石川町 立ち飲み「元町・愛知屋 坪商店」

居酒屋探偵DAITENの生活 第364回 2010年8月28日(土) 【地域別】  【時間順】



※2010年9月3日 560,000カウント通過 感謝!


石川町 立ち飲み「バール愛知屋」
(元町愛知屋 坪商店)


 元町バール愛知屋外観

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 前回のお店からいい気分で外に出たsakuraと私は、JR石川町から根岸線に乗って帰ることにした。しかし、交差点で信号待ちをしている時、右手を振り替えってしまったのである。そして、そこにあった魅力的な光景を前にして、立ち去ることが出来なかったのである。

 創業120年という老舗の酒屋「元町愛知屋 坪商店」がそこにあった。少し暗めの照明に照らされた店内の左手に一升瓶が並んでいる。その前に、黒っぽい色に塗られたカウンターが手前から奥にかけて続いており、真ん中辺りにビールサーバーの金色の蛇口が美しく輝いている。カウンターの背後に店を二分する低い棚があり、棚の向こうには冷蔵ケースが並んでいる。全体に照明を暗めにしてあるのは、お酒の保存に良いからだろうか。
 吸い込まれるように店内に入って行く2人である。立ちのみ用のカウンターの前に立つ。お店の女性がカウンターの中で微笑んでいた。美しい人である。

 「さっき、あちらの「久佑さん」の方でお世話になって、また、こちらにも来てしまったんです」と言う。
 
 こちらの「元町・愛知屋」さんが前回居酒屋「久佑」の経営母体になっており、お店で出しているお酒は全て「元町・愛知屋」さんで買えることも聞いていた。また、二つのお店は裏側でつながっているようだ。その証拠に私たちの相手をしてくださった女性が居酒屋「久佑」の奥の方から一回顔を出されたのである。
 
 まずは、エビススタウト(500円)を2杯。カウンターに取り付けられたビールサーバーから時間をかけてゆっくり注いでくれる。
 美しい泡である。ずんぐりとしたグラスもいい。唇に当たる豊かな泡、口当たり。美味かった。お店の雰囲気とも合っている。私はギネス好きである。しかし、エビススタウトがあれば、その方がもっと良い。ギネスは単なる黒ビールではないとおっしゃる方もいるかもしれないけれど、私にはこの黒ビールの方が身体にスムースに入ってくる。そんな気がするのだ。

 sakuraが「今日は当たりだね」と盛んに言っている。事前の情報無しに歩き周り、偶然に良い酒場に出会うことが出来る。これこそ居酒屋巡りの楽しみといえる。居酒屋探偵としては事前の下調べも大切ではあるけれど・・・。

 少しして、お店の外から女性の方に声をかけられた。さきほど、居酒屋「久佑」で御一緒だった姉妹のお客さんの妹さんの方であった。これもまた酒屋さんの店頭で飲む楽しみかもしれない。

 並んでいるお酒の中に三十六人衆を発見する。居酒屋「久佑」でいただいた酒である。
 
 「こちらの三十六人衆は、さきほど久佑さんでいただいた物と同じですか?」と聞く。
 「いいえ、別のものです」とのこと。
 「それじゃ、2杯下さい」と、お願いした。

 三十六人衆純米吟醸(500円)を出してもらう。やはり、美味い。呑み飽きない味である。

 商品棚に並ぶ日本酒の中から「開春石見辛口」という純米酒をsakuraが発見し喜んでいる。開けてもらうわけにもいかないので、次回は絶対に買ってみたいという。

 カウンターの上の小さなメニューを見ると、つまみ類も500円でいただける。酒屋さんのお店の中にありながら、角打ちとは違う本格的な立ち飲みのお店であった。

 お支払いは2人で2,000円ちょうど。すでに午後8時半を回ってしまっていた。急いで帰ることにする。

 バール愛知屋を出ると、右手に元町交差点がある。左手の元町五丁目東という信号を渡った。そのまま、小さな商店街に入る。JR根岸線の石川町駅の元町側の南口まですぐであった。商店街の左右にも入ってみたいと思わせるお店が数軒あった。次回の訪問がまた楽しみである。


 ※  ※  ※

 なお、こちらのお店は居酒屋系有名ブログ「居酒屋礼賛」でも紹介されている。
 

 元町バール愛知屋看板

石川町 立ち飲み「バール愛知屋」(元町愛知屋 坪商店)
住所 神奈川県横浜市中区元町5-196
電話 045-641-0957
定休日 日曜祝日
営業時間 17:00~21:00(酒店は09:00~22:00)
交通 JR石川町駅下車元町出口徒歩3分
公式サイト http://www.aichiya.com/

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ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

石川町 居酒屋「元町・久佑」

居酒屋探偵DAITENの生活 第363回 2010年8月28日(土) 【地域別】  【時間順】




石川町 居酒屋 元町「久佑」(きゅうすけ)

 
  元町久佑外観

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 横浜の住吉町辺りで用事を済ませて、sakuraと二人で向かってのは「横浜中華街」であった。横浜スタジアムの中を抜け、玄武門から入る。

 玄武門 ←玄武門

すっかり綺麗に建て替えられていた加賀町警察署の脇を通り、善隣門の前に出た。

 善隣門 ←善隣門

 善隣門から中華街大通りを歩き、中山路へと曲がって、関帝廟通りに出た。右手に関帝廟がある。関帝廟通りを左に曲がり、まっすぐ進み、天長門を右に曲がる。すると、右手に、2006年に新しく作られた媽祖廟があった。

 媽祖廟 ←媽祖廟

 考えてみれば、「横浜中華街」のゴールデンコースを知らぬ間に歩いていたようである。最後は朱雀門をくぐって外に出た。

 どこかの店に入るつもりで行ったのだけれど、何年ぶりかの中華街は、私の知っている「横浜中華街」ではなくなってしまっていた。昔はどこかおっとりとした雰囲気の街だった。それが、裏通りまで店が増え、呼び込みの女性がどの店の前にも立っていて、中国なまりの日本語で話しかけてくる。「栗」を売る中国男性は、一端栗を食べさせたら、ここぞとばかりに売りつけようとする。昔はほとんど無かった占いの店がたくさん増え、占いにも呼び込みがいる。人通りが多くゴミゴミとした場所で、自分の人生を占ってもらう気持ちにはとてもなれない。

