチトロサーモン三点盛り。マグロの切り身が厚い。

 「これが三〇〇円は驚きだね」と
 「今日は大当たりだね」とSAKURA

 午後六時から七時半まで一時間半ほどの滞在。お勘定は入口脇のレジでする。二人で三千三百円で税込は三八八八円。やはり安い。

 Wi-Fiが入るのはネットが無くてはいられない我々夫婦にとって助かる。
 料理のクオリティの高さと量、基本三〇〇円の安いお値段で勝負している。
 
 因みに三〇〇円均一商品の他に刺身の点数が増えたり、その日特別に入った魚介類などは「おすすめ」として別料金のものも少しは用意されている。適正な値つけで頼んでがっかりしたことはない。
 前述した通り、横浜の鶴屋町にも支店がある。
 
 ここは信用できる三〇〇円均一居酒屋である。



 

天王町 居酒屋「おもいで横丁」
住所 神奈川県横浜市保土ヶ谷区天王町2-46-18 第8増田ビル1F
電話 045-332-7779
定休日 なし
営業時間 16:00~24:00
交通 相鉄線天王町駅下車徒歩30秒。




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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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