新宿 立ち呑み「いっぷく」

居酒屋探偵DAITENの生活 第385回 2010年11月20日(土) 【地域別】  【時間順】





新宿 立ち呑み「いっぷく」

  
  新宿立ち呑み酒場「一服」外観


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 新宿で芝居を見た。この日はsakuraGAIと3人であったけれど、SAKURA ACTING PLACEのメンバーも何人もこの芝居を見に来ることになっている。良い演技を目指すには良い芝居を見なければならないと思う。その芝居とは、ロシア・オムスク国立第5劇場来日公演「33回の失神」(チェーホフ=作 メイエルホリド=構成台本 ユモフ・オレグ=演出)である。
 場内は大爆笑の連続であった。このレベルの芝居をもっと大きな劇場で出来ないことは不幸である。日本のチェーホフの芝居は笑えない。簡単にいえば、役者が違うからである。
 前回、ロシアからきた芝居を見た時のことは、第343回の記事で少し触れている。その時以来、またもすごい役者たちを見てしまったのである。この日の芝居を見ることが出来て本当に得をしたと思う。
 
  sakuraGAIと3人で新宿二丁目にある「青年劇場・スタジオ結」から新宿三丁目を目指した。当然のごとくどこかで飲むのである。
 途中、言わずと知れた「あの街」の中心を通過することになった。昔、この街にあったある小劇場に関わっていた時、毎週のように来たものである。その頃は街全体が静かであった。それが、今は路上で大声で語りながら肩を組む男性たち、抱き合う男性たちがいる。そして、外国人も多い。すっかり自由な雰囲気になっていた。

  ※  ※  ※

 新宿三丁目に入ってから一軒ずつ店を見て回る。第266回で紹介した「鳥 田むら 支店」があった。そこから見ると、有名な「どん底」が見えた。ここは、sakuraがちょっと関わりのある店である。
 「どん底」の方には曲がらず、まっすぐ行くとT字路に出た。左手には、有名な寄席「新宿 末広亭」がある。末広亭の前を曲がり、左右の居酒屋を見ながら進む。このあたりには、もつ焼きや居酒屋、立ち呑みのお店がたくさんある。しかし、ここは新宿。中には値段の高いお店もあるのだ。それを見極めなければならない。

 「居酒屋探偵といると、店のこと考えなくて済むからいいよ」とGAIが言う。
 次の十字路の右向こう角に立ち呑み店があった。店名は立ち呑み「いっぷく」

 店の外側にビリケンの像が置いてある。しかし、特に大阪を意識した雰囲気とは思えない。後で調べてみると、開店から時がたっているようなので、コンセプトが変わったのであろうか。
 外に高い立ちのみテーブルがある。中に入ると右手にL字カウンターがあり、左側の壁に狭いテーブルが作りつけてある。全て立ち呑みテーブルのみというのは良い。カウンターの上や壁の高い位置に様々な焼酎が置かれている。

 まずは、生ビール(400円)を3つ頼んだ。その都度支払うキャッシュオンのシステム。さらに、おでん三つ(200円)を2セット400円分。がんも、ちくわぶ、厚揚げ、大根、はんぺん、しらたきを選んだ。値段から推してみれば当然サイズは小さいけれど、美味しいおでんである。

 店内の焼酎は巻かれているテープが値段を示している。赤300円青400円黄500円の3段階である。さらに、焼酎の量を1.5倍にすることをテンゴと呼んで100円増しとなる。つまり、レギュラーサイズを3杯飲むよりもテンゴを2杯飲む方がお得ということになるのだ。

 もっと早い時間はサラリーマンのお父さんたちも来るかもしれないけれど、今日のように土曜日の午後10時を過ぎると若者が中心のようである。壁際の席に男性2人、カウンターにはカップル。いずれも若い。

 追加のつまみとして、アボガドとトマトのサラダ(400円)とカットキャベツ(200円)。

 カップルが帰ると若い女性二人がカウンターに立つ。しばらくすると、外のテーブルや店内のカウンターにもお客さんが増えていた。

 GAI青テープ島美人お湯割テンゴ(400円)、私はハイボールにすることにした。ウイスキーは角とトリスから選べるようになっている。角ハイボール(300円)にする。sakuraは日本酒の中から東北泉(400円)を熱燗にしてもらった。