 色々と調べてみると、不況の為、「横浜中華街」に変化が起きているらしいのである。
 店舗の入れ替わりが激しく、老舗の中華料理店は減ってしまい、中国本土からの新華僑がどんどん進出してきているらしい。全体に食べ放題や低価格店が増えているとのこと。肉まん店甘栗店占い店も倍増しているらしい。
 私の知っている「横浜中華街」と違ってしまったのは当たり前である。まさに大変化が起きてしまっているのである。

 商売っ気が無い、やる気がない、でも安くて美味しい、そういう店が昔あった。行ってみる。たしかに名前はそのままだった。しかし、その店もまた、表に派手な看板を立て、値段もかなり高くなっている。とても入る気持ちにはなれなかった。

  ※  ※  ※

 欲求不満のまま、横浜中華街から外に出て、元町方面に歩いた。中華街と違い、元町は落ち着いた雰囲気である。夕暮れに照らされ、実に美しい町並みである。

 しばらく歩いてから、裏通りに入ってみることにした。裏通りには、フレンチやイタリアン、カフェなどの店が増えている。
 そろそろ、石川町の駅も近いと思われる頃、右手に小さなお店を発見した。家庭料理のお店とのこと。
 中に入ってみる。右手にL字カウンターがあり、座席数10席のみ。右手の方に女性がお二人座っておられた。
 カウンターの真ん中あたりに座る。カウンターの中の調理場には男性二人。

 お通しは、ピーナッツを使った沖縄の郷土料理、ジーマミー(ヂーマミー)豆腐が出てきた。

 お酒のメニューが豊富である。私の一杯目は、山形の酒、三十六人衆の冷(530円)である。sakura奄美大島の黒糖焼酎30°(420円)をロックでお願いする。
 
 目の前に並ぶ大皿料理から「レバーと砂肝・ハツのピリ辛生姜煮」「セロリのきんぴら」「ごぼうのきんぴら」の3品の盛り合わせをいただく。
 このレバーと砂肝とハツを大量の生姜を使って煮たものがとてもお酒に合う一品であった。

 姉妹であるという女性二人客の方たちから手作りの「コンビーフ」というものをすすめられた。
 文明開化の頃に横浜に伝わった150年前のレシピそのままのコンビーフとのこと。できあがるまでには2週間かかるそうである。
 これもいただいた。適度な塩分で美味しいコンビーフであった。缶詰のコンビーフとはまったく違う食べ物である。そばに添えられた豆類のマリネも美味しかった。

 カウンターの上の高い位置に貼られたお酒メニューを長々と眺めていると、若いマスターがお店の本体は酒店であり、飲める酒は全てそちらの酒店で買えると教えてくれた。
 「有名な酒は置かないポリシー」とのこと。
 本体の酒店は「元町・愛知屋 坪商店」である。

 2杯目は、栗好きとしては飲まない訳にはいかない焼酎、兵庫の栗焼酎「古丹波」(470円)をロックでいただく。sakuraの2杯目は芋焼酎「超不阿羅王」(470円)。凄い名前である。特徴は、原料芋に宮崎県大束産の有機栽培の『紅寿芋』を使用していること。
 飲み比べてみれば、本当にうまいものばかりである。

 名物は「穴子のちらし寿司」とのこと。これは昼のランチで食べることが出来る。合鴨のつくねが入ったカレーうどん・そばというのも美味そうである。こちらは夜もいただけるらしい。

 休業日は原則として、日曜、第3月曜、年末年始とのこと。
 但し、今年の8月は1日(日)、8日(日)、9日(月)、15日(日)、16日(月)、22日(日)、23日(月)、29日(日)という風に変則的である。

 お休みやおすすめの料理などについては公式サイトをご覧になると良い。

 午後6時50分から午後7時50分まで1時間ほどの滞在。お勘定は2人で4,300円であった。

 帰るつもりであった。しかし、裏通りから広い通りに出て話は変わってしまった。左に行けば山手トンネル。道を渡って向側にも商店街が続いており、JR根岸線石川町駅の元町側の南口まですぐである。ここで、何気なく右手をふりかえった。そして、そこに魅力的な光景を見つけてしまったのである。

 (つづく)

 元町久佑看板

石川町 居酒屋 元町「久佑」(きゅうすけ)
住所 神奈川県横浜市中区元町5-196
電話 045-662-5004
定休日 日曜・月曜(月曜日は月によって変わる)
営業時間 11:45~13:15/17:30~22:30
交通 JR根岸線石川町駅下車元町口下車徒歩3分
公式サイト http://www.aichiya.com/

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ある居酒屋にて

居酒屋探偵DAITENの生活 番外編 第2回       【地域別】  【時間順】 ←今回はこれらの一覧には未掲載。



居酒屋探偵DAITENの生活 番外編 第2回

 ある居酒屋にて

 ~すべてを紹介しない理由~

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 〈居酒屋探偵DAITENの生活〉では、大規模居酒屋チェーン店は取り上げない。このことは前にも何度も書いている。しかし、今回は〈居酒屋探偵DAITENの生活・番外編〉として、日本全国どこの街にも必ずある、緩やかなフランチャイズチェーンの店のことを書いてみることにした。ただし、このお店の店名や場所はあえて公開しない。

   ※  ※  ※

 「おしゃれな」という言葉で形容されるある街に、古い飲食店や居酒屋が集まっている地区がある。人気の居酒屋も数軒あって、どの店も居酒屋ファンの方なら一度は聞いたことのある名前かもしれない。
 それぞれの店の前で、満席の為に入ることの出来ない人がたたずんでいる。順番を待つその人のそばを通り過ぎ、目的の店に入った。いつも空いているので、すんなりと入ることが出来る。店はずいぶんと古い造りである。何十年か前の開店当初は派手な色合いの看板がとても目立ったに違いない。しかし、今はその色もくすんでしまっている。
 午後7時を少し廻った、普通は居酒屋が一番混み合うはずの時間だというのに、カウンター席に座っているお客さんは二人だけであった。この店には何度も来ている。来る度に何故か先客は二人だけである。

 瓶ビールの大瓶と煮込みを頼んだ。私の好きな銘柄である。うまい。
 ここのマスターはとても丁寧に相手をしてくれる。初めて来た時から今に至るまでそれは一貫している。そして、仕事も丁寧であり、まったく変わらない。ゆえに、たくさんのお客さんが来ても対応できないように思う。

 酎ハイと谷中新生姜を頼んだ。
 店内を見渡す。最近のコンセプト系レトロ居酒屋とは違い、本当に古い昭和の品々が壁や棚の上に残っている。そして、全体にとても落ち着いた緩い雰囲気が漂っている。何か注文をすると、硬い切符型の食券が発券され、カウンターの上に置かれる。今から40年以上前、両親と行ったデパートの「お好み食堂」を思い出す。