 さらに、私はいも焼酎「海」(300円)をロックで飲む。そろそろ外に出ようとしている頃になって、外国人のカップルが入ってこられた。

21時45分から22時45分まで1時間ほどの滞在。支払った金額は3人で3,600円であった。

 芝居を見た後は話が終わらないのが演劇人の特徴である。
 この後、新宿の町を徘徊、コンビニで酒類とつまみを買って呑むという「路上居酒屋」をすることになった。実はコンビニ脇にとても良い場所を見つけたのである。我々は閉店後の飲食店の前のベンチを見つけたけれど、別の人たちは地面に車座になって飲んでいた。

 ベンチに座り、カップ酒を片手に空を見る。雑居ビルと雑居ビルの間、小さな新宿の空に月が輝いていた。

 
  新宿立ち呑み酒場「一服」看板


新宿 立ち呑み「いっぷく」
住所 東京都新宿区新宿3-11-6
電話 03-3355-8700
定休日 無休
営業時間 ?
交通 東京メトロ新宿3丁目駅下車徒歩3分。

ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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ジャンル : グルメ

武蔵新田 居酒屋「つうさんの店」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第384回 2010年11月14日(日)   【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】

※2010年11月17日 610,000カウント通過 感謝!

武蔵新田 居酒屋「つうさんの店」

  
  武蔵新田つうさんの店外観

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 東京城南地区でホームセンターといえば、新興勢力の「コーナン・本羽田萩中店」か、老舗の「島忠ホームズ・太田千鳥店」ということになる。京浜東北線を挟んで東側はコーナン・本羽田萩中店、西側が島忠ホームズ・太田千鳥店という勢力分布であろうか。コーナンはお酒や薬も販売している点が一歩先をいっているかもしれない。ただし、老舗島忠の2階家具フロアは本格的な家具店であり、私の好きな場所である。

 日曜の夕方、sakuraと二人で前々から欲しいと思っていた組立家具を買った。実際に来るのは来週である。最近は突っ張り棚系の組立家具を何個も買っていて、組み立てることに馴れてきてしまった。
 島忠ホームズ・太田千鳥店は国道1号線(第二京浜)沿いにある。店を出て国道を南下、次の信号を右に歩いてゆくと環状8号線に出る。環状8号線を渡るとすぐ向こうに東急多摩川線の武蔵新田駅があるのだ。つまり、島忠ホームズ・太田千鳥店の最寄り駅は東急池上線の千鳥町駅ではなく、徒歩5分ほどの距離の東急多摩川線の武蔵新田駅ということになる。
 武蔵新田駅脇の踏切までゆくと、蒲田方面の改札のところから第272回で紹介した飯田酒店が見えた。

 線路沿いの道を蒲田方面へ少し歩くと、右手に前々からとても気になっていたお店がある。店名は居酒屋「つうさんの店」。お店の入口の上のアクリルの白い看板には「銘酒つうさんの店」とあり、年季の入ったと暖簾や外観よりも真新しく眩しい。
 中に入ると、右手前には焼き鳥店やもつ焼き店のそれとは異なる魚介類を焼く為の焼き台があり、外からも見えるようになっている。カウンター席は7席程。奥の方は暗くなっているけれど、テーブル席があるようだ。

 カウンター席には先客の常連の方々が3人ほど。カウンターの一番手前にsakuraと並んで座る。いつものように、sakuraが左側に、私が右側に座る。これは夫婦漫才立ち位置のように不動の並び方である。
 カウンターの中は調理場、マスターとママさんのお二人である。

 「瓶ビールお願いします・・・銘柄は?」と言うと、
 「キリンラガーしか無いんですよ・・・」とママさん。
 「いいえ、それがいいんです、一本ください」と言うと、マスターが
 「もう、一本しかないんですよ、日曜だから・・・」とギャグ。
 「よく言うよ~」とカウンターの常連さん。
 「じゃ、その最後の一本お願いします」と笑いながら答えた。

 カウンターの端、私の目の前に焼酎一升瓶が並んでいる。「海童」、「海」といった銘柄である。

 サバを焼いてもらうことにした。私の席から見える焼き台の上で、サバが遠火で焼かれてゆく。いい匂いだ。
 トイレにたった。奥の方は4人席と6人席のボックス席のような感じになっている。しかし、荷物が置いてあって、今日は使っていない様子。