 二階席も存在する。しかし、マスター一人なので二階席は使われておらず、客が二階にあがるのはトイレに行く時だけである。その二階に上がってみる。衝立で仕切られた向こう側にほこりを被ったテーブルや備品が置かれている。今にも衝立の向こうから何かの注文の声が聞こえてきそうである。

 自分の席に戻り、マスターの手が空くのを待って生酒を頼んだ。

 マニュアルではない機転のきいたマスターの接客が好きである。常連たちは、マスターを気遣い、マスターもそれに甘えることなく、礼儀正しく接している。
 やがて、マスターが奥の調理場に入っている時、常連らしき方が入ってきた。その方は何も言わず、根気よく待っている。マスターが一人で店をやっていることをよく知っているからに違いない。他の人の注文した物を持ってマスターが調理場から出てくる。気づいたマスターが丁寧に謝り、「瓶ビールですか」と聞く。うなずく。瓶ビールが出される。それを飲む。深く小さな溜息。沈黙。

 別の方が生ビールのお代わりを頼んだ。
 「そっち終わってからでいいよ」とおっしゃる。

 「お忘れものないように、ありがとうございました」とマスターは丁寧に送り出してくれる。
 いつ来ても同じである。滑舌がよく、口跡が美しいのである。
 また、来ようと思う。取材ではなく、ただ癒されたいからだ。
 
 ある意味、私にとっての理想の店かもしれない。

 初夏の夕暮れ間近、まどろむ夢の中にいるような、そんな気分で外にでることが出来た。


 (初夏・某日)

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荏原中延 大衆酒場「栄」

居酒屋探偵DAITENの生活 第362回 2010年8月18日(水) 【地域別】  【時間順】



※2010年8月20日 550,000カウント通過 感謝!


荏原中延 大衆酒場「栄」

  
  荏原中延大衆酒場栄外観

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 東急池上線の荏原中延駅が現在のように地下化したのは平成元年である。地下ホームから階段を登り地上に上がってくると改札口がある。その改札口の向こう側の天井は高くなっている。古い駅舎に手を入れながら使い続けている東急池上線の各駅舎の中にあって、味わいには欠けるけれど、荏原中延の駅舎は最も立派である。
 改札を出た左手には、駅舎の二階部分にある東急ストア荏原中延店への入口があり、その左右に小さなテナントが入っていて、公衆トイレもある。この大空間の高い天井の辺りに、年に一度ツバメが巣を作ることは駅を毎日利用する人は皆知っている。右手には自動券売機が並び、その先には交番がある。
 この交番を回り込むように右に曲がると、駅舎の建物の脇に面した狭い路地がある。この路地は、池上線が地上を走っていた頃、線路際の抜け道であった。少し歩くと何本かの道に枝分かれして、小さな迷路のような飲屋街となっている。
 この道を進むと右手には、第153回で紹介したもつやき「仲居」がある。吉田類の酒場放浪記でも紹介された店だ。
 そのすぐ斜め手前に、1ヶ月ほど前、新しい大衆酒場が出来た。それも昭和レトロ風コンセプトのチェーン酒場ではない、個人営業の店である。昨年廃業してしまった並びの焼き鳥店の後にも今だ何も入っていない。そんな、スナックやカラオケ酒場の多い路地の中にあって、大衆酒場という業態が新しく出来るのは歓迎である。
 
 工事をしている段階で知っていた。開店の日にも前を通った。しかし、出来るだけ開店早々の店には入らないようにしている。新規開店時はお店の方も仕事に馴れておらず、開店祝い的なお客さんも多く、一時的に混み合ったりする。また、他の店からの応援の方が来ていたり、最初だけ良い食材を使っていたり、本来のお店の実力の程が読めない。1ヶ月くらいたって、お店の方々も仕事に慣れ、開店時の緊張感もなくなりつつある頃、新しい店に入るのが一番いいと思っている。
 実際、ある飲食チェーンが始めた酒を売る業態に開店直後に行って、あまりのオペレーションの悪さに驚き、これは続かないなと思ったことがある。事実、数ヶ月を待たずしてその業態は酒を売らない別業態にされていた。

 店名は大衆酒場「栄」。あっさりした名前が良いと思う。懲りすぎた店名はよろしくない。すぐに飽きる。
 外から見れば、焼き台の上から二階の屋根の上まで円い排気筒が上がっている。排気筒真っ赤に塗られ、そこに縦書きで「大衆酒場栄」と店名が書いてある。さらに、ライトアップされているので排気筒そのものが印象的な看板となっている。
 ガラスサッシになっているので、店内がよく見える。カウンターの奥の方に男性3人が座っているのが見えた。
 中に入る。東京は四日連続の猛暑日。ゆえに狭い店内はとても暑かった。右手のカウンターは7席。カウンターの一番手前の席に座る。焼き台が近いのでそこが一番暑いのである。常連らしき3名の方々が奥の方に寄り添って座っている理由が解った。

 カウンターの中の調理場には女性が二人立っておられる。
 「椅子の下にかばんが入ります」と言われる。私の鞄はちょうどそこに入った。
 左手のテーブル席は奥から六人掛け、二人掛け、二人掛け。左の壁際が全部一つの長椅子になっている。右の通路よりは折りたたみ式の小さな丸椅子である。この丸椅子に座ると、カウンターのお客さんと背中が接してしまうかもしれない。

 まずは、酎ハイ(380円)と、牛もつ煮込み(400円)を頼んだ。
 壁に定休日が書いてある。日曜休の他、第3日曜、月曜、火曜が連休というのが面白い。
 煮込みが出てきた。切りこぶの入った煮込みである。

 ご飯セット(400円)もある。ご飯、味噌汁、漬物のセットだ。
 並びの常連の皆さんのお一人が魚を焼いてもらい、一緒に頼んでいた。

 目の前のネタケースの中に、串に刺した肉が並んでいた。
 「これなんですか?」と聞く。
 「牛串です。」とのこと。

 牛串焼サラダ添え(300円)をいただく。更になんこつのたたき(150円)はたれでお願いした。
 2杯目はクリアハイボール(350円)は、サントリーではなくニッカクリアブレンドのハイボールである。

 三杯目はホッピーセット黒(480円)。氷なしで頼んでみる。すると、ちゃんと3冷で出て来た。ただし、値段はボーダーライン400を超えている。
 生ものも食べておこうと思い、タコブツ(400円)もいただく。