 珍しいものを出してくれた。「いかのくち」である。

 「これ、いかのくちですよね」
 「よく、御存知で・・・」
 「もしかして、伊豆の伊東の・・・」
  
 それから、マスターから並びに座っていらっしゃる常連の皆さんと一緒に、伊東に泊まりがけで釣りにいらっしゃったというお話を聞いた。昨日から行って、釣りをして今日帰ってきて、お店を開けて、「反省会」なのだそうである。釣り好きの方は皆さん実にタフである。

 「いかのくち」は、私も知っている伊東のひもの屋さんで出しているものである。、

 ビールの次に、表の看板にもあった銘柄高砂鶴(一合450円)の熱燗を二合どっくりでお願いした。だるまのぐい飲みがかわいい。
 サバが出てきた。大ぶりの美味そうなサバである。
 「よかったら・・・」と大将が多めの大根おろしを一緒に出してくれる。うまい。

 銀杏も出していただいた。sakuraの好物である。

 さらに、高砂鶴一合(450円)をまたいただく。常連のカップルがいらっしゃって、小さい椅子を奥から持ってきてカウンター席に追加。少しつめながら7人カウンターに8人が座った。

 午後6時20分から7時10分まで50分ほどの滞在。お勘定は2人で2,400円であった。

 外に出てから「〈気持ち〉のある雰囲気だった」と咲良が言う。
 そして、もう一言、「人を嫌わない店だね」とも。
 新しく入って来た人もすんなり受け入れてくれる店ということだろうか。「人を嫌わない」というのは居酒屋として素晴らしいことである。お店の方と常連の皆さんが大切に作ってきたものであろう。新参者は、その雰囲気を壊してはならない。これは鉄則である。また、今日もそんなことを思った。


  武蔵新田つうさんの店看板

武蔵新田 居酒屋「つうさんの店」
住所 東京都大田区矢口1-16-8
電話 03-3758-0043
定休日 ?
営業時間 ?
交通 東急多摩川線武蔵新田駅下車徒歩2分。

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大森 大衆酒場「酒蔵一番」

居酒屋探偵DAITENの生活 第383回 2010年11月7日(日) 【地域別】  【時間順】




大森 大衆酒場「酒蔵一番」大森アーケード店

  
  大森酒蔵一番外観


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 おとりさまといえば、「酉の市」の起源発祥の地、浅草の鷲在山長国寺(じゅざいさん・ちょうこくじ、法華宗本門流)境内の鷲大明神社で行われる酉の市があまりにも有名である。浅草以外の酉の市は、目黒区下目黒の大鳥神社、大田区大森北の鷲神社などもある。今年は一の酉が11月7日(日)、二の酉が11月19日(金)である。

 一の酉である11月7日(日)にsakuraと、そのクラスメートで大森在住のS氏と3人で、大森の鷲神社に行くことになった。

 しかし、探偵事務所関連内輪のイベントがあり、そちらに少し参加していたので、待ち合わせに少し遅れてしまった。
 大森の改札でS氏とは午後2時半に待ち合わせていた。午後2時45分頃にお会いして、改札から東口側に降りて南下、アーケードのあるの商店街から入っていった。商店街の左右には露店が出ている。二つの十字路の後、三叉路の左手角にお参り後に入ろうと思っている店を確認する。午後3時から営業しているのでちょうど良い。
 
 さらに進み、広めの歩道のある広い通りに出ると、そこは五叉路になっている。道を渡ってまっすぐの道にも露天が出ている。その通りに入って、すぐ左手に鷲神社の参道があり、参拝客が列を作っていた(下写真)鷲神社はビルとビルの谷間にある小さな神社である。参拝客の列に並んだ。

 大森鷲神社参道 ← 混み合う「大森・鷲(おおとり)神社」参道

 列に並んでいると、左手に熊手を売る店が見えた。時折、手締めが始まる。熊手の商談が成立した時に手締めを行うのである。因みに手締めのやり方は店によって色々と違うそうである。右手でお囃子をやっている。祭囃子を聞くと気持ちが浮き立つのである。
 お参りを済ませ、拝殿脇の神社の売店で小さな熊手を二つ買った。拝殿の左手にも参道があって、そちらにも熊手を売る店が並ぶ。参道から出ると、前述の歩道のある広い通りに出た。
 因みに来年は一の酉は11月2日(水)、二の酉は11月14日(月)、三の酉は11月26日(土)である。

  ※  ※  ※

 長い間並んでいたので、のどが乾いてしまった。急いで商店街のアーケードへと向かう。露天商と人の流れの間を抜けて、さきほどの三叉路の場所にある店、大衆酒場「酒蔵一番」大森アーケード店に入った。
 入店時間は3時15分。開店して間もない時間だ。正面から見て左端と右の角に入口がある。左手から入ると、右手の手前から奥にかけて15人程が座れるカウンターがある。右手の入口から入ると、左手に手前から奥にかけて10人ほどが座れるカウンターがある。奥に回り込んだ側にもカウンターがあり、一部が切れた大きなコの字カウンターを形成しているようだ。右手の入口の左手には焼き台があった。カウンターの中は酒類を用意する為の調理場になっており、店の奥にも調理場がある。二階は小上がり席が中心のようである。

 左手の奥の方に、テーブル席が3つほどあった。その一番奥の4人席に座った。
 まずは、中生ビール(440円)を3杯。つまみは、かつお刺身(380円)、こはだ酢(380円)、冷や奴(380円)を二つ、もろきゅう(380円)と、大衆酒場の定番商品を頼む。若向きの変な名前のつまみはここにはない。全部、同額のものばかりなのも面白い。

 私はたる酒菊正宗マス入(390円)を飲んだ。

 瓶ビールを飲むことになり、メニューを見ると、アサヒスーパードライキリンラガーキリン一番搾りサッポロ黒ラベルエビスビールと5種類の大瓶のビールがある。プロ野球のチームのように、人によってビールの好みは異なるのである。5種類というのは素晴らしい。それも全て大瓶が480円。
 迷わず、エビスビール大瓶(480円)を選んだ。

 午後3時15分から5時まで1時間45分の滞在。お勘定は3人で4,090円。お通しもない、ぴったり明朗会計である。今日はS氏に御馳走になってしまった。グルメのS氏は、その安さにとても驚いていた。

 昔はよく飲み歩いた街であるのに、居酒屋探偵DAITENの生活では、JR京浜東北線の大森駅周辺が紹介しない空白地帯となっていた。これからは大森駅周辺をもっと探偵したいと思う。

  ※  ※  ※

 追記 大森から再び、一人で前述のイベント会場に戻り、熊手をお渡しした。少し飲んでいると携帯電話が鳴る。早く帰ってくるようにとの指令であった。


  大森酒蔵一番看板


大森 大衆酒場「酒蔵一番」大森アーケード店
住所 東京都大田区大森北1-10-9
電話 03-3766-9932
定休日 無休
営業時間 15:00~23:30
交通 JR京浜東北線大森駅下車徒歩5分。

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新丸子 やきとり「おしどり」

居酒屋探偵DAITENの生活 第382回 2010年11月4日(木) 【地域別】  【時間順】




新丸子 やきとり「おしどり」

  
 新丸子おしどり外観


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 午後3時20分頃、横浜市中区のJR根岸線関内駅構内で、大宮発大船行(南行)の電車が男性をはねる人身事故が発生した。この影響で、京浜東北・根岸線は鶴見~大船駅間で運転を見合わせていた。午後4時27分で運転を再開。この事故で16本が運休、10本が最大66分遅れ、約1万5千人に影響が出たそうである。
 前回の記事に書いた通り、私がJR川崎駅の改札を通ったのが8時半を回った頃、事故からかなり時間がたっているというのに長く影響が続いていたことになる。

 なかなか来ない京浜東北線を待つ気持ちがなくなり、川崎からJR南武線に乗って武蔵小杉までやってきた。武蔵小杉駅についたのは、9時10分頃であろうか。改札を出て右方向へ行き、駅前ロータリーを渡って、東横線のガード脇を新丸子本面に歩いてみることにした。すっかり、帰る気持ちを失っている。

 新丸子駅の改札前を抜け、駅東口側の商店街をまっすぐに歩いて行く。この時点で、ずっと前から気になっていたある店に行くことに決めていたのである。商店街の二つ目の十字路を左に曲がる。すると、右手に二階建ての三軒長屋がある。三軒共に飲食店だ。その1番左端のお店が今日の目的の店、やきとり「おしどり」である。
 