 6時50分から7時35分まで45分の滞在。お勘定は計2,460円であった。

 「何時からやってますか?」と聞くと、
 「4時からやってます」とのこと。
 「それは凄いですね」と言ってしまう私。

 早く店を開けるのは良い事だと思う。不景気で仕事が無い為、あるいは仕事はあっても残業代そのものがカットされてしまう為、以前より早く帰るサラリーマンが多いようである。さらに、時間のある高齢者の方も多い。臨機応変に開店時間を早くできるのは、小さな居酒屋の強みかもしれない。

 改札より徒歩1分。駅に近い大衆酒場は寄り易く、仕事帰りの酒飲みには助かる存在である。食事も出来る居酒屋として便利なお店といえる。

  ※  ※  ※

 2011年9月追記 定休日は日曜と木曜。営業時間も5時からに変わったようである。


  荏原中延大衆酒場栄看板

荏原中延 大衆酒場「栄」
住所 東京都品川区中延 2-8-14
電話 ?
定休日 日曜休/木曜休。
営業時間 17:00~23:00
交通 東急池上線荏原中延駅下車徒歩1分。

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「居酒屋探偵DAITENの生活」 紹介店300軒達成

「居酒屋探偵DAITENの生活」紹介店300軒達成       【地域別】  【時間順】



「居酒屋探偵DAITENの生活」 紹介店300軒達成


 2010年8月7日第359回 日ノ出町 大衆酒場「栄屋」の記事をもって、紹介店300軒となりました。

 最初は別のホームページの中の1コーナーとして記事を書いていました。また、2006年7月16日第1回から2007年11月10日第51回頃までは1回の記事に数軒の居酒屋を紹介しておりました。第52回からは1回に1店のみを紹介、この辺りから少しペースが上がりました。

 しかし、大衆的な価格の酒場のみを紹介する居酒屋や大衆酒場に限定して、できるだけそれ以外の業態は取り上げない、大手チェーン店や大規模資本の店は紹介しない、あまりに難しすぎる店は掲載しない飲みすぎて内容を把握できない場合は掲載しない等々、様々なを自分自身に与えてしまった為、飲んだとしても掲載しない、掲載しようと思って店に入っても結果的に掲載しない等ということが多くありました。ゆえに掲載ペースは年間100軒程度に留まっています。

 決してスタンプラリーのように数多く廻ることを目的としているわけではありません。美味しいお店を紹介するグルメ評論家の皆さんのような能力も私にはありません。一番好きな場所である酒場で起こる出来事を見届け、そこにいる皆さんの生活の匂いを感じ記録して、いわば、酒場での小さな物語をお届けできたらと思い、ここまで続けて参りました。
 途中、いろいろな事情から休止することも考えました。しかし、コメントが増え、アクセス数が伸びるにつれ、その考えを改めました。

 これも「居酒屋探偵DAITENの生活」に御来場いただいた全ての皆様のおかげです。
 今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。

 居酒屋探偵DAITEN = 新岳大典(aratake daiten)

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蓮沼 立呑処「勘藏」第9回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第361回 2010年8月7日(土) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】




蓮沼 立呑処「勘藏」 第9回


  立呑処「勘藏」20100101外観

  
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 何故かイベントの日に当たる

 前々回前回と横浜の店を巡った後、京浜東北線で蒲田に戻ってきた。そのまま帰ればよいものをついつい駅から歩き始めてしまった。いつものように色々な店を外から見て廻った。
 その店にも入らず、帰るつもりだった。入口が開け放ってある。様子を見ようと中をしっかり見てしまった。マスターの関さんと目があった。入らない訳にはいかなくなった。
 そこは、蒲田と蓮沼の間にあり、どちらかといえば蒲田に近いのだけれど、私としては蓮沼の店として数えている「勘藏」である。私としては珍しく過去8回も紹介している。(文末一覧参照)

 関さんと目があってから目の前の光景に驚いた。
 「勘藏」は縦、斜、横と三面ある立ちのみカウンターになっている。そこに、長さの異なる雨どいのようなものが三本取り付けてあり、それぞれが斜め四十五度の継手で接続してあったのである。雨どいのようなものはカウンターの上の部分からぶら下げてあったり、あり合わせの小物で下から支えてある。そして、雨どいのようなものには、緑色の竹に似せた塗装がしているのである。

 なんと、立ち飲みのお店のカウンターの上で「流しそうめん」をやるというイベントであった。しかも、そうめんに関しては無料であるとのこと。また、偶然にもイベントに当たってしまった。
 
 実は、春の花見シーズンに伺った時も、桜の花が咲いた枝が飾られ、立ち飲みの店の床にシートを敷いて土足厳禁として、花見の宴席風にしてあり、「お花見」を店内でするというイベントに偶然当たってしまった。しかも、つまみは常連の皆さんの差し入れであり、恐縮しながら差し入れをいただき、酒代のみ払って出てきたのである。ゆえに、紹介記事にはしなかった。
 事前の情報のまったく無いまま、たびたびイベントに当たるのが不思議である。

 すでに三軒目である。まずは、緑茶割り(250円)をゆっくりいただくことにした。飲んでいると、今日の何回目かの「流しそうめん」が始まった。先客の方は2名。みんなで薬味とつけ汁の入った器と割り箸を持って待つ。関さんが上流の一番高い所からそうめんを流す。最初の直線から45度の継手を曲がり、次の直線に入る、私は二つ目の45度の継手を通過した最後の直線の前に立っている。急いで箸ですくわないと、右手の90度の最後の継手を曲がって、そうめんはザルに落ちてしまうのである。もちろん、ザルに落ちたそうめんは再び上流から流される。
 
 前回は、7月1日に開催したそうで、その時も関わった常連の方が流しそうめんの装置の改良点を色々と説明してくれた。
 次の回は、参加者も増えて5人となっていた。私は五番目で頑張る。この位置は装置の不具合から漏れ出る水を受けた入れ物から捨てなければならない役目がある。酔っているのでこれが楽しいのである。
 さらに、その次はそうめんが無くなった為、流された麺が冷や麦になった。冷や麦は、そうめんよりも少しつかみ難い。

 ホッピーセット(400円)とチーズをお願いする。チーズは2枚50円、4枚100円である。
 「チーズは2枚、4枚?」と、関さんに聞かれる。4枚でお願いした。

 何も知らないカップルが入ってこられた。驚くその様子が面白いのである。
 そして、時々角度を変えたり、吊ってある紐を調整したり、関さんとお客さんたちが手を入れる。その度に笑いが起こるのである。

 ハイボールレモン付(300円)とスパゲティーサラダ(150円)を頼んだ。考えてみれば、そうめんを食べているのにスパゲティのサラダをとってしまっていた。同じ麺類である。やはり、酔っている。

 ついに、店内のお客さんは10人に増えた。そうめんも無くなり、最後は中華麺が流されていた。「流し冷やし中華」である。最後にレモンサワー(250円)を飲んで締めとした。

 店内も満員である。滞在時間は、午後10時から11時45分まで。あまりに楽しく、ついつい長居をしてしまった。こちらのお店は、その都度お支払いをするスタイル、正確な支払い総額は失念してしまった。

 本当に楽しかった。「勘藏」ならではの夜である。にも何かイベントが用意されているらしい。楽しみである。また、偶然が重なってくれるだろうか。


 ※  ※  ※


 この後、池上線に乗って雪谷大塚へ向かい、駅近くの乾杯横丁に行ってしまった。
 第339回で紹介した「京太」でカラオケ、第341回で紹介した斜め前のBAR「OVAL」で仕上げ。これだけの梯子酒は本当に久しぶりである。それぞれのお店でマスターや常連の皆さんに遊んでいただいた。一言で言えば、「やってしまった」のである。


立呑処「勘蔵」に関する過去の紹介記事
第8回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第300回 2010年1月1日(木)
第7回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第288回 2009年11月24日(火)
第6回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第268回 2009年10月12日(月)
第5回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第243回 2009年8月8日(土)
第4回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第221回 2009年5月30日(土) 
第3回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第191回 2009年3月15日(日) 
第2回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第166回 2009年1月1日(木)
第1回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第156回 2008年11月8日(土)


立呑処「勘藏」20100101看板

蓮沼 立呑処「勘蔵」
住所 東京都大田区西蒲田7-9-5
電話 ?
定休日 年中無休
営業時間 16:00~26:00
交通 東急池上線蓮沼駅下車徒歩5分。JR蒲田駅下車徒歩3分。

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桜木町 立ち飲み「石松」第2回

居酒屋探偵DAITENの生活 第360回 2010年8月7日(土) 【地域別】  【時間順】



桜木町 立ち飲み「石松」 第2回


 桜木町立ち飲み石松外観その1
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 前回の店を出た後、yousaku氏と日ノ出町から野毛の街を歩いてみることになった。長者橋を渡り、最初の路地を覗くと、yousaku氏と一緒に入ったことのある店、第80回で紹介した「第一亭」があった。
 「第一亭」の道には入らず、その次の道に入ってゆく、右手には元祖満州焼の店「庄兵衛」の支店がある。次の角を左に曲がると第81回で紹介した「お秀」がある。その時もyousaku氏と御一緒した。
 住所表記は宮川町だ。少し広い通りに出る。渡った向側は野毛町。その通りを右に行けば、「ホッピー仙人」で有名な都橋商店街のある都橋に出る。
 渡った向側の道を進み、次の十字路を右に曲がり、また十字路に出た。この道が「野毛のメインストリート」と居酒屋ファンの間で呼ばれる道である。この十字路をまっすぐ少しゆけば、右手に馬鹿鍋で有名な「浜幸」があり、十字路を右に曲がれば右手に焼鳥「末広」がある。この店はyousaku氏と、同じく横浜の友人の濱也耕誠氏と3人で入ったことがあった。
 「野毛のメインストリート」に入った。少し進んで右手の第二港興産ビルという雑居ビルの二階には第14回で紹介した居酒屋「トモ」がある。
 少し進み、十字路を過ぎる。左手に立ち飲みの「福田フライ」、その斜め右手前に焼き鳥の「若竹」、その向こう隣には、同じく第14回で紹介した、中華料理の「三陽」がある。今日も3店舗全部が盛況である。
 その次の角を左に曲がる。さらに歩いて十字路の右角には居酒屋「石松」があった。この「石松」には、前に何度か入ったことがある。今日はこの「石松」には入らなかった。石松の角を右に曲がり少しゆくと、第3回で紹介した味処「叶屋」がある。その時は、yousaku氏濱也耕誠氏とも御一緒している。次の角を左に曲がって、野毛で一番広い通りである平戸桜木道路に出た。道の向側には横浜にぎわい座の地下の小ホール、「横浜・のげシャーレ」咲良舎が芝居を上演した時の打ち上げ場所、居酒屋「一ノ蔵」の合掌造り風に作った店構えが見えた。

 気が付けば、野毛の様々な有名店の前を通り過ぎてきてしまった。今回は野毛の見学の日であった。yousaku氏はあまり遅くなりたくないようなので、JR桜木町駅近くで飲むことに決めた。向かったのは横浜市営地下鉄線の桜木町駅の上に位置する商業ビルぴおシティの地下2階であった。目指したのは立ち飲み「石松」
 実はもう一軒の立ち飲み店、第三酒寮キンパイにも入ってみたかったのだけれど、すでに片付けに入ってしまっていた。
 「石松」前まで来て少し驚いた。いつも立つ場所に困るほど混んでいる店なのに、すでに、午後8時半を回っているからだろうか、店内で立ち飲む人の人数は5名ほどであった。こんなに空いている石松を見るのは始めてである。(注.因みに上の写真は今回撮影したものではなく前回の写真である。)

 「いいですか?」とお店の方に聞く。そう聞いたのは閉店が近いのではないかと思ったからである。
 「どうぞ」と若いアルバイト風の方が答える。カウンターの真ん中辺りに2人で立った。

 以前に紹介したのは第281回、その時は一人、その前はyousaku氏と二人だった。sakuraと来たこともある。思えば、けっこう来店している店であった。
 
 まずは、レモンサワー(320円)を二つ頼んだ。もつ煮込み(380円)と冷やっこ(260円)がつまみである。先払いの最初の支払いは1,280円。
 私達が立った場所はドリンク類を作る場所である。すぐ目の前の棚の中にサワーグラスが沢山並んでいる。注文にすぐに答えられるように、そのサワーグラスには焼酎が下から4センチ程入っていた。この焼酎の量は凄い。
 
 先客の方々が帰って行く。我々以外に二人の方が立っているだけになった。静かである。
 「こういう静かなのもいいね」とyousaku氏
 
 壁を見ると大きく釜揚げしらすからし醤油あえ(400円)と書いてある。頼む。釜揚げしらすとくれば、やはり日本酒である。大徳利(490円)も追加した。

 カウンターに向かい、目の前の青年の手元を見ながらyousaku氏と話す。こんな静かな石松は初めてである。当然のように、今までに一緒に行った店の話になる。城南居酒屋探偵団横浜支団長であるyousaku氏とは、酒場に関するセンスが本当によく合うのだ。