 正面から見て左手の高い位置に取り付けられた白く大きなアクリル看板に「やきとりおしどり」と書いてある。店の入口の上にもアクリル看板で「やきとりおしどり」とあり、「やきとり」の文字だけが赤い。一番上の一部だけが素通しでそこから下が曇りガラスになっている引き戸の真ん中あたりが開け放ってあり、「やきとり」と書かれた暖簾がかかっている。
 手前から左手奥にかけてL字カウンターがあり、正面側に4人、左手から奥に4人ほどが座ることが出来る。
 アナログテレビが1台店の奥の方にある。

 カウンターの中には、身体の大きなマスターが立っておられる。まるで格闘家のようでかっこいい。
 まずは、烏龍ハイ(350円)をいただく。同時にお通し豆(100円)もついてくる。

 「かしらなんこつはつをお願いします。一本ずつでもいいですか?」
 「いいですよ、味の方はどうなさいますか?、塩とたれ・・・」
 「塩でお願いします。」

 焼き物は全て100円。焼き上がるのを待ちながら、豆を食べ烏龍ハイをいただく。前回のお店のことや冒頭で書いた事故のことなどを考える。

 「ただいま」と言いながら女性のお客さんが入ってくる。
 「お帰り」とマスター。

 トイレに行きたくなったので、お店の右手奥にあるドアを開けて中に入る。すると、トイレの中の右手にもう1つドアがあった。どうやら調理場側からも入ることが出来るようになっているようだ。
 私が生まれた川崎駅前の家を思い出す。その家もまた隣のもう一軒のお店とトイレを共有していたのである。1つのトイレに二つドアがあって、両方から入ったのである。もちろんくみ取り式であった。

 「ただいま」と言って、また女性が入ってくる。
 「お帰り」とマスター。しかし、今度はお客さんではない。ママさんのようである。「お帰り」の意味がちょっと違ったのである。ママさんは着替えるとまたどこかへ出かけていかれた。

 煮込み(350円)と燗酒(300円)をお願いした。黙ってお客さんの女性とマスターのやりとりを聞く。

 男性の方が入ってこられた。
 「寒いねえ、閉めてもいい?」と言って、入口の引き戸を閉めた。しかし、私の背後の窓は開いている。
 そこから冷気が入ってくるのが私には心地よかった。燗酒には少し寒いくらいがちょうど良い。

 テレビではNHK総合テレビの番組「ブラタモリ」が始まった。午後10時である。

 今日の「ブラタモリ」は第1回シリーズのアンコール放送で「二子玉川」
 昔、通称玉電と呼ばれた玉川電気鉄道という路面電車が通っていたことを示す鉄道柵が残っていたことにはタモリも驚いていた。
 小さい頃、両親に連れられて、井の頭線沿線にある親戚の家に行く時、京王井の頭線の渋谷駅と並んで、玉電の駅があったことをとても覚えている。その家に行く時の私はいつも憂鬱だった。
 渋谷から玉川までの開業は明治40年とのこと。大正14年に出来た三軒茶屋から下高井戸までの支線は、現在、東急世田谷線として残っている。番組の中で紹介されている玉川と砧との間を結ぶ砧線という支線も大正13年に作られ、他に多摩川を渡って溝ノ口まで行く溝ノ口線も存在したそうである。
 世田谷線をのぞいた玉電が廃止になったのは昭和44年。私が世田谷に住み始めた同じ頃であった。
 
 マスターもこの「ブラタモリ」という番組が好きなのだそうである。
 ビール大瓶(700円)をお願いすると、1杯目をマスターがついでくれた。

 川の向こうの多摩川駅前にあった多摩川園遊園地や二子玉川にあった二子玉川園のこと等、テレビを見ながら色々と思い出す。常連の皆さんもそれぞれ思い出話をされていた。
 昭和40年代のボウリング・ブームの話は特に盛り上がった。亡くなった父親に連れられ、世田谷通り沿いの大蔵ランドでボウリングをしたことを覚えている。

 ねぎま(100円)を2本焼いてもらう。美味しかった。

 しばらくして、「やきとりはよろしいですか?」と聞かれる。もう「カンバン」の時間が近いのである。

 燗酒(300円)を最後に1本。皆さんとお話をしながらゆっくりと飲ませていただいた。

 午後9時半から11時まで1時間半ほどの滞在。楽しくて思わぬ長居をしてしまった。お勘定は2,600円。明朗会計である。

 (了)