 午後8時40分から9時20分まで、40分ほどの滞在。二人で支払ったお金は2,170円であった。

 桜木町駅からJRに乗り、yousaku氏は横浜駅で降りた。このまま、京浜東北線で大人しく帰ればよいものを次の街を散歩(徘徊)するうちに、ある店に入ってしまったのである。
 本当に偶然であるのだけれど、そのお店では、驚きのイベントが待っていた。

 (つづく)



桜木町 立ち飲み「石松」
住所 神奈川県横浜市中区桜木町1-1 ぴおシティ B2F
電話 045-201-1320
定休日 不定休
営業時間  ?
交通 JR根岸線桜木町駅下車徒歩5分・横浜市営地下鉄桜木町駅下車徒歩2分

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日ノ出町 大衆酒場「栄屋」

居酒屋探偵DAITENの生活 第359回 2010年8月7日(土) 【地域別】  【時間順】



【居酒屋探偵DAITENの生活】 ついに紹介店300軒!

日ノ出町 大衆酒場「栄屋」


 日ノ出町大衆酒場栄屋外観
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 今日は横浜の長年の友人であり、城南居酒屋探偵団横浜支団長であるyousaku氏と共に横浜市内のバスの旅。巡り巡って降り立った街は阪東橋。少し歩くと横浜橋商店街がある。一度行ってみたいと思いながら行けなかった街である。
 落語家の桂歌丸師匠の地元としても有名である。yousaku氏は弟子の桂歌助師匠とお知り合いとのこと。
 yousaku氏と二人、横浜橋通商店街を歩いてみる。生鮮食品のお店が多く、下町的雰囲気を残した庶民的商店街である。
 今回はyousaku氏がデジタルカメラを持って撮影班に廻ってくれた。ゆえに、私のブログとしては珍しく写真が多いのである。以下はyousaku氏撮影の写真である。
 
 横浜橋通商店街その1 ← 「薬ヒグチ」の黄色い看板とのぼりが懐かしい。

 横浜橋通商店街その2 ← アーケードの天井が開くのがとてもよい。

 横浜橋通商店街その3 ← 「二見屋金物店」の外観、実に渋い。看板の店名は昔風の「二見屋刃物店」となっている。
 
 横浜橋通商店街その4 ← 路地に入ってみると「立ち飲み店」があった。立ち飲みといっても椅子がちゃんとあって、地元の皆さんの楽しむ店である。二人とも遠慮してしまった。

 横浜橋通商店街その5 ← 路地を入ると「横浜橋市場」である。

 横浜橋通商店街を抜けると、アーケードが無くなり、小さな商店街があってから中村川という川に出る。そこは三吉橋である。中村川の上は首都高速神奈川3号狩場線が通っている。そして、三吉橋のたもとには有名な大衆演劇の劇場「三吉演芸場」がある。(写真)

 三吉演芸場 ← 「三吉演芸場」

 大衆演劇の劇場は東京都では浅草・木馬館大衆劇場十条・篠原演芸場、神奈川県では川崎・大島劇場とこちらの横浜・三吉演芸場がある。大衆演劇の公演については「演劇ネット」「大衆演劇「公式」総合サイト0481.JP」で知ることが出来る。

  ※  ※  ※
 
 三吉演芸場の前を離れ、中村川の脇を少し歩いてから浦舟町の交差点辺りでタクシーに乗り、京浜急行の日ノ出町駅近くまで行った。そして、長者橋という橋の近くでタクシーを降りた。
 そこに、yousaku氏前回御一緒した店と同じく吉田類の酒場放浪記で紹介されたお店がある。
 その店とは、居酒屋の街として有名な野毛に隣接する街、横浜市日ノ出町大衆酒場「栄屋」さんである。
 
 外観は、まさに古典酒場の風情。曇りガラスの向こうから灯りが漏れ、白地に黒い文字で「栄屋酒場」と書かれた暖簾が掛かっている。しばし、外から店を眺めてから、暖簾をくぐって中に入った。
 店内は思いの外狭い、左手には手前から奥に向かって四人席が二つ並び、一番奥のテーブルだけは椅子が三つしかない。右手も手前から奥に向かって四人席が二つ並び、一番奥のテーブルは壁につけてあり、二人で奥に向かって並んで座るようになっている。左手の手前二つと右手の一番手前の席には先客の方々が座っておられる。右手手前から二つ目の席は予約席の札が置かれ、グラスと箸が置かれていた。左手一番奥のテーブルには何やら日用品が置かれており、そこに女将さんが座っておられる。
 仕方なく、右手の一番奥の席に並んで座った。しかし、目の前の壁に手書きの黒板メニューが掛けてあり、一番奥の高い位置にテレビが置いてあって、メニューもテレビも見やすい、結果的には一番良い席であった。女将さんは「五番さん」とこの席を呼んでいた。
 
 まずは、瓶ビール大瓶をお願いする。すると、女将さんが「ビールはキリンとドライとがありますが・・・」とおっしゃる。二人とも迷うことも相談することもない。「キリンで・・・」とyousaku氏が答えた。

 キリン・クラシック・ラガー大瓶(610円)が出てきた。お通し等は無い。クラシック・ラガーを飲みながらメニューを見上げ、二人で何を食べるか相談をする。まずは、カツオ刺し(750円)と鯨刺身(700円)を選んだ。

 ビールがうまい。まずは、カツオが出てくる。ニンニクと生姜の両方が添えてある。カツオは「宮城気仙沼港」で上がったものとのこと。私は鮪よりもカツオが好きな方である。
 鯨が出来上がってくる。鯨は南氷洋ミンク鯨である。こちらもニンニクと生姜が添えてある。両方とも実に美味しかった。鯨そのものを出す店が少なく、あったとしてもとても高価な場合が多い。今回は貴重な体験となった。

 「穴子天(630円)どうです?」とyousaku氏に言うと、yousaku氏も天ぷらは穴子が一番好きなのだそうである。意見一致である。
 左右の壁の高い位置に棚が作ってあって、たくさんの焼酎やウヰスキーがボトルキープされている。すごい数である。地震が来たら怖いほどの本数だ。

 穴子天といえば、冷やの酒が頭に浮かぶ。ビールの次は2級酒(340円)を2本頼んだ。「二級酒」ではなく「2級酒」と書いてあるのが面白い。常温(冷や)である。この「二級酒」という呼び方は今は珍しい。こちらのお店も昔貼ったお品書きをそのまま直さずにいるに違いない。

 政府の審査に出して「特級」「一級」に合格したもの以外は「二級」にされてしまうという不合理な制度が以前あった。特級・一級は税率が高くなるので、審査に出さない酒が多かった。審査に出さないと自動的に「二級」にされる。結果、「特級」よりうまい「二級」がたくさん存在するという変なことになってしまった。この話は日本酒好きの方はよく知っている話である。ゆえに、ある時期、「二級酒」をあえて飲む人が多くなったという話を聞いたことがある。この日本酒の級別制度は平成四年に完全撤廃されるまで続いた。
 穴子天を食べながら、ゆっくりと「二級酒」を飲んだ。

 「お勘定お願いします」と言う。
 「五番さんお勘定で~す」と女将さんが言う。奥で大将がお勘定をしている様子。

 「五番さん」である私達の御勘定は3,370円であった。7時から8時まで1時間の滞在。

 外に出ると、野毛方面へと向かった。有名居酒屋の宝庫である野毛の見学である。

 (つづく)

  ※   ※   ※

 実は、今回の大衆酒場「栄屋」さんが紹介店300店舗目となったのである。記念すべき紹介店300店目にはとても相応しいお店であった。
 なお、今までのお店については【居酒屋・時間順一覧表】や 【居酒屋・地域別一覧表】をご覧下さい。
 


 日ノ出町大衆酒場栄屋看板
 
日ノ出町 大衆酒場「栄屋」
住所 神奈川県横浜市中区長者町9-175
電話 045-251-3993
定休日 日曜・祝日 月曜休みの場合有
営業時間 17:00~23:00
交通 京浜急行日ノ出町駅下車徒歩2分

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武蔵新田 大衆酒場「白鶴」本店

居酒屋探偵DAITENの生活 第358回 2010年8月6日(金) 【地域別】  【時間順】



武蔵新田 大衆酒場「白鶴」本店


 武蔵新田白鶴本店外観
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 東急多摩川線の武蔵新田には新田浴場森の湯という黒湯銭湯が二つある。十年近く前、黒湯の銭湯巡りを趣味としていた時期には、どちらの銭湯にもよく来たものである。その帰りに寄ったのが武蔵新田の駅前にある大衆酒場「白鶴」駅前店であった。武蔵新田には、この駅前店の他に大衆酒場「白鶴」本店があるけれど、今まで入ったことがなかった。
 武蔵新田の多摩川駅方面の改札を出て左へ、すぐ右手には駅前店がある(下写真)。その前を過ぎて、左手に森の湯を見つけたら、そこにある五叉路を左に曲がる。50メートルほど歩くと左手にあるのが大衆酒場「白鶴」本店である(上写真)。

  武蔵新田白鶴駅前店外観 ← 武蔵新田「白鶴」駅前店

 店に入ったのは午後6時45分頃。駅前店に比べ、こちらの本店の方が少し小さい。右手にカウンター席8席、左手には手前から奥に向かって4人、4人、6人とテーブルがあり、一番奥に4人掛けが二つ並んでいる。店に入ってすぐ左手の階段から靴を脱いで上がってゆくお客さんもいるので、二階は座敷席のようである。

 カウンターの中は調理場。屈強な男性二人が働いておられる。きりっとしたママさんと、「おばちゃん」と呼ばれている女性がカウンターと調理場を行ったりきたりして接客をする。
 盛況である。カウンター席の一番奥の端があいていた。品物を出し入れする場所である。ちょっと邪魔で申し訳ない。まずは、生ビール(450円)と豚もつ煮込み(350円)を頼む。

 今日も暑かったので生ビールがうまい。焼き物は、かしら(90円)、なんこつ(90円)、つくね(90円)を頼む。かしらとなんこつは塩、つくねはタレである。
 2杯目にお願いしたチューハイ(330円)を飲みながら焼き物をいただく。美味しい。

 さらに、気になっていた白板に書かれたおすすめメニューから上いわし刺し(400円)を選ぶ。カウンターの一段上の部分に食べ終わった皿を上げると、ママさんもおばちゃんもちゃんと反応してくれる。お店の方達がお客さんをちゃんと見ている。注文もしやすく居心地がよい。

 好物のいわしを食べるには、やはり日本酒を頼んでしまった。地酒メニューから浦霞(450円)。
 いわしがうまい。お酒と合う。午後6時45分から7時30分まで45分ほどの滞在。短い間に3杯も飲んでしまった。
 お勘定は2,600円。カウンターの端は私にとって不思議と落ち着く場所である。いい店であった。


   ※  ※  ※

 追記 こういった酒場の多くがそうであるように、看板によって店名の前に表示されている業態が違っていた。暖簾には「大衆酒場」とあり、アクリル看板は「大衆酒蔵」になっていた。また、駅前店の方は大きく「大衆割烹」と看板に書いてあった。私としては「大衆酒場」という言葉が好きなので「大衆酒場」と認識させていただくことにした。

 武蔵新田白鶴本店看板
 

武蔵新田 大衆酒場「白鶴」本店
住所 東京都大田区矢口1丁目16-18
電話 03-3757-1777
定休日 
営業時間 11:00~13:00/16:30~23:00
交通 東急多摩川線武蔵新田駅下車徒歩3分

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綱島 立ち呑み「下田商店」

居酒屋探偵DAITENの生活 第357回 2010年8月1日(日) 【地域別】  【時間順】



※2010年8月5日 540,000カウント通過 感謝!