  ※  ※  ※
 
 追記 店内の味わいある雰囲気を写真でご覧になりたい方は、提携関係のこちらのブログ記事をご覧下さい。


 新丸子おしどり看板


新丸子 やきとり「おしどり」
住所 神奈川県川崎市中原区新丸子東1-785
電話 ?
定休日 ?
営業時間 17:00~23:00
交通 東急東横線/東急目黒線新丸子駅下車徒歩3分。

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川崎 立呑「柏屋酒店」

居酒屋探偵DAITENの生活 第381回 2010年11月4日(木) 【地域別】  【時間順】




川崎 立呑「柏屋酒店」


 ※今回は写真撮影せず。


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 店に入る前にネクタイを外し、ハンチングを脱いだ。その場所に溶け込む為である。いつもの雰囲気で飲みたい方々に無用な気づかいをさせない為である。出来れば地味なジャンパーを着て、球団名などが入っていない野球帽や釣用の帽子が良いのかもしれない。
 中に入ってみる。やはり皆さんカジュアルな格好である。

 入って左手には、長方形の立呑みテーブルが三つ並んでいる。それぞれに7、8人が立てるであろうか。一番手前の窓際のテーブルに男性二人と女性一人。真ん中のテーブルには男性3人の方、一番奥の冷蔵ケースの前に男性が二人。皆さん、店の外の方を向いて立っている。
 左の壁側は酒類の陳列棚になっている。陳列棚の一番奥に引き戸。店の奥の方へ行く引き戸もある。右手の乾き物などつまみ類の並べられた棚の裏側にカウンターがある。立って飲むのではなく、注文をしたり、お酒や食べ物を受け取ったり、お金を支払う為のカウンターである。カウンターの中では、マスターが忙しそうに働いていた。カウンターの前にお客さんが一人、次の注文をする為に待っている。私もその後ろで待つことにした。

 私の順番が来た。まずは、燗酒(210円)と冷や奴(120円)を頼んだ。
 待っている間に目をつけてあった場所は、それぞれの人数配分を考えて、一番奥の立ちのみテーブルの左端である。そこに行って待つ。同じテーブルの先客のお二人は、かなり出来上がっている様子。

 やがて、奥から登場したママさんが燗酒と器に入った冷や奴を四角いトレイに乗せて持ってきてくれた。燗酒

 隣はかなりの大先輩。マスターがその方の前にウーロンハイを置く。
 そして、「もう最後にしたほうがいいですよ」と小声で言ってから微笑む。

 その向こう隣では小銭を数え続ける方がいる。ポケットから小銭を全部出して、テーブルの上に並べて数えている。酔っているのでなかなか答えが出ない様子である。

 急に店内が静かになった。
 私の近くに置かれたCDカセットレコーダーの音楽が終わったのである。マスターがやってきて、中に入っていたCDを取り替える。

 次のCDは、桂 銀淑(けい・うんすく)であった。ハスキーな声が印象的な韓国の女性歌手、「スズメの涙」や「北空港」などヒット曲も多い。現在はある理由から韓国に帰国したままである。
 これをきっかけにカウンターの中の店番は、マスターからママさんに変わっていた。交代時間のようである。

 つまみ類の棚から6Pチーズ(70円)を取り、再びカウンターの所に行って、小瓶の黒ビール(240円)を注文、両方を受け取って席に行く。

 大先輩が興が乗ってしまったのか小銭の方にサンマの缶詰を御馳走されていた。二人とも身体が揺れている。そのうち、小銭の方がちょっとはしゃぎ過ぎてしまい。男気のある雰囲気の方が叱りつけていた。私の知らない事情もあるようだ。
 「みんな楽しく飲んでるんだから・・・」という言葉が印象に残る。叱られた方の方も素直に謝って、それから大人しくなってしまった。
 大先輩の身体も大きく揺れている。右手を背後に持ってゆき、何度も何かを探すような仕草をする。
 「無意識で椅子を探しているんだな」と思った。しかし、椅子は無い、倒れそうになったらいつでも支えようという気持ちで身構えていた。

 やがて、やっと帰る気持ちになってくれたのか身体を左右に揺らせながら外に向かって歩いてゆく。背広の方が気づかっている。しばらくして、背広の方がタクシーに乗ったことを私に教えてくれる。その方も私も同時に安心の笑顔になった。小銭の方が「今日初めて会うんですけどねえ・・・」と私に言う。

 半酎ハイホット(150円)というのを飲んで帰ることにした。炭酸が入っている酎ハイを温めてあるわけではなく、焼酎が半分の量に押さえてある焼酎のお湯割りのことである。

 7時45分から8時30分まで45分ほどの滞在。背広の方をはじめ皆さんに「お先に失礼します」と言って店を出た。結局支払った金額は790円であった。

  ※  ※  ※

 川崎駅に戻った。
 JR京浜東北線が乗り入れているJR根岸線の関内駅で人身事故があった。JR京浜東北線のホームは人であふれ、いつ来るとも解らない電車を待つ。苛立ちが辺りを満たしている。いたたまれなくなって、すぐ隣に見えるJR南武線のホームへ向かってしまった。ちょうどやって来た電車に乗り込み、座ることができた。
 誰かがまた「悲しい選択」をしてしまったようだ。まっすぐに帰る気持ちが萎えてゆく。また、酒を飲む理由を作ってしまった。会ったこともない人の通夜酒である。
 それにしても、あの大先輩はまっすぐに帰れただろうか?。父が生きていれば、ちょうど同じくらいの年齢に違いない。
 何故か南武線の車内が薄暗くなったような気がした。私の目が光量を必要になってきただけかもしれない。

 
 (つづく)



 ※今回は写真撮影せず。


川崎 立呑「柏屋酒店」
住所 神奈川県川崎市川崎区本町2-8-13
電話 044-222-5017
定休日 日曜日
営業時間 08:00~21:00
交通 京浜急行京急川崎駅下車徒歩5分。

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蓮沼 居酒屋「しってる」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第380回 2010年11月3日(水) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】




蓮沼 居酒屋「しってる」

 
  蓮沼居酒屋しってる外観

 
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 午後5時頃である。川崎駅に到着してすぐ、いつもと様子が違うことに気づいた。改札へ行くため階段を上がる。目の前を歩く紺色の制服の背中には、地方の県の名前が書かれている。どうして、川崎駅にこんな遙か地方の紺色制服組がいるのか不思議だった。改札を抜けて外に出る。人出はいつものように多い。左手へ歩いてゆく。まっすぐ行けばそのままラゾーナ川崎プラザの2階広場に続いている。手前を左に曲がると、巨大な歩道橋が27階建の高層ビルミューザ川崎まで伸びている。歩道橋の上から下を見た。路線バスに混ざって、大きな灰色の車両が止まっている。鉄の網で守られた特殊な車両である。そこにも紺色の制服が歩いていた。横浜で行われる国際的イベントの為に全国から集められたに違いない。アルファベット4文字で表記されるそのイベントで何かが起こるかもしれないからである。ここでは、そのイベント名は表記しない。それらしい単語も使わない。考えすぎと言われるかもしれないけれど、本当に今は何が起こるか解らない。歴史の転換期のように思えるのだ。

  ※  ※  ※

 横浜方面へと向かうバスがなかなかやってこない。列の後ろに並んだ。列はどんどん長くなってゆく。20分以上遅れてバスがやってきた。乗客を乗せ切れない。乗ってからも国道1号線に出るまでずいぶんとかかった。歩いた方が早いくらいである。バスに乗ったことを後悔してもすでに遅かった。

 ある用事を済ませ、再び川崎駅に戻ったのは午後7時過ぎであった。JR京浜東北線に乗り、隣の蒲田駅で降りた。西に向かって歩き始める。いつも行くあの店の前を通った。かなり混み合っているので遠慮する。さらに、近くの不思議な店名の謎のお店の前まで行ってみた。店内のカウンターは満席のようである。今日も入れないまま通り過ぎる。その隣の古い店はもっと入りにくい。もう何年も前を通るだけである。

 同じように何年も前を通ってみるだけで中に入ることのなかったお店に、ついに行ってみることにした。
 東急池上線の蓮沼駅から1分もかからない場所。蓮沼駅の蒲田方面の改札を出たら右へ、最初の十字路を右に曲がり、次の路地を左に入る。すると、左手にその店はあった。
 数年前、このお店の前を通った時、店名を見て面白いと思った。そして、すぐ隣の看板にも目が行った。(下写真参照)