綱島 立ち呑み「下田商店」


 綱島立ち呑み下田商店外観
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 日曜日の午後である。sakuraと2人、久しぶりに東急東横線の綱島駅近くにある「綱島ラジウム温泉東京園」に行こうということになった。
 東急目黒線に乗ると、浴衣姿の若い男女をたくさん見かけた。電車が駅に止まる度にどんどんその人数は増えてゆく。横浜で花火大会が行われるのである。その花火大会は横浜市西区のみなとみらい臨港パークで行われる神奈川新聞花火大会であった。乗った電車が日吉止まりであった為、日吉駅で降ろされてしまった。ホームは花火大会へ向かう人でいっぱいである。日吉駅は地下駅なので、電車からの排気熱と人の熱気でかなり暑い。本当は温泉に入る前に飲酒をするのは身体によくないのである。しかし、暑さでのどが乾いている。綱島駅に到着すると、そのまま帰りに寄るつもりだったその店に直行してしまった。綱島駅に到着した午後4時45分頃である。しかし、こちらのお店は午後4時から営業してくれているのである。綱島駅南口改札を出たら右に行き、駅前のT字路の真ん中の道を行く。それから次の十字路を右に曲がると右手にその店はある。店名は立ち呑み「下田商店」

 立ち呑み「下田商店」の情報は東京城南居酒屋探偵団団員立ち呑み部部長からのものである。
 店の前には立ち呑み用の手作りのテーブルが二つ出ている。「下田商店」と書かれた藍色の暖簾の向こうに、冷気や暖気を逃がさない為であろうビニールのしっかりしたカーテン状の扉がある。これを開いて中に入るのだ。
 中に入ると、左手に冷蔵庫があり、その中に小皿に盛った様々なつまみが入っている。置いてあるお盆の上に、割り箸、紙おしぼりと共に、冷蔵庫から出した好きなつまみを乗せる。その後、少し奥へ進み、お盆をカウンターの上に乗せ、そこにいる若い女性店員に飲物を頼むのである。

 つまみは、鮪ぶつ(150円)、エシャレット(150円)。飲物は、角ハイボール(250円)を私が選び、sakuraプレミアムモルツ生(300円)にした。カウンターの上に置いてあるがついたままのきゅうりが良い。
 合計850円を支払って、入口方面に戻れば喫煙して良い場所であり、右手奥に進めば禁煙スペースになっている。この分煙は素晴らしいと思う。私達のような煙草をまったく吸わない人間にとっては最高の店である。

 入ってすぐの喫煙スペース側には、4人くらいが立てるテーブルが3つ、6人くらいが立てるテーブルが1つある。禁煙スペース側は8人くらいが立てる壁際L字カウンターに、4人ほどが立てるテーブルが1つと6人くらいが立てるテーブルが1つあった。
 禁煙スペースの中には、誰もいなかった。4人掛けテーブルにお盆ごと置いて飲み始める。ハイボールがうまい。立ち呑みテーブル下に荷物入れもある。

 話しているうちにsakura御意見ノートに気が付いた。これは素晴らしい。中を読むと、圧倒的に「ホッピーを置いて欲しい」との意見が多い。私自身もホッピーがは飲みたい。しかし、これだけ安い価格の店で高いと感じさせない価格でホッピーを売るには、サーバーを使わない限りは無理であろう。また、瓶のホッピーを置かない理由は、瓶ビールを置かないのと同じ理由に違いない。

 禁煙スペースに新しい方が入ってこられた。お盆の上に飲物とつまみを乗せていた。手に荷物を持っていて片手だったのか、バランスを失い、生ビールのジョッキが倒れてしまった。ビールが私のズボンにも掛かってしまう。「すいません」と言いながらその方も驚いておられる。すると、すぐに気づいたお店のスタッフが何人か駆けつけてくれた。床の清掃をしたり、その方や私に紙タオルを渡すなどしてくれる。すぐにそれ場は奇麗になった。お店の対応が早いのがとても良い。こういう時は第三者であるお店のスタッフが間に入り、素早く対応することが肝心である。プレミアムモルツの生ビールジョッキは背が高いので、特に転倒には気を付ける必要だ。背が低くずんぐりとした形の普通のモルツのジョッキが私は好きである。

 2杯目は、私はジンジャーハイボール(300円、SAKURAはハ海山特別純米酒(400円)にした。お酒に合うつまみを選び、こまい(150円)、糠づけきゅうり(100円)にする。糠づけは塩かげんが良い。こまいも美味しかった。2回目の支払いは950円。

 午後4時45分から6時まで1時間15分ほどの滞在。支払った金額は1,800円であった。一人当たり900円は安い。飲物も食べ物も安い価格で提供されている点。分煙されている点。駅から近い点。どれも良い点ばかりである。
 但し、混み合った場合、飲食物の受け渡しカウンター前に列が出来てしまうかもしれない。我々が店を出る頃から混み合い始めていた。
 経営母体は寿司店とのこと。魚類の仕入れルートがしっかりしているに違いない。魚中心のつまみをこれからも安く出して欲しいものである。
 デフレ時代の中、セルフサービスの立ち呑みという、この業態はこれから延びるに違いない。

  ※  ※  ※

 綱島ラジウム温泉 東京園

 綱島ラジウム温泉東京園外観 ← 綱島ラジウム温泉 東京園

 「下田商店」を綱島駅の改札前を通って東側に出る。目の前の通りを渡り、まっすぐ行くと左斜め方向に行く道がある。そこをすすむと綱島街道にでた。道の向こうに本日の最終目的地、綱島ラジウム温泉 東京園が見える。古いタイプの黒湯温泉施設である。
 入浴後、冷房のきいた脱衣所から出ると、宴会場やくつろぐスペースには冷房がない。しかし、目の前に広がる芝生の庭園から気持ちよい風が吹いてきた。

 売店でホッピー(250円)を頼んだ。最初に出てきた女性の方は、ホッピーが何であるかをまったく知らない様子である。ホッピー瓶と空の小さなビニールカップだけを出してホッピー代250円とコップ代10円をとった。焼酎が無い。
 「これでは焼酎がないので・・・酔えないんですけど」と言ってみる。自分で言って笑ってしまう。
 すると、奥からベテランの女性の方が登場。ホッピー(250円)を頼まれたら、ホッピー瓶と大きめのビニールカップに氷と焼酎を入れて250円をお客さんからもらうように、最初の女性の方に説明していた。焼酎のワンカップを別に買い、ホッピーだけ(200円)を買う人もいるのだそうである。最初の女性の方の勘違いも解る。

 午後7時に店内売店のシャッターが閉まる。シャッターが閉まる前に、浴室側から出てきたsakuraかもつくね(100円)と生ビール(300円)を買ってきた。私は、店内の自動販売機で本搾りチューハイ(170円)を購入。隣の広い宴会場からカラオケの歌が聞こえてくるけれど、窓が開け放たれているのでそれほど気にはならない。
 風呂あがり、広い庭を眺めながら飲むこの時間は至福である。



 
 綱島立ち呑み下田商店看板

綱島 立ち呑み「下田商店」
住所 神奈川県横浜市港北区綱島西1-6-4
電話 045-593-6437
定休日 無休
営業時間 16:00~24:00
交通 東急東横線綱島駅下車徒歩1分

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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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新岳大典作小説リンク
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