  蓮沼ちゃんと看板 蓮沼居酒屋しってる看板 ← 続けて読むと・・・
 
 左には「ちゃんと」という店がある。そして、右側に「しってる」という店がある。2軒の店名を続けて読むと「ちゃんとしってる」になるのである。
 「ちゃんと」の方ではなく、今日は「しってる」の方に入った。 
 入ると右手にL字カウンターが12席ほど。他に席は無い。間口は狭く、カウンターから少しでも離れて座ってしまうと、その人の背後を人が通れなくなってしまう。
 一番手前の右端に座った。先客は男女1組と年輩の男性1人のみ。カウンターの中に大将。手伝いの男性が奥の方に立っている。カウンターを回り込んで向側に行くと、座敷とトイレがある。
 
 まずは、ホッピー(350円)を氷無しで頼む。ホッピーのみを冷やした「一冷」である。ジョッキの中に焼酎と共にレモンの輪切りが入る「川崎スタイル」である。
 つまみは、タコ刺し(580円)。焼き物は、ぼんじりかしらつくねをそれぞれ塩で頼む。ポテトサラダ(480円)は今日はなかった。
 
 右手の奥にあるテレビでは日本シリーズ第4線中日対ロッテである。今年の日本シリーズは、実に渋い組み合わせだ。小さなテレビなので私の席からはあまりよく見えない。有線放送であろうか、小さく「演歌」も流れている。

 タコ刺しは丁寧に切られている。焼き物も少し塩が強めであるが美味しい。
 男性と女性のお客さんが入ってこられ、奥の方へ行きたい様子。入口近くの方が気づき、椅子を前にずらして、お二人は通れた。

 トイレに立った。カウンターの皆さんに「すみません」と声を掛けながら背後を通らせてもらう。
 居酒屋ではトイレに情報がよくある。しかし、今回は情報はまったく無かった。トイレから出て、そこにいたお店の方に、角ハイボール(350円)を頼んだ。

 年輩の方は帰られ、別の常連らしき方が左隣に座られた。気がつけば、私を入れて7人となっていた。
 ちょうど、大将が近くに来られたので燗酒を一合お願いした。
 「一番さん、燗酒一本」と大将が手伝いの方に伝える。
 やがて、お銚子が目の前に置かれた。よく見かける大関のお銚子だ。とても熱いのでカウンターの上の段からおしぼりを使って降ろす。電子レンジの出現以前はお銚子の首を持てば、燗酒を運ぶことができた。これも一つの時代の変化であろうか。

 隣の常連らしき方がお店で働く男性を苗字で呼ぶ。そして、ホッピーの中身の三回目を頼んだ。快調なペースである。「中焼酎」を頼むたびに量が増えるのがおもしろい。
 ちょうど注文が出そろい、マスターは黙って煙草を吸っている。

 「うなぎある?」と左隣の方が聞く。大将は煙草を消して仕事にかかる。

 カウンターの二組のカップルは御夫婦かもしれない。休日の夜に御夫婦が多く来店する店は信用できると私は思っている。何故なら家計をあずかる女性は、お店の料理の量と質、そして、価格にシビアであるからだ。

 午後7時半から8時15分まで45分の滞在。お勘定は2,090円であった。千円札二枚と小銭で払いたかった。しかし、財布を見ると小銭がない。仕方なく千円札三枚を出して、「すみません」と言う。お釣りの小銭を受け取り外に出た。

 「しってる」というちょっと変わった店名をつけているので、独特の雰囲気を持ったマスターがやっているのではないか、そんな想像をしていた。しかし、実際には、普通に焼き鳥と魚類を食べさせてくれるオーソドックスな居酒屋であった。また来ようと思う。
 外に出る。少し歩いて振り返った。二つの看板を見比べる。

 「ちゃんと・・・しってる」。口にだして読み上げた。一人笑ってしまう。

 それから、また思う。

 「・・・何を知ってるんだ・・・俺は・・・」。真顔になる。



  蓮沼居酒屋しってる看板

蓮沼 居酒屋「しってる」
住所 東京都大田区西蒲田7-16-8
電話 03-5703-0561
定休日 ?
営業時間 ?
交通 東急池上線蓮沼駅下車徒歩1分。

ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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